院長の休日
困窮者励ます寄付こそ「友愛」
平成21年12月18日、朝日新聞朝刊「声」の欄への投稿です。
困窮者励ます寄付こそ「友愛」
無職 宇佐見照子
(埼玉県狭山市 80)
鳩山総理のお母様へ、同世代の母親として一言、申し上げます。私たちは確実に老いていく身には違いはありませんが、大きな違いは、あなたが多額な財産をお持ちで、その使い道に悩んでおられることではないでしょうか。
私は独り暮らしの年金生活者ですが、会費を払い、世界の国々から来た人たちに日本語を教える教室でポランティアをしています。受講生は、私たちが持ってゆく新聞の折り込み広告の白紙部分を利用し平仮名や漢字を書いたりしています。年の瀬も迫り、新年を野宿して迎えねばならない人もたくさんいるでしょう。
悩んでおられると思われる財産の使い道ですが、息子さんの説く「友愛」を後押しし、困窮している人たちに寄付されたらいかがでしょうか。それこそが真の友愛精神と思います。一人の老婆として来年の漢字が「愛」でありますよう願いつつ、あなたが良きお年を迎えられますことをお祈り致します。
■ ■
毎月1,500万円ものお小遣いをいただける息子は、
日本中を探してもそう多くはいません。
もらった‘お小遣い’を…
‘知りませんでした’とか
‘修正申告’します。
でいいとも思いません。
一国の首相として、
‘ふさわしい人’なのか…?
と疑問も持ってしまいます。
■ ■
2008年5月27日に
内閣総理大臣という日記を書きました。
私が札幌西高校の生徒だった時に、
田中角栄さんが内閣総理大臣になりました。
‘コンピューター付きブルドーザー’とか
‘よっしゃよっしゃ’とか
‘小学校しか出ていない総理大臣’とか
‘田中のカナ振り英語’とか
いろいろ言われた内閣総理大臣でした。
■ ■
ロッキード事件で逮捕され、
晩年は病気になられました。
いろいろな批判はあると思いますが…
私は今でも田中角栄さんが好きです。
小学校しか出ていないのに、
苦学して内閣総理大臣にまでなって…
田中さんの時代に、
日本はよくなったと思います。
■ ■
ロッキード社からお金をもらうのは悪いことです。
お母さんからお金をもらって、
贈与税を納めないのは…
‘脱税’です。
どちらがより悪いことかは…
裁判所が決めることです。
でも…
私は田中角栄さんが好きです。
■ ■
何不自由なく育った‘お坊ちゃま’は、
ほんとうに困っている人の気持ちはわかりません。
私たち医療従事者は、
困っている人を助けるのが仕事です。
自分で病気を経験した人は、
患者さんの気持ちがより理解できます。
投稿者の宇佐美様は、
素敵なご婦人だと想像します。
海外から来た人に、
美しい日本語を教えていらっしゃることと思います。
内閣総理大臣には、
安心して住める豊かな国にしてほしいです。