院長の休日
気をつけています
ゆきだるまさんから、
コメントをいただきました。
洗面コーナー、
玄関、
トイレの清潔感とか
見ちゃいます
ご指摘の通りです。
■ ■
私も回転ずしに行くと…
トイレがきれいか見ます。
男性用トイレでも…
清掃担当○○。
○○時に清掃しました…とか
清掃担当者の印が押してあります。
■ ■
先輩開業医の先生に教えていただきました。
トイレの電球が切れていても、
院長の責任。
トイレが汚れていても…
もちろん院長の責任です。
洗面所の汚れも、
玄関のスリッパも院長の責任です。
■ ■
玄関のスリッパは抗菌スリッパです。
使い終わったスリッパは、
きれいしてから、
次の方に使っていただいています。
美容外科が汚かったら…
イメージが悪いので、
かなり気をつけています。
■ ■
玄関を入った時に、
よい香りがするようにしています。
アロマオイルも選んでいます。
せっかくいらしていただいたのに、
少しでも快適なように…
毎日気をつけています。
お気づきの点があれば、
ご指摘いただけると幸いです。
医療問題
滅菌の実習
昨日の院長日記に書いた…
ずぼらな性格で、
(滅菌が)面倒くさくなった
…は違うような気がします。
ほんとうは…
患者さん多くなりすぎて…
滅菌している時間がなくなったのだと思います。
■ ■
手術に必要な滅菌(めっきん)という作業。
大きな病院では…
中央材料部(通称:中材ちゅうざい)という部署の担当です。
朝から晩まで…
釜(かま)と呼ばれる…
高圧蒸気滅菌器が作働しています。
■ ■
一見すると…
銀行の大きな金庫のようです。
厚い扉がついていて、
その中に滅菌する医療器材を入れます。
入れる前に、
洗浄、
乾燥、
パッキングという作業があります。
■ ■
中材で働くのは、
医師ではありません。
通常、看護師と多くの看護助手が担当します。
今は外部業者が入って、
滅菌部門を独立させる病院もあるようです。
蒸気を使うので、
エアコンがついていても暑いです。
■ ■
よほど進んだ医学部でも、
この中材(ちゅうざい)で実習する医学生はまれです。
医師が、
自分の手で、
手術器械を滅菌することは、
きわめてまれです。
大部分の医師は、
手術器具が…
手術室に準備されたところからしか知りません。
■ ■
TVで見ても、
手術が終わってから…
手術器械を洗っている先生なんて…
見ることはありません。
ところが…
開業すると…
自分でしなくてはいけません。
■ ■
私は北大で医学博士を取得する実験をしました。
この滅菌の重要性を…
イヤというほど身に染みて感じました。
動物実験といえど…
滅菌をしっかりしないと…
実験動物は感染してしまいます。
■ ■
私は市立札幌病院の中央材料部へ行って…
親切な男性職員の方から、
滅菌のいろはを教えていただきました。
正直に言って…
滅菌を教えていただかなくては…
私は博士号を取得できませんでした。
■ ■
この院長日記を読んでくださっている…
医学生、
臨床研修医、
開業準備をしていらっしゃる先生、
一度でいいから…
中央材料部へ行って…
滅菌の実習をしてください。
必ず役に立ちます。
北海道には中材研究会という学会もあります。
医療問題
銀座眼科元院長「滅菌 面倒になった」
平成23年9月2日、朝日新聞朝刊の記事です。
銀座眼科元院長「滅菌_面倒になった」
レーシック集団感染公判
検察側、禁錮3年を求刑
