医学講座
選挙の投票日にワクチン接種を
今日は2021年5月14日(金)です。
札幌は晴れのいいお天気です。
八重桜とチューリップが満開です。
お花はきれいですが、
世の中は深刻です。
新型コロナの感染者数が増えています。
何とかワクチン接種を早くしなくては、
感染をコントロールできません。
■ ■
高齢者のワクチン接種予約がはじまりましたが、
なかなか予約が取れません。
全国民にワクチン接種となると、
いつのことやら?
…と不安になります。
国民の大部分に、
大規模なワクチン接種をしたことがありません。
国にも自治体にもノウハウがありません。
■ ■
ワクチン接種で大変なのは、
注射ではありません。
問診で持病やアレルギーを聞いたり、
注射器にワクチンを吸って準備するのが大変です。
ワクチン接種後に具合が悪くなった人を、
しっかりサポートするのも大変です。
短期間にワクチン接種を完了するには、
今までの方法ではできません。
■ ■
私は今年任期満了を迎える、
衆議院議員選挙の日に、
投票会場でワクチン接種をするのがいいと思います。
もちろん不在者投票でもワクチン接種をします。
今から準備すれば、
秋までには何とかなると思います。
ワクチンが準備できなかったら、
年齢によって接種する人を分けるのがいいです。
■ ■
選挙会場では本人確認ができます。
自治体の人がたくさん来ているので、
自治体職員にも問診をしてもらいます。
予診票を書いてきてもらって、
チェックするだけなら資格がなくてもできます。
問題がある人だけを、
有資格者の看護師や保健師がします。
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ワクチンの準備は、
薬剤師や臨床検査技師がします。
微量の薬液を注射器に吸って準備するのは、
医師よりも臨床検査技師が上手だと(私は)思います。
注射は看護師がします。
一つの投票会場にある程度の看護師がいればできます。
医師は2人で交代しながらします。
私でよければ投票所に手伝いに行きます。
こんなことでもしなければ、
遅れている日本のワクチン接種は進みません。
投票所でワクチン接種をすると、
過去最高の投票率になります。