医学講座
スキンバンクへの思い
昨日の院長日記、
スキンバンクに興味を持っていただきありがとうございます。
私自身には、
スキンバンクへの思いがあります。
痛恨の思いは、
スキンバンクの大切な皮膚を使わせていただいたのに、
救命できなかった患者さんです。
■ ■
日本熱傷学会では、
スキンバンク摘出・保存講習会を開催しています。
私も札幌医大在職中に参加しました。
熱傷治療に、
熱い思いのある先生たちが毎年参加しています。
営利目的ではなく、
広範囲熱傷の救命率を上げるためです。
■ ■
私はうちの奥さんから、
あなたは変わっているから、、、
…とよく言われます。
自分でも認めます。
私は変わっています。
変人です。
自分の葬儀にもこだわりがあります。
けちな男なので、
死んでもただ灰になるだけは望みません。
■ ■
もし私が亡くなったら、
うちの奥さんか、
私の子どもが、
おそらく、
日本臓器移植ネットワークへ連絡することになると思います。
私は札幌市内の病院に搬送され、
手術室で黙祷をしていただき、
私の皮膚や臓器を提供します。
私らしい人生の最後だと思っています。