院長の休日
ごみ収集日
今日は私が住んでいる地域の、
ごみの収集日です。
正確に言うと…
有料の燃やせるごみの日です。
英語ではBurnablesと表記するようです。
休診日は、
私がごみ出し係りをしています。
■ ■
マンションの階段を使って、
ごみを出しに行きます。
帰りも階段で帰ります。
ふだんはエレベーターですが、
休診日は階段を使って、
ゆっくりと上り下りします。
■ ■
私はごみ当番は嫌いではありません。
以前、戸建てに住んでいた時は、
家の前に、
ごみステーションがありました。
私はよく掃除をしていました。
曜日を間違って出す人や、
指定袋以外を使う人もいました。
■ ■
私はきれい好きなので…
ごみステーションが汚れていると、
とても気になります。
せっせと掃除していました。
今住んでいるマンションは、
ごみは管理人さんがしっかり管理してくださり、
とても清潔なごみステーションです。
■ ■
家やマンションを借りる時、
ごみステーションを見るようにすすめています。
しっかりと管理されたマンションは、
ごみステーションがきれいです。
ゴミの出し方を見ると…
住んでいる人がわかります。
マンションの管理状況もわかります。
■ ■
ごみは臭くて…
ごみは汚い…
…という人もいますが、
臭くて汚いものでも、
誰かが始末する必要があります。
医師とか看護師は、
臭くて汚いのが嫌いならできません。
■ ■
消化器外科の先生は、
うんこをつくる腸の手術をします。
看護師さんは、
便の始末もします。
臭いとか、
汚いと言っていては、
仕事になりません。
ごみ収集をしてくださる方に感謝しています。
北の国からで、
純くんが富良野のごみ収集をしていたのを思い出します。
院長の休日
ラベンダーの剪定2011
私はラベンダー好きのおじさんです。
ホームページもラベンダー。
クリニックに飾ってあるのも、
自分が育てたラベンダーです。
香りも…
花も好きです。
■ ■
以前は、
札幌市西区の戸建に住んでいました。
家の周りに、
花を植えて、
楽しんでいました。
近所の人にも好評でした。
■ ■
私の休日の楽しみは、
草取り、
花の水やり、
種まき、
肥料、
花畑をいじるのが趣味で、
園芸店にもよく行きました。
■ ■
高校生の時から、
NHKの趣味の園芸を見ていました。
ところが…
通勤に便利なように…
2007年春に…
歩いて通勤できるマンションに引越しました。
それからも時々は、
花畑に行っていました。
■ ■
マンション暮らしも4年になり、
次第に花畑から遠ざかりました。
今年は、
久しぶりにラベンダーを収穫し、
院内に飾ってある、
ラベンダーを交換しました。
■ ■
花畑の手入れが少なくなり、
今年のラベンダーは細くなっていました。
そこで、
今日はラベンダーの剪定をしました。
札幌市シルバー人材センターにお願いして、
75歳のベテランの方にいらしていただきました。
■ ■
朝9:30に作業開始。
ベテランの男性と
私と家内の3人です。
ベテランの方は、
手つきが上手です。
私たちは枝を袋に詰める作業です。
30袋以上ありました。
■ ■
作業終了が午後1時でした。
3時間半の作業後、
75歳の男性はさわやかな笑顔。
56歳の私は、
正直、ぐったりでした。
3時間半の手術なら大丈夫ですが、
使わないと体力が落ちました。
■ ■
毎年、広大なラベンダー畑を耕される、
ファーム富田はすごいです。
毎日、
果樹園で作業される、
さくらんぼさんもすごいです。
私には、
果物が入ったコンテナは持てません。
■ ■
ラベンダーは、
毎年刈り取らなければ、
枝が密集してしまって枯れます。
ファーム富田では、
昨年秋の長雨で枯れたそうです。
これからは、
体力に合わせて、
無理のない範囲で趣味を楽しみます。
2006年の頃の私です
院長の休日
よい一生だった
最高の人生とは?という、
2009年1月23日の院長日記に、
さくらんぼさんから、
私のよい最高の人生というのは
亡くなるとき
私なら、だんなと一緒になれてありがとう。
幸せだった。
と言えた時だと思います。
私には言ってくれるかなあ〜。
先生は言えますか?
