院長の休日

彼の美点は100個以上

 平成23年5月12日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
 彼の美点は100個以上
 「自分の良いところを百個見つけると自分に自信がつき、明るくなれる」と本に書いてあった。私の大切な人は自分に自信がないと言っていたので、自信を持ってもらうために、私が彼の良いところを探し始めた。
 2ヵ月後。案外あっさりと百個見つかり、今では113個になった。一度に全部知らせてしまってはつまらないと思い、毎月一通のはがきに10~20ぐらいずつ書いて送りつけている。
 この作業をしてみて、意外なことに気づいた。百個見つけた時の私のこの達成感は何なんだ、見つけた私に自信がついていると。
 悪口というのはすぐに広まるものだ。人の悪いところを一つでも見つけてしまうと、離れてしまう人もいる。だが、百個見つけた私は、相当なことがない限り、彼を嫌いになることはないだろう。たとえ欠点が見つかっても、百個以上良いところを知っていることが、一つの欠点を打ち消すだろう。
 春の日差しとレジャーシート。これに彼を加えるだけで、とても穏やかで幸せな空間になる。
 欠点ではなく良いところを見つけること。この作業を私は心から勧める。
 (茨城県小美玉市_井坂香織_保育士_25歳)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 今朝は久しぶりに、
 楽しい投稿を見つけ、
 おじさんは嬉しくなりました。
 25歳の保育士さんの彼は、
 きっと自信がついているでしょう。
 若い人はいいなぁ~
 最近の私の口ぐせです。
      ■         ■
 私たちの年齢になると、
 あちこち痛くなったり、
 年齢を感じたり、
 とても良いところ100個なんてありません。
 悪いところなら、
 いくつでも出てきそうです。
      ■         ■
 30年前に結婚した頃は、
 幸せいっぱいでしたが、
 結婚30年にもなると…
 お互いに良いところなんて見えず…
 悪いところを見ないように
 努力している毎日です。
      ■         ■
 今日はとても良い方法を、
 若い保育士さんに教えていただいたので、
 老体に鞭打って、
 自分の良いところ
 奥さんの良いところ
 …を探してみようと思います。
 ありがとうございました。

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昔の記憶

大浦武彦先生のお誕生日

 今日、5月11日は、
 私の恩師であり、
 私たちの仲人でもある、
 大浦武彦先生のお誕生日です。
 先生は1931年(昭和6年)生まれ。
 今年で80歳です。
 ほんとうにおめでとうございます。
      ■         ■
 大浦先生は、
 北海道大学形成外科の創始者です。
 日本形成外科学会の重鎮です。
 先生のすごいところは、
 80歳になられても、
 学会に出席され、
 しっかり発言もなさいます。
      ■         ■
 今でも、
 世界中を飛び回って、
 国際学会で発表され、
 英文論文を書かれ、
 著書まで出されています。
 世界中さがしても、
 80歳でこれだけ活躍なさっている形成外科医は、
 他にいらっしゃいません。
      ■         ■
 私は札幌医大の学生だった時に、
 大浦先生の特別講義をお聴きし、
 形成外科の素晴らしさを知りました。
 最初は何もできず、
 自分には無理か?
 …と思ったこともありました。
 今の自分があるのは、
 大浦武彦先生のおかげです。
      ■         ■
 大浦先生の奥様も素晴らしい方です。
 大浦先生が大学院生だった頃、
 デートの時間もなかったので
 研究室で実験を手伝ってもらった
 …とお聞きしたこともありました。
 お料理が上手で、
 お庭の手入れもプロ級の奥様です。
      ■         ■
 私たち夫婦も、
 今年で結婚して30年です。
 何度も離婚の危機がありました。
 平坦ではない人生です。
 大浦先生ご夫妻を見習って、
 これからも生きて行こうと思っています。
 大浦先生、
 いつまでもお元気でご活躍ください。

