昔の記憶
雪道スタックからの脱出
今日は2022年2月14日(月)です。
今朝の札幌はまた雪です。
もう降らないでほしいです。
今日は新聞休刊日です。
昨日の北海道新聞朝刊への投稿です。
雪は大変で嫌ですが、
助け合いでいいこともあります。
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2022年2月13日、北海道新聞朝刊、いずみへの投稿です。
雪道スタックからの脱出
ある日の夕方、雪かきをしようと外に出ると、トラックドライバーが何やらあたりを見回して困っている。どうやらわだちにはまり、動けなくなってしまったらしい。
思わず金属スコップを持って駆け寄ったが、若い男性ドライバーと私だけでは当然トラックはびくともしない。すると、「スタックですか?」と若い女性が声をかけてきた。彼女は「この辺の雪を削りましょう!」とてきぱき指示してくれた。その間、タイヤにチェーンを巻いたり、木の板をかませたりするものの、まだ動かない。
そうこうしていると、近所の人が続々と集まってきた。車用品店から人を連れてくる人、勤め先から大型車とけん引ロープを持ってきた人もいたが、それでも動く気配はない。暗くなり、みんなの焦りが見え始めるころ、飲み物を差し入れてくれる人もいた。現場の仕事で手慣れているから、と若い女性は誘導棒を持ち交通整理をはじめた。
日もすっかり暮れたころ、たまたま通りかかったガスタンク車がけん引してくれ、集まった男性陣がトラックを押して、ついにわだちから脱出した。トラックドライバーは何度も頭を下げ、集まった人々は「よかったね」と拍手を送りあった。
昨年引っ越して来てから、初めて近隣住民とじっくり顔を合わせ、長い時間を過ごした。近所に心優しい人たちが住んでいることを知り、温かい気持ちになった出来事だった。
太田夢(おおた・ゆめ 36歳・主婦)=札幌市北区
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トラックは大変です。
この間の大雪で、
私の家の近くでゴミ収集車が動けなくなりました。
救援のトラックが来て動いたようです。
渋滞していると、
助けを呼ぶだけでも大変です。
近所に心優しい人たちがいるだけで、
とても温かい気持ちになれます。
北国のいいところです。