奥様は本間先生と一緒に過ごせて
よい一生だった。ありがとう。
と言えますか。
…とコメントをいただきました。
■ ■
私は結婚して30年が過ぎ、
何度も離婚の危機がありました。
これからも…
ひょっとすると…
離婚の危機があるかも?です。
人生いつ何があるかわかりません。
■ ■
30年前は若かった奥さんも、
いろいろお手入れが必要な年齢となり、
私がお直しすることもあり、
私の友人の先生にも…
お世話になっています。
私自身も、
眼瞼下垂症の手術をしていただきました。
■ ■
私が竹脇無我さんのように…
急に病気になって意識があれば、
奥さんに、
いろいろあったけど…
ありがとう
よい人生だった
…と言うと思います。
■ ■
奥さんは、
どうでしょうか?
あなたといっしょになって…
いろいろあって…
大変だった
とは言うと思いますが…
ありがとうは言うかなぁ~?
■ ■
私が素晴らしいご夫婦だったと思うのは、
麻酔科の劔物持(けんもつ)修先生と、
奥様の故_弘子さまです。
ガン治療推進チャリティーコンサート。
出会って63年、
結婚して45年。
こんなに長い間付き合えたのは、
僕たちの誇り
…という先生のお言葉はすばらしいです。
■ ■
毎日、
次々といろいろなことがあります。
自分の力だけでは、
どうにもできないこともあります。
癌はこわいです。
人生、いつ何があるかわかりません。
死ぬ時に、
よい一生だった
…と言えるように生きているつもりです。
医学講座
困った時の相談2011
困った時の相談相手という日記を、
2009年11月13日に書いています。
人生の中で、
困ったな
どうしよう
という時期が必ずあります。
そういう時に、
誰に相談して、
どう対処するか…で、
その人のその後の人生が変わります。
■ ■
病気になった時に、
信頼できる先生を見つけて…
よい治療を受けるのと同じです。
簡単に書いてありますが、
病気になった時に、
信頼できる
腕の良い先生を見つけるのは難しいです。
■ ■
私でしたら…
形成外科や美容外科の先生を見つけるのは…
比較的容易です。
30年も同じことをしていると、
日本全国津々浦々に知り合いの先生がいます。
問題なのは…
自分の専門外の病気です。
■ ■
医師でも…
良い先生を見つけるのは、
難しいです。
どうやって見つけるか…?
良い先生を知っている、
自分の親しい先生に聞きます。
学会などを通じて、
良い先生ネットワークがあります。
■ ■
自分ひとりでできることは限られていますが、
困った時に相談できる先生が、
何人かいると…
きっと良い先生に会えます。
困った時は神頼みではなく…
自分の力で調べます。
諦めないことです。
私でできることでしたら、
力になりたいと思っています。
医学講座
神様は不公平
こんなことを書くと…
罰(ばち)があたるかもしれません。
でも…
神様は不公平です。
努力して勉強すれば、
難関の国立大学でも合格できます。
がんばって働いて…
社長になることもできます。
でも自分の努力だけでは…
どうにもできないことがあります。
■ ■
天は二物を与えず
(てんはにぶつをあたえず)
…という言葉があります。
現実には、
現役で国立大学に合格できる学力があり、
しかも…
ミス○○になるような美人がいます。
最近は、
国立大学医学部にも、
美人女子学生が増えました。
■ ■
どう考えても…
神様は不公平だなぁ~と思うことがあります。
生まれつき、
重いまぶたで…
半分しか開いていない目。
親からの遺伝で、
わきの汗が多くて…
いつもべとべとしている。
夏には臭いも気になります。
■ ■
整形しちゃえばいいじゃん!
…と考える人もいます。
ところが…
真面目な人ほど悩みます。
整形がバレたら…?①
整形がバレたら…?②
…という2010年7月6日と7日の日記に書いてあります。
■ ■
もし整形がバレそうになったら…
最後までしらをきることです。
私、整形したの…
…なんて言う必要はありません。
子どもが私と同じ目だったら…
というのは杞憂(きゆう)です。
子どもも治せばいいのです。
親子2代で受診してくださる方は…
たくさんいらっしゃいます。
親子3代のご家庭もあります。
■ ■
最近はTVやネットのおかげで、
たくさんの情報が手に入ります。
たくさんありすぎて、
どの情報が正しいのかわからなくなります。
神様が不公平だったところは、
自分で調べて…
良い先生に治してもらうことです。
治してもらったことを言わなくても、
罰はあたりません。
♡しあわせ♡になれば…
神さまもよろこんでくれます。
院長の休日
にせ医師と結婚詐欺
米田きよしと名乗っていた、
42歳の米田吉誉(よねた・よしたか)容疑者は、
札幌で逮捕されました。
札幌市民として、
残念に思います。
■ ■
昔は、
パイロットだと言って、
結婚詐欺もしていたようです。
医師とか、
パイロットは、
女性に人気がある職業なのでしょうか?
