医学講座
心配な航空業界
今日は2021年1月23日(土)です。
今朝の札幌は雪です。
道路に積もっていました。
新型コロナの死者数が増えています。
私はワクチンに期待しています。
ワクチンが普及して、
免疫ができれば収束すると思います。
■ ■
国会で感染症の法律について論議されています。
新型コロナによる死者数が増えています。
自殺者も出ました。
とても残念なことです。
飲食店の営業時間が短縮されています。
みんな困っています。
一日も早く収束してほしいです。
■ ■
私が心配しているのが、
航空業界です。
ANAの苦境2020
2020年10月には、
2021年3月期の赤字が5100億円と予測されていました。
ANAファンの私としては、
…もっと赤字が増えているのでは?
…と心配しています。
■ ■
航空業界はなくてはならない業種です。
安全運航には、
お金も時間もかかります。
コロナ禍でANAの便数が減っています。
飛行機を安全に飛ばすためには、
点検や整備の費用もかかります。
国として航空業界を守っていただきたいです。
医学講座
新聞配達員さんに伝えたかったこと
今日は2021年1月22日(金)です。
新型コロナの感染者数が増えて、
重症者数も増えています。
楽観的に見る人もいるようですが、
私はICUに入院している重症者を思うと、
とても楽観できないと考えています。
あまりいいニュースがありません。
■ ■
今日も北海道新聞朝刊のいずみに、
とてもさわやかな投稿がありました。
新聞配達員さんに伝えたかったこと
大みそか、たらふく食べて飲んで、遅めの元日の朝を迎えてぶ厚い新聞の束を取りに行く。今年はいつもの元旦より気持ちが少し軽い。
実は昨年「新聞配達に関するエッセーコンテスト」に応募して、その中で宣言したのです。毎年、私が布団の中で眠りこけている夜明けに、ある時はいてつく闇を、降り積もった雪をこいで、この重い新聞を届けてくれるる配達員さんに感謝の言葉を伝ええます、と。
勇気を出して厚紙にマジックで「新聞、ありがとうございます。良い正月をお迎えください」と書いて、そこにどら焼きを1個を立てかけました。
翌々日の3日に配達された新聞にきれいなポストカードが添えてありました。そこには氷点下9度の中、心が温まったことなど優しい言葉が連なり「裏面は庭に咲いた花たちです」と結ばれていました。
私のほうこそ心が温まります。このホンワカした気持ちをどうしましょう。わが家の玄関ドアの前には椅子が1脚おいてあり、そこは飾りスペースとして使っています。さっそく写真たてにポストカードの押し花をいれて飾りました。
玄関フードの周りは白一色の雪景色ですが、この小さな花々は春が来ることの約束のようです。エッセーコンテストは言うまでもなく選に漏れれましたが、貴重ななきっかけをくれました。氷点下9度、どら焼きは凍っていなかったかなあ。
尾坂恵美子おざかえみこ(63歳・パート)=渡島管内木古内町

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
私が審査員だったら、
新聞配達に関するエッセーコンテストに入賞です。
とてもいいお話しです。
道南の木古内町で氷点下9度は驚きでした。
私が住んでいた大夕張は、
氷点下20度、
帯広も氷点下20度以上で、
-8℃とかだと、
今日はまだあたたかいと思った記憶があります。
新聞配達員さんに感謝して、
毎朝北海道新聞を読んでいます。
ありがとうございました。
医学講座
ワクチン接種の費用一回2070円
今日は2021年1月21日(木)です。
新型コロナの感染者数が増えています。
私はワクチンに期待しています。
感染症の歴史を見ると、
見えない敵の細菌やウイルスに勝ったのは、
人間の免疫めんえきのおかげです。
■ ■
抗原と抗体
銀杏によるかぶれ
私はとても幸運なことに、
免疫学が得意です。
理由は札幌医大の学生だった時に、
菊地浩吉先生という、
免疫学の大家から、
直接、講義を受けたからです。
菊地先生は当時、札幌医大第一病理の教授で、
のちに札幌医大学長に就任された先生です。
■ ■
私が学生だった頃、
菊地先生が医科免疫学という本を出版されました。
表紙が赤だったので、
赤本あかほんと呼ばれました。
この本が、
