医学講座
形成外科専門医と美容外科
私はもともと形成外科医でした。
形成外科医=美容外科医
ではありません。
今でも、美容外科医ではない…?
…かもです。
形成外科から美容外科への転向は、
簡単ではありません。
やっている仕事の内容が違います。
■ ■
日本形成外科学会の認定施設は、
毎年、学会へ手術件数を報告します。
手術内容による分類があります。
その中に…
美容外科という項目があります。
形成外科学会認定施設は、
大部分が大きな病院です。
保険診療が大多数です。
■ ■
皮膚腫瘍の手術という
2007年7月29日の院長日記に書いてあります。
学会認定施設で、
圧倒的に手術件数が多いのが、
皮膚良性腫瘍の手術です。
つまり…
形成外科の先生は、
日常診療では、
皮膚のできものを取る手術を多くしています。
美容外科手術の件数はわずかです。
■ ■
美容外科手術に健康保険は適用できません。
国公立病院で、
自費診療の美容外科手術をするのは、
なかなか大変です。
病院によって違いますが、
公立病院では、
料金徴収に関する条例を、
定めなくてはならないところもあります。
ヒアルロン酸などの未承認薬は、
大部分の公立病院で使えません。
■ ■
形成外科学会認定施設で、
美容外科を標榜する病院は少しずつ増えてはいます。
ただ、手術件数に関しては、
チェーン店の美容外科にかないません。
美容外科手術をして欲しいと、
大きな病院へ行く人はまれです。
日本の美容外科手術は、
形成外科認定施設以外で行われている数が、
大多数です。
■ ■
形成外科専門医で、
美容外科にも精通している先生がいらっしゃいます。
バリバリの美容外科医として、
大活躍している先生もいらっしゃいます。
その先生たちは、
大学病院以外の、
美容外科で、
美容外科を勉強された先生です。
■ ■
これから美容外科医へ転向したい、
形成外科専門医の先生が、
どこで美容外科を勉強したらよいか…?
とても難しい問題です。
一つ確実に言えることは、
腕の良い先生につくことです。
一流を学ぶことが、
将来、役に立ちます。
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2Chで 先生の悪口を書き込みしている 方はよく blogをお読みになってください。先生は正直で誠実で嘘は付かない腕のよい美容形成外科医です!!