恥ずかしながら、30年前です

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院長の休日

花の便り③

 春が遅い札幌でも、
 ようやく桜が満開になりました。
 道庁横の歩道では、
 芝桜のつぼみが、
 ピンク色になっています。
 スズランの芽が、
 出てきています。
      ■         ■
 山形のさくらんぼさんの果樹園では、
 ラ・フランスと
 無加温ハウスのさくらんぼの花が満開。
 りんごは未だかつてないほど遅い開花で
 昨年の猛暑の影響を受け
 花数も 極端に少ない。
 とコメントをいただきました。
      ■         ■
 自然相手の職業は大変です。
 でも、
 果樹園には、
 つくるよろこびがあります。
 以前、
 果物を送った先生から、
 『本間、最高にうまかった』
 『あんなにうまいのはじめて食べた』
 …と絶賛していただきました。
      ■         ■
 美味しいもの、
 最高の果物をつくるのは、
 ほんとうに大変ですが、
 さくらんぼさんにしかできない、
 素晴らしい技術です。
 ご両親やご主人といっしょに、
 今日も花摘みをなさって、
 大きなりんごを作られるだと思います。
      ■         ■
 真っ赤なさくらんぼの花が真っ白で、
 白っぽい王林の花が赤いのは、
 ちょっと不思議な感じがします。
 山形からの、
 花の便りをご紹介します。

さくらんぼ、2011年5月8日
王林、2011年5月9日

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院長の休日

花の便り②

 20年以上も前の患者さんから、
 お花を送っていただきました。
 本間先生、奥様、ごぶさたいたして居ります。
 今朝、畑を見に行きましたら、
 水仙がきれいに咲いて居りました。
 めずらしい花ではないのですが、
 お送りいたします。
 花もちはしませんです。
 一目ながめて下さいませ。
 ___かしこ
      ■         ■
 私にとって、
 水仙はめずらしい花です。
 都心では、
 なかなか目にすることがありません。
 土地がいいのでしょうか?
 花の色がとてもあざやかです。
 さっそく飾らせていただきました。
      ■         ■
 大きな手術をしたのはありませんが、
 毎年、お便りをいただき、
 お花まで送っていただき、
 とても心豊かになります。
 お元気でお過ごしのこと、
 とてもうれしく思います。
      ■         ■
 私は通勤途中にも、
 花に目が行きます。
 ごみの間に咲いたクロッカス。
 手入れもされていないのに…
 けなげに咲いているチューリップ。
 そんな花でも、
 十分に楽しめます。
      ■         ■
 花は人の心を穏やかにし、
 疲れをいやしてくれます。
 北海道はこれから花の季節です。
 疲れた日本人の心をいやすのに、
 北海道の自然と花は、
 とても効果的です。
 さわやかな北海道へ、
 是非いらしてください。
 お待ちしております。

いただいた水仙です。4日目なのに元気です。

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院長の休日

花の便り①

 私は花好きです。
 作るのも…
 見るのも…
 好きです。
 最近は作れないので、
 もっぱら見るほうです。
 花好きの私にとって、
 花の便りはうれしい知らせです。
      ■         ■
 山形のさくらんぼさんからは、
 毎年、果樹の花の写真
 送っていただきます。
 いつか…
 山形の果樹園に行きたいと思っています。
 同期の阿部先生も、
 米沢で活躍しています。
      ■         ■
 私は果樹園のことは…
 まったく知りませんでした。
 美味しい果物を作るために…
 こんなにも手がかかるとは…?
 夢にも考えませんでした。
 摘花といって、
 花芽を摘む作業があって…
 果物が大きくなることを知りました。
      ■         ■
 私が知っている果物は、
 秋に、
 スーパーやデパートに並んでいる、
 パック入りの果物です。
 今では一年中リンゴを売っています。
 さくらんぼさんにいただいてから、
 りんごを食べると…
 お腹の調子が良いことに気付きました。
      ■         ■
 今では…
 毎朝、必ずりんごを食べています。
 An apple a day keeps the doctor away.
 1日1個のリンゴで医者いらずは、
 ほんとうだと思います。
 あんなに好きだったイチゴより、
 今はりんご好きになりました。
      ■         ■
 果物作りは重労働です。
 重いコンテナを持たなければならず、
 畑は陽当たりの良い山です。
 美味しい果物を…
 作っていただきたいですが…
 さくらんぼさんの腰も心配です。
 お身体に気をつけて、
 働いていただきたいです。