■ ■
私は、
医師の奥さんも、
パイロットの奥さんも知っています。
医師には当直があり、
パイロットにはステイがあります。
どちらも家にいないことが多い職種です。
■ ■
医師もパイロットも神経を使う仕事です。
家で奥さんが話しかけても…
疲れて居眠りしているかも?です。
医師は家でも勉強します。
奥さんと…
ゆっくりテレビを見る先生は、
少ないと思います。
■ ■
私と同年代のパイロットは、
JALの経営破綻(はたん)にあったり、
他の会社でも…
昔の好待遇は、
夢物語と言う人もいます。
航空会社の経営も大変です。
■ ■
医師も、
過労死する先生もいれば、
疲弊して辞める先生もいます。
医師になって30年になりますが、
楽な職種ではありません。
お医者さんの奥さん2010という、
2010年10月22日の院長日記に書いてあります。
■ ■
パイロットの奥さんも、
医師の奥さんも楽ではありません。
孤独に強く
忍耐強く
一人で家事も育児もできて
淋しがらない人でなければ、
なかなか務まらないと思います。
結婚詐欺にだまされないでください。
理想と現実も違います。
院長の休日
にせ医師逮捕
平成23年8月19日、朝日新聞の記事です。
医師を装った疑い_被災地で活動の男を逮捕
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市で医師として活動していた男が日本の医師資格を持っていなかった問題で、宮城県警は19日未明、住所不定、米田吉誉(よねた・よしたか)容疑者(42)を医師法違反(医師名称使用)の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し「自分は医師だ」と容疑を否認しているという。
県警によると、米田容疑者は6月下旬、石巻市社会福祉協議会の職員から医師資格があることの証明を求められた際、「医師国家資格認定証」などと記載されたカードの写しを渡すなどし、医師でないのに医師の名称を用いた疑いがある。
米田容疑者は「米田きよし」と名乗り、震災後、遅くとも4月から同市内で、けがをしたり体調を崩したりしたボランティアを対象に傷の手当てや投薬をしていた。
県警は18日、米田容疑者が活動に使っていたキャンピングカーを捜索し、キャンピングカーとともに薬品や書類、パソコンなど80点以上を押収。医師法違反の容疑が強まったとして、19日未明、札幌市内の知人宅にいた米田容疑者を逮捕した。米田容疑者は「逮捕事実は分かったけれど、否認する」と話しているという。
県警は、資格を持たずに医療行為をする医師法違反(無資格医業)の容疑でも捜査を進めるとしている。また、米田容疑者が代表を務める団体が、被災地支援のためにNPO法人やボランティア団体などに支給される日本財団の助成金100万円を6月末に受け取っていることから、その経緯についても調べる方針という。
■ ■
米田容疑者は19日午前、捜査員とともに北海道・新千歳空港から定期便に乗り、同日正午ごろ仙台空港に到着した。
■ ■
〈医師法違反の罰則〉医師法では、医師ではないのに医師を名乗ったり紛らわしい名称を使ったりした場合には「50万円以下の罰金」、無資格で医療行為をした場合には「3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金」と定めている。
■ ■
この男性、
8月10日の朝日新聞朝刊の『ひと』の欄で、
被災地で、
ボランティア活動をしている、
医師として紹介されていました。
私もその記事を読みました。
■ ■
立派な先生もいるもんだ…
…というのが印象でした。
昨夜のTVに、
逮捕される前の姿が出ていました。
医師国家資格認定証は、
韓国で5万円で作ってもらった。
…と話していました。
■ ■
悪いことをしているという認識はあったようで、
TVでは、
信号無視をしている
いゃ、黄色信号無視をしている
というようなことを話していました。
にせ医師と信号無視は、
比較にならないと思います。
■ ■
単なる目立ちたがり屋なのか…
医師になりたかったけれど…
なれなかった男なのか…
何を考えているかわかりません。
海外で医師免許を取得したのに、
英語が話せないのはお粗末です。
■ ■
傷の手当だって、
破傷風になる危険性もあります。
被災地で、
先生を頼って来た人を、
だますなんて許せません。
血圧を測って、
その時に病気を見逃す危険性もあります。
にせ医師の罰則が、
100万円以下の罰金では甘いと思います。
院長の休日
私の夏休み2011
札幌美容形成外科は昨日から夏休みです。
私の休みは3日間です。
