医学講座
顔貌の変化
顔貌(がんぼう)の変化(へんか)と読みます。
顔が変わることです。
美容外科や形成外科は、
顔という、
大切なパーツを変える仕事です。
レーザーでお肌をきれいにするのはいいけど…
顔を変えるのは…
どうかなぁ~~???
という方は世の中にたくさんいらっしゃいます。
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私も昔はそう考えていました。
自分が美容整形の医者になるとは、
考えたこともありませんでした。
私は血を見るのがこわい医学生でした。
形成外科医になった理由という、
2006年11月26日の院長日記に書いてあります。
■ ■
最初に美容外科の患者さん(お客様)を見た時には、
私の率直な印象は
『こんなにキレイな方なのに
どうしてコラーゲンでシワなんかとるの?』でした。
形成外科から美容外科という
2007年3月27日の院長日記に書いてあります。
当時は、
北大病院でコラーゲンの臨床試験の担当になりました。
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あれから30年近くになります。
私の考えも変わりました。
せっかく医学が進歩したのだから…
ちょっと医学の力を借りて…
きれいになればいいじゃないですか?
親からもらった顔だって…
親もきれいだったら…
もっといい人生だったかもしれませんょ。
きれいでしあわせな方が…
親も喜びますよ!
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それでも…
いきなり変わるのはどうかなぁ~?
と考えるのが人間です。
先生、あまり変わらないようにお願いします!
彼氏にバレないようにお願いします!
会社でバレないようにお願いします!
というお願いもよく承ります。
もっともなお気持ちです。
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顔貌(がんぼう)の変化を求めて…
手術を受けるのに…
あまり変わらないようにと願うのは、
自然といえば自然な気持ちです。
そんな方でも…
手術から3ヶ月も経って…
腫れが落ち着いてくると…
もっと幅を広くしておけばよかった!
ということになる人もいます。
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これももっともなお気持ちです。
私のモットーは、
イメージは自然です。
世の中には、
お客さんの求めに応じて、
外人顔でも…
幅広二重の西洋人顔でも…
何でも作ってしまう先生もいます。
私は超ナチュラル派なので、
もの足りないという人も多いようです。
医者と患者の相性も大切です。
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美容外科や形成外科は十分に相性の合う医師を選ぶべきです。
私がどんなに、これはキレイでしょう。と申し上げても、本人が気に入らなければダメです。
家を建てる場合や自動車を購入する時は、モデルハウスを見たり、試乗者に乗ったりして確められます。
美容外科は高い買い物なのに、試乗することもできません。
ホームページなどでその先生の‘代表作’をよく吟味して、実際にクリニックに足を運んで確めてください。
どんな名医がした手術でも結果に不満足な人はいます。
私は世界一の名医ではありません。
後悔しないためにも、ご自分で吟味して、確認して、同意書にサインをして、手術を受けてください。