ラ・フランスの花
2011年4月28日の果樹園

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院長の休日

鹿部リゾート

 今回泊まったのは、
 鹿部ロイヤルホテルというホテルです。
 大和ハウス工業㈱系列のホテルです。
 行ってみて…
 びっくりしました。
 私が知っている鹿部町ではなく、
 リゾート地でした。
      ■         ■
 昔の鹿部町は、
 漁港のある町でした。
 砂原(さわら)町も、
 鹿部(しかべ)町も、
 道南の漁港というイメージでした。
 鹿部には、
 間欠泉(かんけつせん)という、
 時間毎に自噴する温泉がありました。
      ■         ■
 函館に住んでいた時に、
 家内と行ったことがありました。
 家内は覚えていないようでした。
 鹿部漁港で、
 とれたての蟹を買って、
 生きたまま函館まで持って帰り、
 茹でて食べたことがありました。
      ■         ■
 鹿部漁港の周辺は、
 昔の面影がありました。
 JR鹿部駅近くは別世界でした。
 大和ハウス工業㈱が分譲した、
 別荘地が広がっていました。
 ホテルの方に伺うと、
 ‘別荘’としてではなく、
 ‘住宅’として永住される方が多いそうです。
      ■         ■
 ホテルには、
 立派なゴルフ場がありました。
 別荘地には温泉も付いているそうです。
 きれいな家が並んでいて、
 花や野菜を育てている家庭がありました。
 どの家も、
 とても素敵に見えました。
      ■         ■
 米国やオーストラリアには、
 会社を退職した後に生活する、
 ‘Retirement Village’
 ‘退職者の村’とでもいう街があると、
 以前のビジネス英語会話で聴いたことがありました。
 そんな街を想像しました。
      ■         ■
 ホテルの温泉は、
 日本人ばかりでした。
 親子連れや…
 老夫婦にお孫さんも見かけました。
 ツアーバスは一台だけ。
 温泉の湯船も、
 朝食のバイキング会場も静かでした。
       ■         ■
 どの家庭も、
 震災の恐怖や不安から、
 いやしを求めて、
 温泉に来ているようでした。
 残念なことに、
 桜は咲いていませんでしたが、
 ホテルにはたくさんの桜の木がありました。
 またいつか泊まってみたいと思いました。

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院長の休日

砂原(さわら)の想い出

 奥野商店の奥様
 突然おじゃまして申し訳ございませんでした。
 行くことに決めたのが、
 前日の5月3日でした。
 天気がよくなさそうだし…
 桜も咲いていなかったら…
 …と迷っていました。
      ■         ■
 GWだけあって、
 函館市内の温泉はどこも満室でした。
 最後の一室だけ空いていたのが、
 鹿部ロイヤルホテルでした。
 鹿部(しかべ)町は、
 駒ヶ岳の近くにある、
 漁業の街でした。
      ■         ■
 私の幼なじみの、
 小山正美先生のお父様が、
 となり町の砂原(さわら)町で、
 長い間、
 国保病院の院長先生をなさっていらっしゃいました。
 小山昌正(おやまよしまさ)先生。
 もうお亡くなりになってしまいましたが、
 北大医学部25期(昭和24年卒業)。
 砂原町名誉町民です。
      ■         ■
 私が小学生の頃に、
 夏休みに一週間近く、
 小山先生の家に遊びに行きました。
 『けんちゃん、砂原に遊びにおいで』
 『毎日、海に行けるよ』
 『海まで歩いて行けるよ』
 マーちゃんのおばさんが呼んでくださいました。
      ■         ■
 私は母親と弟といっしょに、
 マーちゃんの家に行きました。
 毎日、
 マーちゃん、
 妹のはるみちゃん、
 …といっしょに遊びました。
 とても楽しい懐かしい想い出です。
      ■         ■
 後から父親も来て、
 小山昌正先生が、
 車で函館まで案内してくださいました。
 今から思うと、
 お忙しいのに、
 よく案内してくださっと感謝しています。
 函館空港もはじめて見ました。
      ■         ■
 一週間、
 毎日見ていたのが、
 駒ヶ岳でした。
 砂原側から見るのを、
 砂原岳と呼んでいました。
 山は昔のままでしたが、
 鹿部には立派なゴルフ場とホテルがありました。
      ■         ■
 小山先生がいらした、
 砂原の病院は閉鎖されていましたが、
 別の場所に、
 新しい病院ができていました。
 道路も立派になり、
 道の駅もありました。
 50年前を想い出して、
 楽しい一日となりました。