今年は、
支笏湖へ行ってきました。
札幌から車で一時間の湖です。
キャンプ場もあります。
■ ■
医者になって一年目の夏に、
北大病院の病棟の看護師さんと
看護師さんのご主人に先導されて、
支笏湖へキャンプへ行きました。
形成外科と皮膚科の、
若手医師が参加しました。
■ ■
朝方、
湖から、
大きなトンボのヤゴが上がってきて、
成虫になった、
劇的な瞬間を見た記憶があります。
自分の子供が小さい頃に、
出かけた記憶があります。
■ ■
今年は、
奥さんと温泉に行きました。
新しくできた立派なホテルではなく、
以前からある、
お料理が美味しいところです。
5室しかないホテルですが、
とてものんびりできました。
■ ■
お天気は雨の予報でしたが、
直前になって曇りになり、
実際に行ってみると…
晴れていました。
今年はいいことがないので、
お天気が回復してくれてよかったです。
さくらんぼさんも、
蔵王温泉に行かれたと伺いました。
元気を取り戻してまた働きましょう。
昔の記憶
釧路労災病院手術室
私が釧路労災病院に勤務したのは、
医師になって2年目の秋と、
形成外科認定医(現在の専門医)を取得した直後の、
昭和61年(1986年)の2回でした。
2回目は私が31歳の頃です。
当時は、
卒後6年目で、
釧路労災病院形成外科のトップでした。
■ ■
認定医を取得しても、
正直なところ…
不安がいっぱいでした。
頼りにしていたのは、
北大から応援に来てくださる先輩でした。
吉田哲憲先生、
杉原平樹先生に、
何でも相談していました。
■ ■
私が赴任した当時の、
釧路労災病院は、
全国の労災病院でトップの、
黒字病院でした。
設備も、日本でトップクラスでした。
院長が新田一雄先生でした。
すばらしい院長先生でした。
■ ■
釧路労災病院手術室は立派でした。
清水婦長さんという、
とても優しい婦長さんが、
手術室の看護婦長でした。
手術室の看護師さんは、
とても優秀でした。
事故もありませんでした。
■ ■
私が勤務した病院の中で、
釧路労災病院手術室は、
看護師の平均年齢が一番若く、
一番早く一人前になっていました。
とにかく急患が次々とやって来ました。
もたもたしていると…
患者さんは死んでしまいます。
■ ■
夜間でも、
休日でも、
当番の看護師は必死でした。
卒業して半年もすると、
もう一人前に器械出し(きかいだし)ができました。
形成外科だけではなく、
脳神経外科も、
整形外科もこなしていました。
■ ■
若いからできた…?
必死で…
身体で覚えたのだと思います。
北海道の外科系医師で、
釧路労災病院で鍛えられた先生は、
たくさんいらっしゃいます。
私が信頼して、
今でもお願いする先生も多いです。
■ ■
私は、
30代前半の時期に、
釧路労災病院に勤務できたことを、
今でもよかったと感謝しています。
私が25年前に治療した、
1歳のお嬢さんも、
きっと優秀な看護師さんだと思います。
いつかお会いしてみたいです。
昔の記憶
嬉しいこと
私の院長日記は、
札幌美容形成外科HPの他、
美容の杜(もり)というHP、
Amebroにも掲載しています。
ネット検索では、
美容の杜がヒットすることが多いです。
■ ■
先日、
美容の杜に、
次のようなコメントをいただきました。
25年前、釧路で先生には大変お世話になりました。
私は1歳だったので覚えていませんが、
父と母はいまでも先生に大変感謝しています。
ブログやられているんですね♪
お元気そうで何よりです。
大人になり、
看護師になり、
労災病院の手術室で4年間働き、
今は札幌にいます。
■ ■
25年前のことです。
目が大きくて、
かわいい女の子でした。
よく覚えています。
自分の子どもと同じ年齢でした。
なんとか…
傷を残さないようにと…
悩んで治療しました。
今でも傷が目立っていないか心配です。
■ ■
お嬢さんも…
お母さんに似て…
さぞ、美人に成長されていると思います。
看護師さんになって…
釧路労災病院の手術室に…
4年間も勤務して…
立派な看護師さんですね。
釧路労災病院手術室で鍛えられたら…
どこの病院でも働けます。
■ ■
私の患者さんには、
看護師さんになって、
立派に働いている人が…
他にも何人かいらっしゃいます。
同じ医療人になられて、
とても嬉しく思います。
医者冥利(みょうり)につきます。
■ ■
院長日記を毎日書くことは大変です。
それでも続けているのは、
私が死んだ後も残ること。
思いもかけず…
嬉しいことがあるからです。
山形のさくらんぼさんにも、
応援していただきました。
手術をがんばっていただきたいと、
札幌から応援しています。