わきが
保険適応の難しさ
昨日の院長日記、
レーザーによる中学生のわきが治療
…にさくらんぼさんから、
コメントをいただきました。
中学生のレザー治療ぜひ保険適用に先生の生きているうちにしてほしいです
ありがとうございます。
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残念ですが、
想像以上に難しいのが保険適応にすることです。
形成外科は、
ず~っと長い間、
保険適応で苦労してきました
私が忘れられないのが、
日本形成外科学会の重鎮だった、
東京厚生年金病院形成外科の、
故中村純次先生です。
■ ■
若い形成外科の先生には信じられないと思いますが、
昔は小耳症しょうじしょうで、
耳介をつくることすら、
保険では認められていませんでした。
昭和50年の毎日新聞社会欄に
「ボク、左耳がほしい。健保なぜきかないの?」
という記事が出ました。
耳がない病気の子どもさんが、
当時の田中厚生大臣に手紙を書きました。
その翌日に、
「左耳、手術できるよ」と、
田中厚生大臣が健康保険の適応を認め、
それが毎日新聞の記事になっています。
■ ■
私たちが行っている、
腋臭症手術皮弁法ができたのは、
平成の時代になってからです。
私が形成外科医になった時にはありませんでした。
日本には、
わきが
えきしゅう
におい
…で困っている人がたくさんいます。
参議院議員選挙では注目されないでしょうけど、
わきが治療の保険適応を増やしてほしいです。