医学書としてはベストセラーになりました。
菊地先生の講義はおもしろく、
居眠りをする学生もいませんでした。
■ ■
私は新型コロナのワクチンができたら、
必ず接種してもらいます。
実験台になってもいいです。
知らなかったのが、
ワクチン接種の費用です。
ネットで調べてみると、
厚生労働省から通達が出ていました。
■ ■
事務連絡
令和2年12月17日
公益社団法人日本医師会 御中
厚生労働省健康局健康課予防接種室
新型コロナウイルスワクチンの接種費用について
標記について、下記の考え方により第3 次補正予算案における積算を行っております。なお、都道府県及び市町村に対しては、別添の資料で考え方を伝達するとともに、追って、交付要綱等を発出する予定です。
記
新型コロナワクチンの接種については、厚生労働大臣の指示に基づき国の負担により実施することを踏まえ、接種委託費用についても、全国統一の単価とし、接種1回目、接種2回目とも共通の2,070 円とする。(ワクチン代については、国が確保供給するため接種費用に含めない。)
6歳未満の小児に接種が行われる場合には、660 円を加算するものとする。
■ ■
正直に言って、
一回2070円でワクチンを接種してくれる医療機関が、
何軒あるだろうか?
ちょっと心配になりました。
2070円には、
診療録を作成する費用も、
人件費も、
予約などにかかる費用も含まれています。
赤字覚悟の、
公的医療機関でないと無理だと、
一人の開業医として思います。

医学講座
ワクチン一般接種、5月を想定
今日は2021年1月20日(水)です。
昨日のYahoo!ニュースにワクチンのことが出ていました。
共同通信のニュースです
ワクチン一般接種、5月を想定 医療・高齢者の終了後
政府が新型コロナウイルスのワクチン接種を巡り、医療従事者や高齢者、基礎疾患がある人への優先接種に続く一般の人への接種開始を5月ごろと想定していることが分かった。政府関係者が19日、明らかにした。河野太郎行政改革担当相は厚生労働省から聞き取りを開始し、政府が掲げる2月下旬までの接種開始へ作業を加速させた。
政府は2月下旬から同意を得た医療従事者約1万人に接種して安全性を確認し、3月中旬にはコロナの診療などに当たる医師や看護師らに接種。重症化のリスクが高い65歳以上や基礎疾患のある人には4月末をめどに終えたい考えだ。

【ワクチン工程表】12月発表の優先順位と接種時期
(以上、Yahoo!ニュース、共同通信より引用)
■ ■
今朝の北海道新聞にも載っていました。
ワクチンを3週間の間に2回接種します。
私はワクチンを打ってもらいます。
副作用のことが報道されていますが、
どんな薬にも副作用があります。
ワクチンが普及して、
コロナ禍が収束することを祈ります。
医学講座
ススキノ取引業者ピンチ
今日は2021年1月19日(火)です。
札幌は雪です。
朝はかなり降っていました。
山形も吹雪だそうです。
世の中も吹雪です。
新型コロナにやられています。
2021年4月の第65回日本形成外科学会は、
ハイブリッド開催になりました。
■ ■
2021年1月19日、北海道新聞朝刊の記事です。
ススキノ取引業者ピンチ 水産卸や酒屋は支援金対象外 「裾野産業にも広げて」
新型コロナウイルス感染対策の長期化を受け、札幌・ススキノ地区の飲食店の経営が厳しさを増す中、水産卸業者や酒屋などの取引業者も苦境に立たされている。道は昨年11月からススキノ地区に営業時間短縮を求めてきたが、要請に応じた場合に支給される支援金の対象は飲食店のみ。人件費や配送コストなどを削減し、何とか営業している関連業種も多く、「飲食店の後ろにいる取引業者にも支援の手を差し伸べてほしい」と訴えている。
■ボーナス2万円
「冬のボーナスはたったの2万円。この先、家族を養えるのだろうか」。札幌市西区の水産卸会社で働く小林裕範さん(24)は、不安そうに話した。会社は飲食店に刺し身用のマグロやエビなどを販売しており、ススキノの居酒屋などが取引の7割を占めてきた。
ところが昨春のコロナ禍以降、ススキノ地区の飲食店は客足が大きく減り、注文は7、8割減少。残業が減って手当がなくなり、小林さんの昨年の年収は前年より3割近く減った。「すぐに景気が回復するとは思えない。夫婦の間で、子どもをつくろうという話題は出なくなった」と嘆く。
