医学講座
第108回日本美容外科学会(札幌)
平成22年7月17日(土)に、
札幌市北区北8条西4丁目の、
札幌アスペンホテルで、
第108回日本美容外科学会が開催されました。
こちらの美容外科学会は、
形成外科系の美容外科学会です。
今回は、
札幌スキンケアクリニックの
松本敏明先生が組織会長でした。
■ ■
松本先生が選ばれたテーマは…
シンポジウム
「次世代に伝えたい美容医療を求めて」
蘇春堂形成外科、新冨芳尚(しんとみよしひさ)先生が座長。
1.日本美容外科学会の成立とその経緯
平賀形成外科、平賀義雄先生
2.警病形成外科第2期の黄金時代を振り返って
当山美容形成外科、當山 譲先生
3.美容外科開業医と臨床形成美容外科医会
セブンベルクリニック、渡部純至先生
4.美容医療協会の成立と美容医療啓蒙活動
中野坂上クリニック、古川晴海先生
5.国際美容外科学会との関係
クリニカ市ヶ谷、大森喜太郎先生
6.美容外科の成り立ちと大森清一先生
北海道大学名誉教授、大浦武彦先生
■ ■
6人の日本を代表する先生が、
形成外科系の美容外科学会の成り立ち、
大森清一先生が考えていらした、
形成外科と美容外科の関係について、
私たちにもよくわかるように、
詳しく講演をしてくださいました。
正直なところ…
これだけのお話しをお聞きしたのは…
私もはじめてでした。
■ ■
6人の先生の講演の中で、
大浦武彦先生のご講演が最高でした。
形成外科⇔美容外科の関係が…
実によく理解できました。
ヤスミクリニックの木村知史先生が、
私より先にご自身のブログで解説してくださっています。
木村先生のことは、
2009年9月26日の院長日記でもご紹介しています。
勉強熱心で進歩的な先生です。
■ ■
大浦先生のお話しの要点です。
大森清一先生は、
形成外科と美容外科は車の両輪
とお考えでした。
大森先生ご自身も、
積極的に美容外科手術を執刀され、
美容外科の重要性は強く認識していらっしゃいました。
フェイスリフト手術などを…
山王病院でなさっていらしたそうです。
■ ■
ところが…
巷(ちまた)では、
悪い‘美容整形’が死亡事故を起こし、
誇大広告と悪徳商法で、
マスコミに大きく報道されるような事件が多発。
美容整形の社会的地位は地に落ちていました。
形成外科を発展させるためには、
外科系医師のサポートが必要。
そこで不本意ながら…
形成外科は美容をいたしません…と宣言し…
まず形成外科を認めてもらった。
■ ■
大浦武彦先生は、
もう、過去のことを言わずに…
2つの日本美容外科学会を統一する時期です。
と実に歯切れよく解説してくださいました。
ヤスミクリニックの木村知史先生が書かれているように…
平成の竜馬、新冨先生が
おーい、いい加減にせんかい
全美容外科が潰れるぞ
と統一に向けて動いていることに…
エールをおくられていました。
■ ■
私は恩師の大浦武彦先生が、
2つの美容外科学会の統一に向けて…
力強いお言葉をくださったことに…
心からありがとうございましたと言いたい気持ちです。
素晴らしい恩師を誇りに思います。
新冨芳尚先生と
高須克弥先生のお力で、
なんとか2つの美容外科学会が
1つになってくれたらと願っています。
“第108回日本美容外科学会(札幌)”へのコメント
コメントをどうぞ
お疲れ様でした。
私には少し難しい内容ですが、二つの学会が一つになりより発展、進歩する事を願っています。
ヤスミクリニックの木村先生は、某掲示板ではひどい言われようですが、そうでもないのですか。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
木村先生はしっかりした先生です。木村先生をけなしている人がおかしいと思います。