わきが
中学生のわきが治療2019
今日は2019年7月6日(土)です。
札幌はいいお天気です。
久しぶりにわきが治療のお話しです。
中学生のわきが手術
2011年3月28日の院長日記です。
中学生になると、
わきのにおいで悩む子供さんがいます。
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わきが手術についての私の考えです。
中学生はアポクリン腺が未発達です。
ワキガ手術は、
外科的にアポクリン腺を取り除く手術です。
アポクリン腺が未発達な状態で手術をしても、
その後にアポクリン腺ができる可能性があります。
そうすると…
せっかく手術をしたのに…
また臭いがすることがあります。
■ ■
つまり、
中学生でわきが手術は早い
…というのが本間説です。
耳あかの遺伝学
2008年2月20日の院長日記です。
ヒト染色体のうち16番目の染色体上に存在する
ABCC11という遺伝子を持った人が、
耳垢が湿っています。
日本人の5人に一人と言われています。
■ ■
この遺伝子を持った人が、
全員においが強いのではありません。
ある一定の条件がそろった場合に、
においが強くなります。
その条件が、
発汗量なのか?
アポクリン腺の量なのか?
私にもわかりません。
■ ■
中学生でも、
わきや手足の発汗が、
異常に多い子供さんがいます。
発汗が異常に多くて、
わきが常に湿った状態だと、
細菌が繁殖してにおいが強くなる可能性があります。
わき汗ボトックス注射で発汗を減らすと、
汗が少なくなります。
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昨年はじめた新しいわきが治療は、
手術にはかなわないものの、
アポクリン腺を破壊することがわかりました。
中学生でにおいで困っていて、
本人も治療を希望している人で、
痛みに耐えられる子供さんには、
手術以外の方法も選択肢の一つになると思います。
残念ながら十分なエビデンスはありません。