昔の記憶
大学での教育
一流大学を目指して、
猛勉強している受験生には…
ちょっと申し訳ないお話しです。
偏差値が70近い、
センター試験で9割以上取らないと、
入れない一流大学でも…
社会常識は教えてくれません。
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食事の時に…
ぺちゃぺちゃと音を立てて食べない。
ご飯を食べる時は…
ちゃんと茶碗を持って食べる。
朝は、
おはようございますと挨拶をする。
顔を洗って
髭を剃って
歯を磨いて
髪を整えて
身支度をして出勤する。
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これに…
朝は早起きして…
朝ご飯をしっかり食べて…
それから出勤する…
という項目を付け加えると、
かなりの若者が…
不合格になります。
一流大学では、
生活指導まではしてくれません。
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私が医学生だった…
30年前には、
身だしなみや、
生活態度まで、
指導してくれた先生がいました。
今はどこの大学でも…
講義中の私語や携帯着信音。
ペットボトルを机上に置いて、
飲み物を口にする学生もいます。
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センター試験の問題にも…
医師国家試験の問題にも…
看護師国家試験の問題にも…
司法試験にも…?
社会常識は出ません。
高度に専門化された知識を、
やたら詰め込むばかりが、
昨今の医学教育です。
丸暗記が得意な人が高得点を得ます。
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昨日の新人行員も…
悪い人ではありません。
私たち怖いおじさんも、
何度も失敗して、
患者さんに謝って成長しました。
支店長や役員になった、
友人の銀行員は、
実に謝るのが上手でした。
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若い人へ伝えたいことは…
一流大学へ入学しても、
無名の大学へ入学しても、
得られる大学卒業資格は同じ。
大学では学ぶことは…
講義で得る知識の他に、
先輩から聞く耳学問。
アルバイト先の店長さんから教わる、
接客術やことば
講義以外に学ぶことがたくさんあります。
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大切なのは、
謙虚に聞くこと
指摘されたら改めること
よく考えてみること
同じ過ちを繰り返さないこと
です。
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私がJA帯広厚生病院の形成外科部長だった時に、
新人の先生といっしょに、
菓子折を持って
患者さんの家まで、
謝りに行ったことがありました。
こうして‘先生’の教育をしていました。
一度に100人近い学生さんに講義をするのが
大学教育です。
細かな個人指導までは…
大学ではなかなかできません。
卒業してから、
苦労して覚えてください。