医学講座
声_どう思いますか?「後期高齢者」を別の呼称にして
平成28年10月12日、朝日新聞朝刊、声の欄です。
(声どう思いますか)8月27日付掲載の投稿『「後期高齢者」を別の呼称にして』
■「後期高齢者」を別の呼称にして
主婦 延島晶子 (東京都 77)
体のあちこちに不具合はあるものの、一応自分のことは自分でできることに感謝しています。ただ、「後期高齢者」の呼称に違和感を抱き続けています。「そろそろこの世を去るべきですよ」というメッセージが含まれている気がするのは私のひがみでしょうか。
少子高齢化社会になり、若い世代に負担をかけていることは申し訳なく思います。でも、健康で生活を楽しんでいる80代、90代の方も大勢いらっしゃいます。一方、「要介護」「要支援」の方もいらっしゃいます。どちらも戦中戦後を苦労して生き抜き、日本が貧しい時代に国の礎を築いてきた方たちばかりです。
その人たちがつらい思いをしないように、例えば65歳以上を「シルバー・エイジ」、75歳以上を「ゴールデン・エイジ」というように、呼称を変えていただけないでしょうか。この国の発展に寄与してきた老人も身を縮めることなく、少し明るい気持ちになれると思うのですが。
(8月27日付掲載の投稿〈要旨〉)
■ ■
国家公務員 田添京子(長崎県 65)
前期高齢者になった私は、たまにこの言葉を使うが、半ば自虐としての範疇(はんちゅう)であり、納得しているわけではない。
老いの入り口にいるのは確かで、身の動きなど日常の様々な事象に、人生の黄昏(たそがれ)時にある自分を意識する。でも、それを認めたくない自分もいる。若い人が座席を譲るなど優しくしてくれると、かえって気持ちがへこむことだってある。
誰でも年老いるが、その複雑な心情はなってみないとわからない。気持ちを奮い立たせながら生きている。
ある老人施設では、90歳以上を高齢者と決め、敬老の日を祝うという。他の方はお祝いする側に回り、90歳になるのを楽しみに待つそうだ。何と、老いの心に寄り添った心配りだろう。
ご提案の「シルバー・エイジ」「ゴールデン・エイジ」。何だかすてき。たかが呼称、されど呼称だと思う。
■ ■
◆焦らず、怒らず、諦めず
プロデューサーの石井ふく子さん(90)
「後期高齢者」といった呼称は、いかにもお役所言葉。気にしなくていい。人は年代ではくくれません。元気な90歳もいる。なのに「後期」「高齢者」などと呼ばれると、消極的になりがちです。
そうではなく、「まだ出来る」という気持ちが大事。以前、女優の杉村春子先生に「お元気ですか」とお聞きしたら、「元気じゃいけないの?」と叱られたことがあります。今は先生のお気持ちがわかります。私は「九十歳になりましたね」と言われたら、数字を逆にして「いえ、十九です」と答えます。高齢者は生きているだけで尊いのです。自信を持ちましょう。
また、目標や張り合いがあるといいですね。私は良い作品づくりが使命と考え、「焦らず 怒らず 諦めず」の精神で過ごしています。
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
私はこの後期高齢者医療制度ができた時から、
だれがつけたんだ、
こんな名前と怒っていました。
私は後期高齢者という名前が嫌いです。
62歳の私は、
あと3年で前期高齢者です。
男でも
あ~ぁ、
前期高齢者か
…と思います。
■ ■
石井ふく子さんはさすがです。
「後期高齢者」といった呼称は、
いかにもお役所言葉。
気にしなくていい。
その通りです。
医者仲間の先輩でも、
保険証が後期高齢者に変わったとなげいています。
■ ■
医療機関にとって、
前期高齢者も、
後期高齢者も関係ないんです。
自己負担割合が何割かわかれば、
医療費の計算はできます。
将来は紙の受給者証ではなく、
ICチップにたくさんの情報が入ったカードがいいです。
■ ■
指紋認証や、
顔認証で、
ICカードからお薬や病気の情報が入手できるといいです。
役所ともオンラインでつながって、