道は新型コロナ対策の集中対策期間を2月15日まで1カ月延長し、今月16日からはススキノの全ての飲食店に午後10時までの営業時間短縮を要請した。飲食店には1日最大2万円が支給されるが、取引業者に支援金は出ない。
■注文量3分の1
札幌市内約2500店舗と取引する酒卸販売「リカーズかめはた」(札幌市豊平区)は、ススキノ地区の飲食店約500店に酒類を販売してきたが、道の時短要請が出た昨年11月以降、注文量は前年の3分の1に激減。昨年の売上額も前年の半分に落ち込んだ。
ただ急な注文に応じるため、約4万種類の酒の在庫は維持せざるを得ない。配送車のルートを集約して燃料代を削減するなどの努力を続けるが、経営は厳しさを増す。営業部長の国安信清さん(64)は「取引先の居酒屋で廃業した店もある。自分たちもいつまで我慢できるか」と危機感を強める。
飲食店などで使われる貸しおしぼりの道内大手すずらん商事(同白石区)は昨年12月、例年の師走なら無休で稼働させるおしぼり製造工場を2日間休業し、平日の稼働も半分以上を時短操業とした。理由は出荷の6割を占めるススキノの飲食店の時短に伴い、1日30万本だった出荷量が半減したためだ。コロナ禍で使い捨ての紙おしぼりに切り替える飲食店もあり、専務の舩場卓司さん(60)は「飲食店が支援金を受け取って持ちこたえても、客足が元に戻らないかぎり取引先には恩恵はない」と話す。
酒類を扱う小売業者でつくる北海道小売酒販組合連合会の矢藤文也会長(69)は「行政の支援は居酒屋やバーなど、消費者の目に見える部分に偏っている。飲食店を支える裾野産業にも目を向け、早急に支援の対象を広げてほしい」と話している。(金子文太郎、石垣総静)

すずらん商事の貸しおしぼり製造工場。例年は出荷するためのコンテナがぎっしりと並ぶが、今年はがらんとしたままだ=札幌市白石区(金田翔撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
大変なことです。
ネットを見ても、
高級食材が売れないので、
安くしてネットで販売というのが出ています。
航空業界や、
ホテル業界も大変です。
札幌⇔東京の便も減便されています。
早くワクチンが普及してほしいと、
私は願っています。
医学講座
生きがい
今日は2021年1月18日(月)です。
札幌は寒いです。
新型コロナの感染者数が増えています。
海外からは、
東京オリンピックは無理だという報道が流れています。
あまりいい話しはありません。
ちょっといい記事を見つけました。
■ ■
2021年1月18日、北海道新聞朝刊、いずみへの投稿です。
生きがい
昨年の今頃は、夫の一周忌のことを考えながらぼんやり暮らしていた。それが今は、76歳の私が家の近くにある高齢者住宅で、食堂スタッフとして朝2時間だけだが働いている。
道新の折り込みチラシを見て、年齢不問だからと思い切って電話をしたら、何と面接が受けられ、お元気そうだからと採用になった。友人は私が家にこもることを心配してくれた。私もこのままではダメだ、何がしなければと思っていたので、働く決心は早がった。
5階建ての施設に食堂は4ヵ所。案内していただいたが、廊下は長く歩くのはしんどい。足の衰えを痛感した。仕事はひとつの食堂20人分の朝食を配膳、下膳する、空き時間で手すりの消毒、ゴミの始末をすること。慣れるまでは緊張してお茶、牛乳などをこぼしたこともあった。要領の悪さに情けない思いもした。
しかし入所者の方たちとのふれあいは楽しい。年齢が近いこともあって随分励まされた。子供や孫ほどの年齢差のある介護スタッフの方たちに助けられ、何とか9ヵ月が過ぎた。今の私は、仕事が生きがいになっている。仕事の帰り道、足を引きずりながら「お父さん、今日も無事終わったよ」と天国の夫に話し、心は達成感で充実している。
2月に77歳の喜寿を迎える。「無理しないで」と子供や友人は気遣ってくれる。確かに膝や腰が痛く不安だが体が続く限り仕事を続けたいと心は叫んでいる。
須貝美津子(77歳・パート)=札幌市豊平区
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
66歳の私にはありがたい投稿です。
もうトシなので、
やめようかな?
