医学講座

急変、病院決まらへん

 今日は2021年5月31日(月)です。
 札幌は晴れのいいお天気ですが、
 寒いです。
 明日から6月なのに、
 第4波の変異株がこわいです。
 今朝の北海道新聞に、
 大阪の民間救急のことが載っていました。
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 2021年5月31日、北海道新聞朝刊の記事です。
 急変「病院決まらへんか」民間救急 患者宅で6時間も
 病院決定まで長時間足止め―
 新型コロナウイルス感染拡大で医療が逼迫する大阪府。病床が不足し、自宅療養中のコロナ患者の容体が急変しても搬送先が決まらないケースも多い。
 堺市と連携し患者の搬送や現場処置に当たる民間の救急事業者に同行、実情を見た。
 「準備をお願いします」。5月中旬、堺市内。車両でコロナ患者を搬送中の民間の救急救命士2人に夕方、別の出動要請が入った。
 患者を病院に送り届けた後、新たな患者宅に急行。自宅療養中に悪化した60代男性で、市消防局の救急隊から容体の引き継ぎを受け酸素投与などを行った。要請から約1時間半後、病院に搬送。「今回はすぐ病院が決まって良がった」。救命士8年目の彦坂拓さん(31)が胸をなで下ろした。
 堺市は5月から、民間救急事業者アンビュランス(大阪市)と連携。コロナ患者宅にはまず消防の救急
隊が向かうが、搬送先が決まらなければ同社の救命士に現場処置や搬送を引き継いでいる。救急隊が現場で長く足止めされるのを防ぎ、他の患者への対応をスムースにすることが狙いだ。
 市消防局救急課の堀英治課長(46)は「民間の力を借りて限りある救急資源を有効活用し、次の出動に備えることができている」と効果を語る。
 一方、病院が見つがるまで同社の救命士が感染者宅で処置を長時間続ける事例は少なくない。彦坂さんもこの2日前、堺市の40代男性患者の自宅で約6時間、足止めとなったばかりだ。
 会社で当直の仮眠中、午前5時ごろ出動要請。約50分後、男性宅に駆け付けると、リビングに座り込み「ゼーゼー」と荒い息でせき込んでいた。
 救急隊から引き継ぎを受けたが容体が徐々に悪化。男性は「まだ病院決まらへんか」「迷惑掛けてごめん」と繰り返す。彦坂さんは「大丈夫ですよ」と声を掛けなから酸素投与を続け、ようやく正午前に搬送先が見つかったとの連絡を受けた。
 「病院が決まると涙を流す患者もいる」。彦坂さんが切実な現場の状況を語った。府内では、自宅療養中や入院調整中に症状が悪化し、死亡した事例も報告されている。
 感染収束が見えない中、同社の畔元隆彰社長(38)は、さまざまな場面で民間の医療従事者を活用するよう提案する。「行政職員はすぐには増やせない。すでにある組織の人材を役立ててはどうか」と話した。

(以上、北海道新聞より引用)

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 札幌では聞いたことがありません。
 病院決まらへんか?
 迷惑掛けてごめん

 …と話された患者さんの顔が目に浮かびます。
 搬送できてよかったです。
 なんか変です。
 インドで1200人もお医者さんが亡くなっています。
 くれぐれも感染しないように気をつけましょう。
 明日は自分が感染するかも?です。

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