医学講座
じいちゃんの入れ歯
最近、じいちゃんの元気がない。
食べたがらない。
以前より食べなくなった。
入れ歯が合わないらしい。
私の母が心配していました。
そういえば…
85歳の誕生日も…
調子が悪そうでした。
■ ■
私の父は、
歯が悪いです。
残っているのは、
右下の3番という…
犬歯(けんし)と呼ばれる…
一本だけです。
昨年12月に作っていただいた、
入れ歯が合わなくて、
今年に入ってから食が細くなりました。
■ ■
作っていただいた歯科に通院しても治らず…
調剤薬局で聞いた…
評判の良い歯科へ通院し、
少し良くなって…
また痛くなって…
最後には、
自分でガーゼを切って…
入れ歯にはさんで使っていました。
■ ■
私は入れ歯に専門家がいることを…
長い間、知りませんでした。
北大形成外科で歯学部の先生と
合同カンファレンスをしていました。
医科と歯科の協力という、
2010年2月3日の日記に書いてあります。
歯科のtetsuko先生からコメントをいただいています。
■ ■
卒後在籍した教室は、
大浦教授時代の形成外科とチームを組んでいたので、
医科、歯科合同で症例に取り組む良さを実感しました。
患者さんの口もとを美しくしたい大浦先生側と、
患者さんにしっかり咬める歯並びを残したい歯科側の先輩とで
「どの歯を残す?抜く?」
と激しいやりとりをしていたのを思い出しました。
■ ■
入れ歯の専門家は、
補綴科(ほてつか)の先生です。
北大歯学部には、
第一と第二の2つの補綴学講座がありました。
私たち形成外科は、
第二補綴科の先生とご一緒に、
顎顔面の治療をしていました。
■ ■
私の家内も、
結婚前に受けた抜歯が原因で、
顎関節症になりました。
私の幼なじみの小山先生に見つけていただき、
北大歯学部で治療しました。
北大から紹介されて、
家内の治療をしてくださったのが、
清水則夫先生です。
■ ■
清水先生は、私と同年代です。
北大歯学部第二補綴学教室の、
医局長をなさっていらっしゃいました。
現在は…
北区新琴似で開業されています。
昨日、清水先生に父を診ていただきました。
■ ■
治療室から出てきて、
父がにこにこしていました。
やぁ~
楽になった。
ここの先生は違う。
ガーゼをはさんでいた入れ歯を、
調節してくださったそうです。
■ ■
ちょっとした調節でも、
名人がすると違うものです。
残された人生を、
笑顔で過ごせるように、
快適な入れ歯を作っていただきます。
清水則夫先生に感謝しています。
清水歯科クリニック
〒001-0908
札幌市北区新琴似8条2丁目1−13
011-761-7211
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