…と思うこともあります。
まだ役に立つ間は、
無理しないで働こうと思います。
須貝美津子様の投稿に感謝いたします。
元気で働きましょう。

昔の記憶
大学入学共通テストはじまる
今日は2021年1月17日(日)です。
今朝の札幌は冷え込みました。
寒いです。
道路は凍結しています。
転倒に注意です。
昨日と今日が、
大学入学共通テストの第1回目でした。
■ ■
私が大学受験をした約50年前には、
センター試験も、
共通一次試験もありませんでした。
国公立大学は、
3月上旬に試験がある、
一期校と
3月下旬の二期校に分かれていました。
■ ■
一期校と二期校の、
2つの国公立大学を受験できました。
私が現役で受験した、
1973年(昭和48年)には、
一県一医大構想で、
旭川、山形、愛媛の3つの医学部ができました。
国会審議の関係で開学が遅れ、
秋に全国3つの医科系大学の入試があり、
3回受験のチャンスがありました、
■ ■
私は、
一期校:札幌医大→不合格
二期校:弘前大学医学部→不合格
秋の入試:旭川医大→不合格
見事に落ちました。
かよっていたのは、
札幌予備学院でした。
一浪で札幌医大になんとか合格できました。
■ ■
2021年1月17日、北海道新聞朝刊の記事です。
共通テスト初日終了 戸惑う新形式/目立つ地元志向
大学入学共通テストが始まった16日、初日の試験を終えた道内の受験生からは大学入試センター試験から衣替えした問題に「予想と違った」と戸惑いの声が上がった。一方、各会場では、入念な新型コロナウイルスの感染予防策が取られた。首都圏などに進学した学生がコロナ禍で孤立するケースが相次いだことから、志望校選びでは地元志向が目立った。
「英語でスマートフォンでのメッセージのやりとりに関する設問が出るなど見慣れない問題が多く、手間取った」。道教大釧路校で試験に臨んだ釧路湖陵高3年の藤井ほのかさん(17)は初めて行われた試験への対応の難しさを口にした。
共通テストはセンター試験と比べ思考力や読解力を重視するほか、英語のリスニングの配点を倍増。英語の民間検定試験の活用と国語、数学への記述式問題の導入が直前になって見送りとなる混乱もあった。
室蘭工業大で受験した登別明日中等教育学校6回生=高3相当=の安倍和花(あえか)さん(18)は「模試などで対策してきたが、英語のリーディングが予想した出題形式と違った」と話した。
新型コロナの感染が再拡大する中、各会場は厳戒態勢に。約1200人が出願した北海学園大では、受験生が前後1メートル間隔を確保できるよう試験室を昨年度の5教室から10教室に倍増。札幌月寒高3年の日下美羽さん(18)は「他の受験生と間が離れ安心して受験できた」と振り返った。
道内では新型コロナ感染者の濃厚接触者でPCR検査が陰性だったり、マスクの着用が体質上難しかったりしたため、規定に基づき別室でテストを受けた受験生もいた。
一方、暴風雪で午前9時半の1教科目開始前に試験の中止が決まり、30日に再試験を行うことになった稚内北星学園大では、職員が午後から来場する予定だった受験生に電話で日程の変更を伝えるなど対応に追われた。
13日から稚内市内に宿泊し受験に備えたという礼文高3年の西隆生さんは「2週間勉強できる時間が増えたと前向きに考えたい」と気持ちを切り替えていた。
新型コロナの収束が見通せない中、迎えた初の共通テスト。受験生の間では、家族や友人を頼りやすい道内の大学を目指す傾向が強まっている。
釧路公立大が第1志望の石狩南高3年の土谷悠斗さん(18)は、北大で試験に挑んだ。「1人暮らしをしてみたいが、首都圏は新型コロナの影響が心配。釧路公立大で経営の勉強がしたい」と力を込めた。