「銀座眼科」(東京都中央区)で近視を矯正するレーシック手術を受けた患者が角膜炎に集団感染した事件で、業務上過失傷害の罪に問われた元院長・溝口朝雄被告(49)の公判が9月1日、東京地裁で結審した。検察側は禁錮3年を求刑し、弁護側は「被害弁償に努める」と寛大な判決を求めた。判決は9月28日。
検察側は論告で、手袋をつけず、器具の滅菌や交換も怠ったことについて、「医師の責務を完全に無視した悪質な犯行。衛生管理を度外視して経済的利益を優先させた」と指摘した。
起訴状によると、溝口被告は2008年9月~2009年1月、不衛生な手術をした7人に細菌性角膜炎の傷害を負わせたとされる。
起訴内容を認めている溝口被告はこの日の被告人質問で、「ずぼらな性格で、面倒くさくなった」と述べた。
■ ■
札幌市内に配達された、
朝日新聞の朝刊に、
ずぼらな性格で、
面倒くさくなった
…と書かれていました。
信じられない思いです。
■ ■
確かに…
ずぼらな性格の医師はいます。
もうちょっと言わせてもらうと…
ずぼらな性格の看護師もいます。
国家試験では…
医師も
歯科医師も
看護師も
ずぼらな性格でも通ります。
■ ■
医療系の国家試験は、
マークシート式の問題です。
センター試験を連想してください。
選択肢から選ぶ試験です。
ずぼらな性格でも、
同じ問題を繰り返し勉強すると…
合格します。
■ ■
ずぼらな性格の先生を指導するのは…
とても疲れます。
指導医が疲弊して辞めるのは、
ずぼらな先生が、
繰り返し事故を起こした時です。
患者さんに謝って済むものではありません。
■ ■
ずぼらな性格をただすには…
訓練しかありません。
指導する方は疲れますが、
何度も注意して、
その人がやったことをチェックして、
指導します。
■ ■
はっきり言って、
49歳までずぼらな性格だった先生は、
治らないと思います。
同じ医師として…
とても情けなく思います。
もう二度とメスは持たないで欲しいです。
滅菌が面倒な人は、
外科医として失格です。
院長の休日
今日から2011年9月
今日から9月です
早いものです。
残り4ヵ月で今年もおしまい。
今日の札幌は9月なのに…
暑い一日でした。
休診日だったので、
北大生協へ行って医学書を買いました。
■ ■
私は休日に北大へ行くのが好きです。
生協の食堂もよく利用します。
緑がきれいで、
空気もさわやかです。
10月になると、
イチョウ並木が紅葉します。
■ ■
北大構内は広いので、
生協へ行く時は自転車です。
医学書は、
医学部に近い、
北部店(昔の教養店)にあります。
30年前と同じ建物ですが、
内部は変わりました。
■ ■
北大病院で研修をしていた頃は、
北大構内を…
自転車で走る余裕はありませんでした。
朝早く行って…
帰りは暗くなっていました。
年齢を重ねてからの方が…
北大を楽しんで見ています。
■ ■
9月1日になって…
弁護士の高橋智(さとる)先生のHPが変わりました。
新しいHPは見やすくなっています。
Sammy’sダイアリー
も毎日更新されています。
ぜひご覧になってください。
昔の記憶
劔物修(けんもつおさむ)先生への想い
私は1980年(昭和55年)に札幌医大を卒業し、
その年に北大形成外科へ入局しました。
当時は今のような臨床研修制度はなく、
医学部を卒業したら、
そのままどこかの医局に入局するのが、
一番オーソドックスな道でした。
■ ■
札幌医大は北海道が設立した、
公立大学です。
北海道出身の学生が大部分でした。
その関係もあってか?
