昔の記憶
大学での教育
一流大学を目指して、
猛勉強している受験生には…
ちょっと申し訳ないお話しです。
偏差値が70近い、
センター試験で9割以上取らないと、
入れない一流大学でも…
社会常識は教えてくれません。
■ ■
食事の時に…
ぺちゃぺちゃと音を立てて食べない。
ご飯を食べる時は…
ちゃんと茶碗を持って食べる。
朝は、
おはようございますと挨拶をする。
顔を洗って
髭を剃って
歯を磨いて
髪を整えて
身支度をして出勤する。
■ ■
これに…
朝は早起きして…
朝ご飯をしっかり食べて…
それから出勤する…
という項目を付け加えると、
かなりの若者が…
不合格になります。
一流大学では、
生活指導まではしてくれません。
■ ■
私が医学生だった…
30年前には、
身だしなみや、
生活態度まで、
指導してくれた先生がいました。
今はどこの大学でも…
講義中の私語や携帯着信音。
ペットボトルを机上に置いて、
飲み物を口にする学生もいます。
■ ■
センター試験の問題にも…
医師国家試験の問題にも…
看護師国家試験の問題にも…
司法試験にも…?
社会常識は出ません。
高度に専門化された知識を、
やたら詰め込むばかりが、
昨今の医学教育です。
丸暗記が得意な人が高得点を得ます。
■ ■
昨日の新人行員も…
悪い人ではありません。
私たち怖いおじさんも、
何度も失敗して、
患者さんに謝って成長しました。
支店長や役員になった、
友人の銀行員は、
実に謝るのが上手でした。
■ ■
若い人へ伝えたいことは…
一流大学へ入学しても、
無名の大学へ入学しても、
得られる大学卒業資格は同じ。
大学では学ぶことは…
講義で得る知識の他に、
先輩から聞く耳学問。
アルバイト先の店長さんから教わる、
接客術やことば
講義以外に学ぶことがたくさんあります。
■ ■
大切なのは、
謙虚に聞くこと
指摘されたら改めること
よく考えてみること
同じ過ちを繰り返さないこと
です。
■ ■
私がJA帯広厚生病院の形成外科部長だった時に、
新人の先生といっしょに、
菓子折を持って
患者さんの家まで、
謝りに行ったことがありました。
こうして‘先生’の教育をしていました。
一度に100人近い学生さんに講義をするのが
大学教育です。
細かな個人指導までは…
大学ではなかなかできません。
卒業してから、
苦労して覚えてください。
そうですね。大学では教えない社会常識・や作法や礼儀は先輩から教えていただいたり、いろんな社会での人との関わりの中で身につくものだと思います。
blogの最初の方の朝ごはんや挨拶、身支度などは、育った家庭環境にもよると思います。朝どんなに早くても しっかりご飯を食べてもらって会社に出すようにしてますし、私の方から『おはよう!』と声をかけるようにしています。身支度もしっかりして行くようです。ただ 私も常識がない人間なので講演会などに行くと緊張するのか咳がでるのでペットボトルを時々飲むようにしていましたが、以後気をつけます。
確かに社会での一般常識は学校では教えてくれませんでした。学生時代にした数々のアルバイトを通してや社会人になってから失敗を重ねながら学んでいったような気がいたします。職場には尊敬する素晴らしい先輩もいましたのでその方々からいろいろな事を学べたことは幸せでした。今も失敗することはありますし反対に後輩から学ぶ事もありますがどんな時でも謙虚さを忘れずにいたいと思っています。昨日の若い行員さんも先生にお説教され何かを学んでくれたらいいですね。