道教大旭川校で受験した旭川東高3年の溝口直樹さん(18)は、北大総合入試理系を志望する。将来の夢は薬剤師。「新型コロナの感染拡大が将来の職業を考えるきっかけになった。2日目も頑張ります」と意気込みを語った。(五十地隆造、田中雅久、前田健太、徳留弥生)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
今朝の新聞に載っていた、
英語の問題を見ました。
スマホのメッセージ画面です。
USBメモリースッティクを忘れたので、
届けてくださいという内容です。
探したけど見当たらないので、
確認したところバッグの底にあったという内容でした。
英語の一部の問題だけは50年たってもわかりました。
他の科目はダメでした。
医学講座
新型コロナ患者引受の条件
今日は2021年1月16日(土)です。
今朝の札幌は強風でした。
気温が上がって道路の雪がとけていました。
こんなシャーベット状の雪道が、
一番歩きにくいです。
長靴でないと靴が濡れてしまいます。
■ ■
日本全国で新型コロナの患者数が増えています。
病床がひっぱくしています。
民間病院で、
新型コロナを引き受けに消極的なところもあります。
学長が患者引き受けを拒否した医科大学もありました。
国公立病院は、
大学病院も含めて積極的に引き受けるべきです。
■ ■
民間病院は別です。
もし私が民間病院の院長だったら、
ちょっと待ってください
…と言います。
新型コロナ患者を引き受けて、
病院が赤字になったら、
国が面倒をみてくれますか?
…と聞きます。
■ ■
現実には、
新型コロナのために、
日本全国の病院や診療所が減収になっています。
患者さんを引き受けたために、
職員や、
職員の家族が差別を受けている病院もあります。
子供さんが保育園から断られた例もあります。
■ ■
もし国が民間病院に患者引き受けを要求するなら、
今の制度ではダメです。
病床あたりいくらとかではなく、
赤字は全額国の負担、
高い使い捨ての手袋、
ガウン、
マスク、
寝具、
感染性廃棄物としての処理費用、
すべて国の負担にしてほしいです。
■ ■
手袋、マスク、ガウンなどは、
供給されていても、
価格はコロナ前よりずっと高いです。
すべて国で一括して買い上げて、
コロナ患者がいる病院に、
無償で配布してください。
病院経営者としては、
新型コロナで病院倒産は勘弁してください
…というのが本音です。
66歳の医師としての意見です。
医学講座
ススキノ時短再要請1カ月延長決定
今日は2021年1月15日(金)です。
札幌は寒いです。
例年より雪が少ないですが、
寒さは例年と同じように感じます。
全国でcovid-19の感染拡大が続いています。
中川俊男日本医師会会長が、
緊急事態宣言を全国に拡大してほしいと言っています。
■ ■
2021年1月15日、北海道新聞朝刊の記事です。
ススキノ時短再要請 知事「今が分水嶺」 対策1カ月延長決定
鈴木直道知事は14日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、15日までとしていた集中対策期間を2月15日まで延長し、札幌市の繁華街・ススキノ地区では、現在実施中の接待を伴う飲食店に加え、それ以外の飲食店についても午後10時から午前5時まで営業を控えるよう再び要請することを正式決定した。全国で緊急事態宣言の対象地域が拡大する中、対象指定を回避するために対策を強化した形だ。
知事は会議後の記者会見で、道内の新規感染者の増加傾向を踏まえ「今が感染拡大を抑制に転じさせる分水嶺(れい)であり、ここで対策をしっかり打たなければ首都圏のように感染爆発という事態になる恐れもある」と述べ、集中対策期間の1カ月延長に理解を求めた。