卒業生の大部分は、
そのまま自分が卒業した札幌医大へ入局しました。
■ ■
私のように…
北大へ行った卒業生は、
私を含めて4人でした。
北大を卒業しても、
札幌医大を卒業しても、
医師免許証は同じです。
どこの自動車学校で免許を取っても、
道路を走る時は同じです。
■ ■
ところが…
医師の世界は車の運転とは違います。
はじめて行った北大病院。
トイレの場所も、
検査室の場所も、
霊安室の場所もわかりません。
一番困ったのが…
他科の先生の顔がわかりません。
■ ■
『あの先生が…』
『国家試験出題委員の葛西先生だょ』
廊下ですれ違った時に、
小声で教えてくれたのが、
同期の井川浩晴(いがわひろはる)先生です。
北大出身の新人医師は、
講義や実習でお世話になっているので、
偉い先生の名前と顔がすぐにわかります。
■ ■
私は、
広い北大病院の中を…
迷子にならないように…
ただ同期や先輩の後を歩くだけでした。
たまに…
札幌医大の同期に会うと…
とても懐かしく思ったものです。
■ ■
医学部や医科大学には、
入試のランキングがあります。
一番、偏差値が高いのが、
東大理Ⅲ(りさん)といわれる東大医学部。
関東だと慶應医学部、
関西だと京大医学部が難関校です。
北海道では、
トップが北大医学部です。
■ ■
私も夢は北大でしたが、
学力が及ばず札幌医大へ入学しました。
偏差値が高い大学が…
いいお医者さんを育てるとは限りません。
ただ、
偏差値の低い札幌医大を卒業して、
偏差値の高い北大に入った私は、
北大の卒業生に負けたくない
北大の卒業生よりやぶになりたくない
…という想いがありました。
■ ■
簡単に言うと…
札幌医大はばかだなぁ~
…と思われたくない…
…とずっと思っていました。
今でもそう思っています。
だから学会へも行くし、
勉強もしています。
■ ■
北大形成外科は家庭的で…
とってもいい環境の医局でした。
恩師の大浦武彦先生は、
北大卒の新人も…
他大学卒の新人も…
まったく差別せずに教育してくださいました。
今でも感謝しています。
■ ■
そんなあたたかい医局で育っていた私でも、
やっぱり卒業したのは札幌医大です。
北大へのコンプレックスがありました。
北大で迷子にならず、
他科の先生の顔もわかるようになって、
チーフレジデントをしていた、
昭和60年11月に、
札幌医大の先輩である、
劔物修先生が北大麻酔科の教授に就任されました。
■ ■
札幌医大の卒業生は、
北大の臨床系教授には…
なれないと言われていた時代でした。
劔物先生と面識はありませんでしたが、
麻酔科の先輩から素晴らしい先生と伺っていました。
正直に言って…
劔物先生やったぁ~と喜んでいました。
■ ■
劔物先生が北大に赴任されてから、
苦労されていらしたのを見ていました。
それでも先生は、
北大病院での全身麻酔件数を
国立大学病院で
全国トップクラスの件数に押し上げられました。
大変なご苦労があったと思います。
もう少しお話しをしたかった…
…と残念に思っています。
心からご冥福をお祈りしています。
昔の記憶
劔物 修(けんもつおさむ)先生のご逝去を悼む
先日の院長日記にコメントをいただき、
麻酔科の劔物修先生が
平成23年3月28日(月)にご逝去されたことを知りました。
葬儀は密葬にて執り行われたそうです。
心からご冥福をお祈りしています。
最後にお会いしたのは、
奥様の弘子様の追悼コンサートでした。
■ ■
北海道大学のHPにお知らせがありました。
訃報
名誉教授 劔物 修氏は,昭和15年に東京に生まれ,疎開先の小樽で幼少期を過ごされました。昭和39年に札幌医科大学を卒業され,昭和51年に札幌医科大学助教授,同52年に旭川医科大学助教授,同54年に北里大学助教授,同56年にアイオワ大学客員教授,同59年に東邦大学教授,そして,同60年に北海道大学医学部麻酔科学講座教授に就任されました。平成15年3月同大学を定年退職され,その後,北海道社会保険病院等で顧問として活躍されておられました。
