医学講座
心臓ペースメーカーの緊急連絡先
今日は2018年12月30日(日)です。
札幌美容形成外科は今日で2018年の手術を終わります。
実は抜糸の患者さんだけ、
2018年12月31日にも診療をします。
大晦日まで出勤してくれる職員に感謝です。
お正月の間も、
緊急の連絡は私が転送で受けることになっています。
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昨日の、
心臓ペースメーカー装着者の手術2018
…の続きです。
めったに起こることはありませんが、
心臓ペースメーカーも機器です、
不具合が発生することが考えられます。
そのために、
ペースメーカー手帳という、
目立つ手帳を患者さんは常に持っています。
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その手帳には、
ペースメーカーの製造業者名や、
設定値が書かれています。
最後のほうに、
メーカーの連絡先も書かれています。
私が以前に手術をした方のメーカーは、
24時間365日対応のフリーダイアルがありました。
昨日の1万円(税別)のメーカーに、
12月29日(土)午前中に電話をしました。
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女性の声で自動音声が流れました。
○○ジャパンでございます。
12月29日より1月4日まで年末年始休業をいただいております。
恐れ入りますが1月5日以降の通常営業時間内に
あらためてお電話くださいますようお願い申し上げます。
営業時間は土曜、日曜、祝祭日を除く午前9時より午後6時30分までです。
お電話ありがとうございました。
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言葉は丁寧でしたが、
はっきり言ってまたがっかりしました。
1月4日まで年末年始休業で電話が通じません。
その上、
2019年1月5日は土曜日です。
この会社は、
1月5日以降の通常営業時間内に
…と言っているのに、
土曜日で休みです。
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もし心臓ペースメーカーを埋め込んだ人が、
年末年始に急病になったらどうするのでしょうか?
日本には僻地も離島もあります。
救命救急センターが整備された都会だけではありません。
せめて臨床工学士の資格を持った人が、
年末年始も対応できるようにすべきだと、
私は強く感じました。
厚生労働省に検討していただきたいです。