ススキノの接待を伴わない飲食店への時短要請は昨年11月7日から12月25日に行われて以来。知事は飲食が感染拡大の一因になっていると指摘し「飲食の場面に最大限の警戒感を持ち重点的に取り組む」と強調した。札幌市内の接待を伴う飲食店への時短要請を継続するほか、振興局ごとに繁華街の飲食店を対象とした感染防止に関する勉強会を開くなど全道で対策を強化する考えを示した。
一方、札幌市内の感染状況が抑えられ、道の感染対策の基準となる警戒ステージが現在の「4相当」から「3相当」まで新規感染者や入院患者などが減少した場合、現行の措置を緩和する意向も表明した。
また、道は14日の会議で、道内の直近1週間の新規感染者が1327人(10万人あたり25人)を超えた場合、政府に対し、緊急事態宣言の対象地域に北海道を加えるよう要請する方針を正式に決めた。道内の数値は14日時点で1167人(同22人)となっている。
16日以降はこのほか、新たに道民に対し「同居していない人との飲食はできる限り控える」ことを要請。これまで札幌、旭川両市に要請してきた不要不急の外出自粛は旭川市のみ解除する。
札幌市とその他の地域との往来や緊急事態宣言の対象地域との往来は引き続き自粛要請を継続する。(内藤景太、鈴木理詞)

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
困りました。
感染拡大が止まりません。
ワクチンが普及して、
効果が出るまで半年はかかると思います。
私たち医療関係者も、
ここまで感染拡大が続くのは想定外でした。
何とか収束してくれることを祈っています。
部屋の湿度を高くするとウイルスの活動が低下するようです。
医学講座
目立つきずあとと後遺症診断
今日は2021年1月14日(木)です。
札幌は雪です。
湿った雪です。
道路も少しとけています。
こんな雪は重くて歩きにくく、
除雪も大変です。
私は家にいます。
■ ■
新型コロナの患者数が増えています。
何とか収束させたいです。
11都府県に緊急事態宣言が出ています。
熊本県のように、
県独自で緊急事態宣言を出すところもあります。
私は用心するに越したことはないし、
県独自で出すのもいいことだと思います。
■ ■
私の院長日記は、
醜状しゅうじょうの続きです。
目立つきずあと
きずあと
…を治すのが、
私たち形成外科の役目です。
今の日本の制度ではやりにくいことがたくさんあります。
■ ■
後遺障害診断書
2008年8月16日の院長日記です。
この後、2010年5月27日に京都地裁で
労災で顔に傷、補償に男女差は「違憲」
…という判決がでたので、
2011年2月1日に改定されました。
平成23年2月1日の厚生労働省労働基準局長通達、基発0201第2号、外貌(上肢及び下肢の醜状を含む。)の醜状障害に関する障害等級認定基準の改定。
…残念ですが時代遅れの認定基準です。
■ ■
2011年2月の厚生労働省通達には図はありません。
下の図は、
労災補償_障害認定必携
監修_厚生労働省労働基準局
著者名:労災サポートセンター
出版社:労災サポートセンターから引用しました。
厚生労働省通達にあるのは、
わかりにくい言葉だけです。
■ ■
著しい醜状 7級12号
顔面については、鶏卵大面以上の瘢痕又は10円銅貨大以上の組織陥没
相当程度の醜状 9級16号
顔面部の長さ5センチメートル以上の線状痕
醜状 12級14号
顔面部については、10円銅貨大以上の瘢痕又は長さ3センチメートル以上の線状痕
これが基準です。
顔に大きなきずが残るとかなりのダメージですが、
残念なことに等級は低いです。
■ ■
私が形成外科医になって40年です。
下の図のような、
著しい醜状の後遺障害はありません。
著しい醜状を治したことはあります。
1936年に決めた基準は時代に合いません。
交通事故の後遺障害等級も、
労災の後遺障害等級に合わせて決められます。
時代遅れの障害等級認定基準は変えていただきたいです。

国が決めた「著しい醜状」です