クレジットカードのように認証ができると便利です。
今の健康保険証では、
たとえ他人が使ってもわかりません。
後期高齢者受給者証ではなく、
医療カードでいいです。
「後期高齢者」といった呼称は、
いかにもお役所言葉。
大嫌いです
“声_どう思いますか?「後期高齢者」を別の呼称にして”へのコメント
コメントをどうぞ
65歳で前期高齢者の呼び名は
ありえませんよね。
先日、先生が書かれていて
その事実を知り驚きました。
今の65歳は未だ未だお若いです。
70代だってお若いです。
枯葉マークが変わりましたよね。
何という呼称かは忘れましたが。
前期高齢者、後期高齢者も
そういう風に変更して欲しいです。
父は85歳ですが敬老の日は
まだ祝ったことがありません。
年寄り扱いされたくないかと思っての事です。
本人に聞いたところ
やはり不要と言われました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。85歳は大浦武彦先生と同じですね。そういえば大浦先生にも敬老の日におめでとうござますと言ったことはありません。
私の地区は75才から 敬老会に招待されます。あまり年輩になると歩けなくなりまたは施設に入っていて来れなくなります。毎年紅白饅頭と長者番付の紙が渡されます。地域の草刈りなども75才から免除になっていますが、元気な人は参加します。今ラフランス収穫真っ只中。 ○○さんちとさくらんぼさんちは人数が同じだけれど 、あっちは40代のバリバリ。さくらんぼさんちは 病み上がりの高齢者と還暦を過ぎた二人と身障者だあと笑いました。 呼び方ですか、、、 私はそんなに気にしていませんでしたが どうなんでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。収穫お疲れ様です。さくらんぼさんちは、ベテラン揃いでも重労働の収穫作業は大変ですね。後期高齢者は医者仲間の先輩にも不評ですね。生年月日と記入された年齢でとしはわかります。美容外科の自由診療は保険証も身分証明書も必要ないので偽名で年齢も実際より10歳も若く書く人がいます。
言葉ね!とおもいます。立場が違えば私もそう思うでしょう。94歳の母が他人から名前でよばれず、ばあちゃんと言われたと憤慨しています。誰がみてもおばあちゃんなのに。本人はまだ若い気持ちでいる。この前34歳でおばちゃんと言われてショックを受ける本を読みました。62歳の私には34歳は若いけど小学生の頃は、親は30代だつた。後期高齢者医療制度も腹立つけれど、余命半年と言われたら、そんなこと、どうでもいいようになる。気持ちの持ちようのような気がします。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。すみれさんのお母様は94歳でもお元気でいいですね。元気な方は100歳でも高齢者とは呼ばれたくないと思います。私は目を治していただいてからよく見えるようになり、年齢より若く見られるようになりました。
古い話題ですが失礼します。
制度云々よりも名前がダメだと私は思います。
前期高齢者が65才以上で後期高齢者が75才以上なら85才以上はどうなってしまうのでしょうか?まるで85才以上の方が存在しないような言い方なのがどうかと思います。私のお母さん方のおばあちゃん方のひいおばあちゃんは今でこそ残念ながら亡くなってしまいましたが、80代後半の時には耳が聞こえにくい事以外はゲートボールに行かれたり歩いて5分程度の温泉に毎日のように一人で歩いて行かれたりしてお元気だったので、85才以上の方がいかにもいないかのような表現を国が率先してするのはいかがかと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。私の母親は今年4月で90歳になります。国の言い方だと晩期高齢者でしょうか?おかげ様で元気で一人暮らしをしています。たまに犬を預かってもらっています。わが家ではしない散歩に連れて行ってくれるので犬が喜んでいます。