臨床面では,北大病院での全身麻酔件数を国立大学病院で全国トップクラスの件数に押し上げられ,北海道ならず全国の外科医療のために多大な貢献をなされました。とりわけ,北大病院での集中治療部の開設,ならびに救急部の発展には多大な尽力をなされました。研究面では,心臓麻酔,救急・集中治療,疼痛治療など多岐に渡り,多くの業績を残されました。平成8年には,これらの業績に対して,北海道医師会賞を受賞されています。教育面でも100人近い麻酔指導医を育てられました。
学会では多くの会長や理事を歴任され,平成14,15年には日本救急医学会総会と日本集中治療医学会総会を相次いで主催されました。海外での活躍もめざましく,平成2年には,日本人では初めて,Fellow of American College of Critical Care Medicine(FCCM)に選ばれました。また平成4年からはアジア心臓麻酔学会会長を務めておられました。
最近では,ガン治療推進のためにも尽力されました。札響によるガン治療推進チャリティーコンサートの開催とその収益金の医学研究科への寄付,さらに医学研究科及び北大病院においてガン研究に携わる優秀な若手研究者を育成するHIROKO基金を設立された矢先でした。
現在,日本は大震災という大きな国難に直面し,私たち医療人,特に麻酔や救急に携わる者は,災害救援や復興の牽引者としての役割が求められております。この分野の日本の先駆者かつリーダーでもあった劔物氏を,まさにこの時に失ったことは,誠に惜しみてもあまりある痛恨の極みであります。
最後に,これまでのお導きに感謝し,謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
■ ■
とても残念に思っています。
72歳はまだ若すぎます。
退職後も麻酔をかけていらしたと、
他の先生から伺っていました。
痩せてスマートな先生でした。
眼鏡の奥の厳しい目が…
とても優しい目だったのを覚えています。
心からご冥福をお祈りしています。
医学講座
男の子が生まれたら
昔、釧路労災病院に勤務していた時です。
E棟(いーとう)一階という病棟でした。
泌尿器科との混合病棟でした。
労災病院の宿舎が、
病院に隣接してありました。
立派な宿舎で、
5軒続きの長屋でした。
■ ■
泌尿器科の若い先生の奥様が…
元泌尿器科の看護婦さんでした。
その先生から伺ったお話しです。
あかちゃんのちんちんは…
おむつを替えるたびに…
少しずつ引っ張って…
皮を剥いてあげる
そうすると…立派になる
■ ■
男の子も、
幼稚園に入るようになると、
恥ずかしがります。
ちんちんにさわれるのは、
赤ちゃんのうちだけです。
小さなちいさなちんちんです。
皮も透けるほど薄いです。
■ ■
赤ちゃんのちんちんは包茎です。
大人になって…
粗ちんにならないように…
泌尿器科の先生の秘密を教えていただきました。
やってみると…
意外と難しかったです。
泌尿器科の先生の奥様は、
さすが元泌尿器科の看護婦さんです。
上手でした。
■ ■
人間の皮膚は伸びます。
最初は難しくても…
少しずつ引っ張っていると、
伸びてくるのが皮膚です。
ティッシューエクスパンダーという方法があるほどです。
赤ちゃんのちんちんを引っ張るのは、
おむつ交換の時です。
■ ■
男の子が生まれたら…
このことをを覚えていてください。
重度の真性包茎で…
皮がかぶったままだと…
成長に影響するようです。
(エビデンスはありません、経験です)
赤ちゃんのチンの皮を引っ張って、
亀頭が見えるようにしてあげてください。
引っ張り過ぎに注意してください
少しずつ優しくです
医学講座
北海道マラソン2011
今日は北海道マラソンの日です。
今日の札幌は快晴です。
マラソンのある日曜日は、
診療があるので…
見に行ったことはありません。
クリニックのすぐ近くを走ります。
■ ■
私はマラソンが大の苦手です。
小学校から高校まで、
マラソン大会の日は、
定期試験の日より嫌でした。
病気になって…
休みたい…と思ってました。
(休んだことはないと記憶しています)
■ ■
走り出すと…
必ず…
お腹が痛くなりました。
ネットで調べると…
いろいろな原因が書かれています。
腸管の血流のため…?
腸のガスのため…?
