医学講座

札幌の集団接種がはじまりました

 今日は2021年5月25日(火)です。
 昨日、札幌でも集団接種がはじまりました。
 2021年5月25日、北海道新聞朝刊の記事です。
 高齢者接種 札幌1360人 コロナワクチン 道内で本格化
 札幌市が市内の一般高齢者向けに行う新型コロナウイルスワクチンの接種が24日、市内2カ所の集団接種会場と、個別接種を行う各医療機関で始まった。集団接種会場では事前予約した75歳以上の市民計1374人のうち、計1360人が接種を受けた。市によると、副反応などを訴える人はいなかったが、ワクチンを希釈する際に注射針が破損し3人分のワクチンが廃棄された。
 集団接種会場の一つの札幌パークホテルでは、初日は1217人が接種。高齢者が午前9時前から列を作り、医師の問診後に個室で順番に注射を受け、副反応がないか会場内で待機した。市によると、同日は集団接種2会場で計11人のキャンセルがあり、使用できなくなったワクチンは各会場のスタッフに接種した。
 札幌市は高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生を防ぐため、4月から福祉施設に入所している高齢者らに優先接種を続けている。今回は一般高齢者として75歳以上の市民約27万人が対象。市はかかりつけの個別接種を基本としているが、できない場合は市が設けた集団接種会場で受けることができる。
 道内の一般高齢者向けのワクチン接種は24日、旭川、小樽、岩見沢の3市でも開始。8日から始まった江別、千歳両市などを含め、道内人口上位12市中9市で行われており、接種作業が本格化している。
 ワクチン接種場所を巡り、札幌市は6月中旬に市内白石区に大規模接種会場を新たに設置する予定。65歳以上の高齢者計約54万人分のワクチンを7月末までに確保できる見通しで、市は個別接種を行う医療機関と集団接種会場を併用し、政府が掲げる7月末の接種完了を目指す。その後は、64歳以下の市民や近隣自治体の住民に対象を広げる予定。(阿部里子、山村麻衣子)

集団接種会場に設けられた個室でワクチン接種を受ける高齢者=24日午前10時45分、札幌パークホテル(浜本道夫撮影)

 集団接種運営に課題も 札幌2会場開始 一時行列
 札幌市が一般高齢者向けに新型コロナウイルスワクチンの集団接種を始めた24日、計1360人が接種した市内2カ所の会場では重い副反応が出た高齢者は確認されず、接種自体に大きな問題はなかった。ただ、予約電話がつながらないとして会場を直接訪れ、接種を認められないまま会場を後にする高齢者が相次ぎ、一時的に混雑した会場内で「密になり、感染が不安」と運営改善を求める人もいた。
 接種会場となった札幌パークホテル(中央区)と札幌エルプラザ(北区)の受付前には午前9時半の開始前から、それぞれ10~30人ほどが列を作った。
 札幌市は原則として高齢者にはかかりつけ医での個別接種を促し、集団接種はかかりつけ医がおらず、接種できる医療機関が近くにない人が対象だ。開始50分前の午前8時40分にパークホテルに到着し、列に並んだ北区の無職吉水厚子さん(79)は「40年ほど風邪もひいておらず、かかりつけ医はいない。少し早いが、余裕を持って来た」と話した。
所要時間30分
 来場者は医師の問診後、個室で注射を打ってもらい、副反応に備えて15分ほど会場内で待機する。受け付けから終了までおおむね1人30分ほどで終わった。
 中央区の無職大畠勇さん(77)は「気分が悪くなることもなく、ひと安心。今後も油断せずに感染に気をつけたい」と話した。一方、中央区の無職門脇幸治さん(74)は「注射の痛みはなかったが、肩のあたりが少し重たい。接種の安心感より肩の違和感の方が気になる」と不安げに話した。
予約ない人も
 インターネットと電話で受け付けた接種の予約は初日の19日、ネット枠は40分で埋まり、電話は終日つながりにくい状態が続いた。このため予約なしで接種会場を訪れる人が相次いだが、いずれも受付で接種はできないと伝えられ、会場を後にするしかなかった。
 パークホテルに来た東区の早坂勝さん(83)は「会場なら予約できるかもしれないと来てみたが、担当者からコールセンターの電話番号を書いた紙を渡されただけ。電話をかけてもつながらないのに、どうすればいいのか」と憤った。エルプラザでも北区の無職男性(84)が「感染が怖くて接種を受けたいのに電話もつながらず、ネットのやり方も分からない。もう接種を受けるのをやめた」と怒りが収まらない様子だった。
「リスク高い」
  約1200人が接種を受けたパークホテルの受付前は時間帯によって数十人の列ができ、受け付けまで数十分立ち続ける人も。豊平区の無職河村スミ子さん(89)は「立ちっぱなしの時間が長く疲れた。足腰の弱い高齢者にもっと配慮して」と注文を付けた。
 床には前後で一定の間隔を空けるための目印はなく、係員が時折、互いに近づきすぎないよう呼び掛けるだけ。南区の無職女性(83)は「並んでいる時は密集し、おしゃべりする人もいて感染リスクが高いと思った」と振り返った。
 2会場ともJRや地下鉄の駅近くだったが、高齢者には必ずしも便利ではなかったようだ。西区の主婦(85)はマイカーで送迎してくれる家族がおらず、バスや地下鉄も乗り換えに自信がないため仕方なくタクシーで移動した。
 「往復で6千円近くかかる。高齢者が大勢受けるのだから、せめて市内10区にそれぞれ接種会場をつくってもよかったのでは」と疑問を呈した。(加藤祐輔、高田かすみ、村上辰徳)

一般高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの集団接種が始まり、会場の受付前に列をつくる高齢者たち=24日午前9時55分、札幌パークホテル(浜本道夫撮影)
(以上、北海道新聞より引用)

      ■         ■
 やはり会場に直接行く高齢者がいらっしゃいました
 無理もないと思います。
 会場なら予約できるかもしれないと来てみたが、
 担当者からコールセンターの電話番号を書いた紙を渡されただけ。
 電話をかけてもつながらないのに、
 どうすればいいのか

 お怒りはごもっともです。
      ■         ■
 私はかかりつけ医なんて言葉を使わずに、
 かかりつけ医がいない人もたくさんいます。
 行政の責任で各区に接種会場をつくるべきだと思います。
 衆議院議員選挙の投票会場に設置すると
 過去最高の投票率になり、
 若い世代への接種も一気に広まります。
 もし投票会場で接種することになったら、
 私はよろこんでお手伝いに行きます。
 何とか接種を早く終わらせたいです。

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