医療問題
平成26年度診療報酬改定の影響①
昨日の平成26年度診療報酬改定説明会、
診療所とは関係がない病院関係の説明ばかりだったと、
質問票に文句を書いてきました。
次回からに反映されるかどうか?
…でも、前回、私が壇上に文句を言いに行ったのは、
ちょっとインパクトがあったようです。
■ ■
医療事務担当の方には退屈な内容でも、
クリニック経営者には参考になりました。
私の予測です。
看護師さんの引き抜きが減ると思います。
もう少し予測すると…
今より看護師さんの待遇が良くなることは…
少ないと思います。
■ ■
腹立たしいことですが…
日本という国の厚生行政は利益誘導型です。
美味しそうな♡ニンジン♡をぶら下げて…
いろいろな施設や病院ができるように誘導します。
ちょっと多くできすぎると…
♡ニンジン♡を減らします。
■ ■
美味しそうな♡ニンジン♡をねらって集まった馬は、
餌の♡ニンジン♡がなくなると餓死です。
厚生労働省が出す♡ニンジン♡の情報を、
いち早く集めて…
ぱっと美味しいところを食べないと…
病院も施設も倒産の危機です。
■ ■
今回の改訂は、
♡ニンジン♡を減らします。
7:1看護という…
看護料金が高い病院が増えすぎました。
357,569床ある急性期病床を、
18万床に減らす方針です。
そもそも7:1看護の病院はこんなに要らなかったの?
…と思うような内容です。
■ ■
7:1看護ができた時、
大病院も、
大学病院も、
なりふり構わず看護師さんを急募しました。
その結果…
街中の開業医は苦労しました。
看護師さんの待遇も改善されました。
■ ■
今はあちこちに看護師斡旋業者があります。
ナース
求人
…と検索するとたくさんヒットします。
私の予測では、
これが7:1の前くらいに戻ると思います。
看護師さんは、
よほど条件が悪くなければ、
今の病院に勤務し続けるのが、
得策だと私は思っています。
“平成26年度診療報酬改定の影響①”へのコメント
コメントをどうぞ
それでは患者は急性期を過ぎると退院になるのでしょうか? まるで大学病院がベッドの稼働率を理由に退院させられるようですね。 これから看護師になる人はどうすればよいでしょうか? 他の医療職もいらなくなるのでしょうか?
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
急性期を過ぎた患者さんは退院するか、退院できない場合は回復期病棟がある病院に転院になると思います。看護師さんは退職する人が多く、高齢者がますます増えるので看護師さんが失業することはありません。過度の引き抜きなどが無くなると思います。これからはリハビリが脚光を浴びると思います。自分が持っている回復力で少しでも元の身体に近づけるのがリハビリです。医療職が失業することはありません。
壇上に文句を言いに行ったのは、そりゃあインパクトありますよ。
でも熱意ある先生らしいです。
看護師さん、うまい話に乗らないで現状維持ですね。