昔の記憶

水道管の凍結

 寒い日が続いています。
 今朝のTVで東京の水道管の凍結をやっていました。
 うちの奥さんが北海道に嫁に来た時、
 水道が凍結する
 水道がこおって水が出なくなる
 夜寝る前に水道の水を落とす
 …ということがわかりませんでした。
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 新婚の頃に住んだのは、
 家賃4万5千円程度(管理費含)の、
 札幌市北区新琴似にある、
 2DKの公団住宅です。
 人生で一番いい時期でした。
 公団住宅でも、
 8階建でガスのセントラルヒーティングでした。
 水道が凍結することはありませんでした。
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 大変だったのが、
 地方の病院に勤務した時でした。
 美唄労災病院も、
 釧路労災病院も、
 病院のそばに宿舎がありました。
 平屋建ての住宅でした。
 私が医者になった40年前は、
 とても寒い住宅でした。
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 台所
 トイレ
 風呂

 それぞれに水道があり、
 止水栓しすいせん
 …という水を落とす装置がありました。
 水道管の中の水を地中に落とす装置です。
 水道管の中の水を抜いて、
 空っぽにしておきます。
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 そうすると、
 凍って水道管が破裂することもなく、
 水が出なくなることもありません。
 水洗トイレのタンクの水も抜いて、
 便器の水がたまっているところには、
 車の不凍液や、
 寒冷地用のウィンドウウォシャー液を入れます。
 そうすると凍結しません。
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 私が子供の頃には、
 よく水道が凍結して、
 ヤカンのお湯をかけていました。
 今は北海道の子供たちでも、
 水を落とす
 …ということを知りません。
 いい時代になったものだと思います。
 その代わり、
 災害で電気が止まると
 すぐに凍結しますし、
 水も出なくなります。

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