医学講座

無影灯への思い

 昨日の院長日記、
 無影灯のプロ
 …にさくらんぼさんから、
 コメントをいただきました
 すみませんm(_ _)m 無影灯 とはなんだかわからないのですが、
 ドクターXもこうのどりも毎回観ていましたが、
 どこにでてきたのでしょうか?
 手術室の丸い電灯ですか?

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 無影灯は、
 下のTVの画像に映っている、
 右上のライトです。
 外科医が、
 いい手術をするためには、
 照明がとても大切です。
 よく見えないと、
 いい手術ができません。
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 東京からいらしてくださった、
 無影灯のプロの社長さんは、
 実によく手術のことをご存知でした。
 無影灯を設置した後で、
 手術室に入られて、
 実際に手術を見学され、
 ちゃんと術者が満足しているか確認されるそうです。
 すごいことです。
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 私には無影灯に対する思いがあります。
 63歳の私は、
 美容形成外科医になって15年です。
 その前は、
 大きな病院の形成外科医でした。
 大きな病院には、
 中央手術室とか、
 中央手術部という立派な手術室があります
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 500床程度の病院で、
 10以上の手術室があるのがふつうです。
 中央手術部には、
 大小さまざまな手術室があります。
 大きな手術室は、
 だいたい腹部外科や胸部外科など、
 メジャーと呼ばれている診療科が使います。
 形成外科はマイナーです。
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 一年間の手術件数で数えると
 小さな手術が多いこともあり、
 形成外科はトップクラスになることもあります。
 悲しいことに、
 後発組で、
 マイナーの形成外科が使う手術室は、 
 一番奥の小さな手術室が多かったです。
 ついている無影灯も、
 形成外科が使う部屋は、
 古い無影灯か小さな無影灯でした。
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 形成外科は、
 頭から足まで、
 からだじゅうを手術します。
 皮弁採取部と、
 皮弁移植部のように、
 2箇所で同時に手術をすることもあります。
 はっきり言って、
 満足な無影灯はありませんでした。
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 助手が皮弁採取部を縫合する時の無影灯は、
 小さな無影灯でした。
 助手は先輩より下手なのに、
 満足な明かりもなくて、
 苦労して皮弁採取部を縫合した思い出もあります
 明るくて、
 大きな無影灯
は私のでした。
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 13年半使っている今の無影灯は、
 私の理想の無影灯です。
 新しいクリニックにも、
 いい無影灯を設置していただきます。
 東京からわざわざいらしていただきありがとうございました。
 下の写真はテレビ局のセットだと思います。
 おそらくいらしてくださった社長さんが、
 取り付けられたと思います。
 すごい方でした。

TBSのHPから引用

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