医学講座
札幌駅再開発ビル_開業遅ければ2030年度
今日は2024年2月11日(日)です。
札幌は昨夜からの雪が積もりました。
私の通勤路には除雪車が来ておらず、
歩道は雪に埋もれ、
車道の車が通ったあとを歩いてきました。
新幹線の工事前は遊歩道があって、
毎朝除雪してくれていたのに残念です。
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昨日の北海道新聞の続きです。
札幌駅再開発ビル、開業2年延期も 遅ければ2030年度 資材高騰、バスタに影響
JR北海道が、札幌駅南口に整備する再開発ビル(札幌市中央区北5西1、西2)の開業時期を、現行計画の2028年度から最長で2年間延期する方針を固めたことが9日分かった。遅ければ2030年度の開業となる可能性がある。資材価格高騰などで再開発の事業費が大幅に膨らむ見通しとなったため、事業の一部を見直し、工期を伸ばすことでコスト圧縮を図る。
再開発ビルは、JRや札幌市などでつくる再開発組合が整備する。当初計画では地上43階、地下4階、高さ約245メートルで、延べ床面積は約38万6700平方メートル。事業費は総額2500億円だったが、少なくとも数百億円以上増加する恐れがあり、圧縮が課題となっていた。
開業時期は当初、2029年秋の予定だったが、不動産・ホテル事業による収益を早めに得ようと、2028年度に前倒しした。だが、2025年大阪・関西万博の会場整備や、ラピダス(東京)による千歳市での半導体工場建設といった道内外の大型プロジェクトと時期が重なり、建設作業員や機材、資材が逼迫(ひっぱく)。設計・施工を担う清水建設(東京)が昨年、大幅な事業費の増額をJRに提示し、再び計画を変更する方向で協議に入った。
工期を最長2年延ばして作業量をならすことで、コスト削減を目指す。昨年8月末に閉館したJR札幌駅直結の商業施設エスタ(北5西2)の解体を今年3月に始める予定だったが、2024年度中に延期する。ビルの規模や最終的な費用は、清水建設と見直しに向け調整を続けている。
再開発ビル内には、交通の結節点をつくる国の「バスタプロジェクト」に基づいてバスターミナルを集約する計画があり、2029年度の完成を予定している。再開発ビル自体の完成が遅れれば、バスタの開業もずれ込む可能性が高い。
新幹線札幌延伸後、国内外からの利用を見込む再開発ビルは、JR北海道にとって経営自立に向けた象徴的なプロジェクト。新幹線は難工事で遅れが確実となっているが、札幌延伸の当初予定である2030年度末までには、ビルを開業させたい考えだ。(本庄彩芳)
<解説>JR北海道などが札幌駅南口に整備する再開発ビルの完成が、最長で2年遅れる見通しとなり、想定通り賃料収入が得られない期間が生じ、JR北海道の経営再建に影を落とすことになりそうだ。今後は道内で最も高い地上43階、高さ約245メートルとすることを目指してきたビルの規模をどこまで縮小するのかが焦点になる。
JRは2031年度の経営自立を目標に掲げた長期経営ビジョンで、再開発ビルを収益改善の柱に位置づけてきた。鉄道事業の収支が利用低迷で厳しくなる中、新たなビルに北海道新幹線の利用客を呼び込み、ホテルや商業施設から安定した賃料収入を得ることを狙ってきた。
完成の遅れは市民生活にも影響を与える。再開発に伴い商業施設エスタ併設のバスターミナルが昨年9月末に閉鎖され、利用者は駅周辺に分散した仮設停留所から乗り降りすることを余儀なくされている。各停留所を集約させる予定の再開発ビル内の新しいバスターミナルの完成が遅れれば、その分、利用者にとって今の不便な状態が続く。
今後、JRはビルの規模をどの程度縮小するかの本格的な検討に入る。規模を縮小すれば建設費は抑えられるが、ホテルや商業施設から得られる賃料収入も減る。2030年度完成の期限をにらみながら、難しい判断を迫られることになる。(長谷川裕紀)
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困ったことです。
寒いバス停が困ります。
2年も遅れると寒い冬が2回も来ます。
JR北海道の経営も心配です。
総額2500億円だった建築費が、
少なくとも数百億円以上増加は困ります。
どうしたものか?
札幌市や北海道、国にも考えてほしいです。