わきが
子供のわきが治療への思い
子供さんのわきが治療への私の思いです。
本人には何の責任もないのに、
他人とちょっと違うにおいがするだけで、
指摘されたり、
いじめられたり、
気になるのは気の毒です。
何とかしてあげたいです。
■ ■
はっきりしているのは、
中学生でわきが手術を受けるのは、
まだ早いです。
わきが手術は一度してしまうと、
瘢痕はんこん
…という組織が皮膚の下にできてしまいます。
再手術をするのはとても大変です。
■ ■
また、思春期は、
人生の中で一番成長する時期です。
一年間に数センチも身長が伸びます。
残念なことですが、
この時期に手術をしても、
キズが目立ちます。
肥厚性瘢痕ひこうせいはんこんという、
赤いケロイドのようなキズになることがあります。
■ ■
お母さんがわきが体質だったとすると、
子どもにはつらい思いはさせたくない
…という親心もわかります。
子どもさん本人は何も気にしていないのに、
お母さんが心配して受診する方もいます。
わきが治療は大変です。
私は本人が強く治療を希望しない限り、
子どもさんの治療はしない方針です。
■ ■
手術も大変ですが、
手術以外の治療も大変です。
ミラドライもレーザーも麻酔が必要です。
子どもさんのにおいが気になったら、
まず本人によく確かめてみて、
本人が治療を希望すれば受診してみることです。
下のHPやマンガページも参考にしてください。
■ ■
わきが手術と年齢①
マンガでわかる美容形成38ワキガと手術の年齢
中学生のわきが治療2019
レーザーによる中学生のわきが治療
保険適応の難しさ
アポクリン腺の発達と子持ち昆布