駒ヶ岳です

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院長の休日

函館の桜2011

 GWの休みを利用して、
 函館の桜を見に行ってきました。
 2009年5月に行ってから、
 2年ぶりです。
 札幌の桜が咲きはじめたので、
 函館も咲いていると思ったら…
 ちょっと早かったようです。
      ■         ■
 今年は、
 桜ヶ丘通りという、
 住宅地にある、
 桜並木を見ました。
 道の両側に、
 桜が植えられています。
 ちょうどアーチのようになります。
      ■         ■
 住民の方が、
 丹精して育てられたのでしょう。
 観光コースになって、
 迷惑かなぁ…?
 …と思いながら、
 迷惑をかけないように…
 見てきました。
      ■         ■
 函館では、
 中島廉売(なかじまれんばい)という、
 商店街にある、
 奥野商店にもおじゃましました。
 奥野商店では、
 ご主人が鮭を切ってくだいました。
      ■         ■
 奥野商店の奥様と、
 函館の病院で働いたことがあります。
 お店が火災で焼けてしまい、
 その後、近くで再開されました。
 いつか行ってみたいと思っていました。
 ご主人の包丁さばきは、
 さすがプロでした。
 さっそく帰って来ていただきました。
 スーパーで売っているのとはまったく違う
 とっても美味しいでした。
 ご主人と奥様、ありがとうございました。

110504
桜ヶ丘通り
奥野商店
函館市中島町26−16
0138-51-7352

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医学講座

他人に知られたくないこと

 どんな人にも…
 他人に知られたくないことがあります。
 毎日、お風呂で腕や脚の毛を剃っている。
 毛深い…なんて思われたくないものです。
 逆に、
 毎日、毛生え薬をつけている。
 毛生え薬を飲んでいる。
 知られたくありません。
      ■         ■
 脇汗がすごいから、
 服に汗脇パットをつけている。
 脇汗パットをつけたままの服を、
 見られるのは嫌だと思います。
 脇の部分が黄色くなった、
 シャツを見られるのも嫌です。
      ■         ■
 毎日、アイプチで目を作っている人。
 素顔なんて…
 まるで別人です。
 『あんた誰?』
 …なんて思われたくありません。
 すっぴんの顔は、
 絶対に見せられません。
      ■         ■
 美容形成外科を開業して7年。
 たくさんの方の、
 他人に知られたくないことを、
 こっそりと治しています。
 快適な生活を送るためには、
 必要なことだと思っています。
 悩みが解消されれば、
 元気が出ます。
 GWの休みを利用して、
 道南の温泉に来ました。

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医学講座

健康で文化的な生活

 今日は憲法記念日です。
 日本国憲法第25条には、
 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
 と書かれています。
 私たち医療従事者の使命は、
 健康な生活を守ることです。
 癌の治療のような医療から、
 私たち形成外科医が担当する医療まで、
 医療の内容もさまざまです。
      ■         ■
 反論もあると思いますが、
 私は形成外科医として、
 ワキガのように…
 自分には何の責任もないのに、
 遺伝的体質として、
 親から受け継いだ病気は、
 保険診療で手術をするべきだと思います。
      ■         ■
 今回の震災のように…
 数週間もお風呂に入れないことになると、
 ワキガ体質の方は大変です。
 災害派遣で、
 被災地へ行ってくださいという業務なんて…
 行きたくても行けないと思います。
      ■         ■
 自分の不始末で性病になったとします。
 性病は、
 公衆衛生の立場からか、
 病気を蔓延させないためか、
 健康保険で治療が受けられます。
 これも健康で文化的な生活のためです。
 性病が蔓延した国は悲惨です。
      ■         ■
 私が開業した7年前は、
 保険診療でわきが手術をする開業医はまれでした。
 形成外科でも、
 保険外診療のところがありました。
 ワキガ手術は簡単ではありませんが、
 しっかり治療すれば、
 被災地へ派遣されて、
 1ヵ月テント生活でも大丈夫になれます。
      ■         ■
 ワキガ手術は、
 保険診療でも、
 手術をする先生によって内容が異なります。
 通院回数の少ないところや、
 簡単に治ります
 というところは要注意です。
 しっかり先生を選んでください。
 私は、これからも…
 健康で文化的な生活のために働きます。

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