なるほど…
■ ■
マラソンでお腹が痛くなる理由は…
医学部でも習った覚えはないし…
医師国家試験にも出ないと思います。
小学校の時に知っていれば…
もう少し…
マラソンが好きになっていたかも…
お腹が痛くならないようにするには…
腹筋を鍛えて、
消化のよいものを食べるのだそうです。
■ ■
私は、
マラソンを走るのはダメです。
もっぱら夜のTVニュースで見る方です。
北海道マラソンのコースは、
北大構内を走ります。
私が好きなところです。
医学部の横も走ります。
■ ■
40km地点が、
北大構内です。
イチョウ並木があるところです。
ふだんは、
学生さんの自転車や、
構内循環バスが走っていて、
一般車両は走ることができません。
TVでマラソンを見たら、
北大も見てください。
北大構内です(仕事帰りに行きました)
医学講座
弁護士さんへの相談
小さなクリニックでも、
困ることはあります。
島田紳助さんのように…
毎日、多くの番組に出演して、
たくさんのことを話していると、
予期せぬことで、
予期せぬ人から責められることもあります。
■ ■
これから開業を考えている先生、
開業し困ったことに遭遇した、
先生へのアドバイスです。
○○医師会顧問弁護士、
○○大病院顧問弁護士、
…という肩書だけで、
弁護士さんを選ぶのは危険です。
■ ■
医師会の医師賠償責任保険も、
意外と使いづらい保険です。
小さなトラブルに、
こまめに対応してくれるか疑問です。
実際に困っている先生もいます。
肩書だけで選んではいけないのは、
医師も弁護士も同じです。
■ ■
TVで宣伝している弁護士さんも疑問です。
TV-CMには、
莫大な費用がかかります。
CM代分は高いと思います。
弁護士さん選びは…
お医者さん選び以上に難しいです。。
■ ■
私は、
高橋智先生をおすすめします。
たかはし_さとる先生です。
先生のおかげで、
私の人生が変わりました。
北海道新聞の記事で知った先生です。
5人目で、
ようやくめぐりあえた先生です。
■ ■
知り合いの医師にも紹介しています。
高橋先生は、
患者さん側の弁護士だから…
医者側にはついてくれないのでは?
…と心配する医師もいました。
いいえ…
高橋智先生は正義の味方です。
■ ■
医療訴訟に詳しい先生です。
患者側だけではなく、
医療者側にも強い味方です。
交通事故にも、
離婚訴訟にも強い先生です。
島田紳助さんのようにならないために、
早くから弁護士さんへ相談することをおすすめします。
医療問題
暴力団関係者と医療
タレントの島田紳助さんが
暴力団関係者とのつきあいを理由に
芸能界を引退されました。
私は紳助さんのファンです。
関西の言葉が好きですし、
彼の発言にも共感することが多いです。
■ ■
私は、今回の引退を、
とても残念に思っています。
朝日新聞の記事によると、
大阪府の橋下徹知事は会見で、
島田さんに「お疲れさまでした」とメールを送り、
「ありがとう」と返信があったことを明かした。
「紳助さんの番組がなければ、
どう考えたって知事になれるわけない。
今の僕の状態は紳助さんのおかげ。
非常に残念でもあり、つらい」と語った。
■ ■
暴力団との関係については、
「僕は府の暴力団排除の旗振り役。
暴力団との付き合いに
『あれくらいいいじゃない』
と僕の立場では言えない」と話した。
私も同じです。
暴力団と付き合うのはよくありません。
■ ■
暴力団の方が、
患者さんとして来院されたらどうでしょうか?
私は、
何人も暴力団の方を治療しました。
手術もしたことがあります。
トラブルになったことは一度もありません。
■ ■
医師は法律で、
暴力団だからという理由で
治療を断れないことになっています。
けがをして血を流している人は、
たとえ暴力団でも患者さんです。
治療に差別はできません。
■ ■
銃創という、
2007年4月18日の院長日記に書いてあります。
私は市立札幌病院で一回、
札幌医大で一回、
合計2回銃創を診たことがあります。
救命救急センターの先生から依頼されて診察しました。
市立札幌病院では暴力団、
札幌医大ではロシアのマフィアによる事件でした。
■ ■
病気になった暴力団員や、
けがをした暴力団員の治療もしました。
他の患者さんと同じように、
説明をして、
手術をしただけです。
暴力団だからといって…
特別なことはありません。
■ ■
受刑者の手術という、
2008年3月26日の日記に書いてあります。
受刑者だからといって、
差別はできないのが医療です。
刺青が入った暴力団員の受刑者は、
治療に協力的で、
傷もきれいに治りました。
■ ■
紳助さんが困っていた理由もわかります。
いろいろな人に相談なさっても、
なかなか解決できなかったので、
頼ってはいけない人に、
相談してしまったのだと思います。
橋下弁護士に、
相談していたら…
解決できていただろうか…?
…と考えています。
とにかく引退を残念に思っています。