医学講座
第1回口頭弁論記録(札幌地裁)
事件番号 平成28年(ワ)第816号
建物明渡請求事件
原告 大同生命保険株式会社
被告 医療法人札幌美容形成外科
期日 平成28年5月30日(月)午後1時30分
場所 703号法廷(7階)
第1回口頭弁論の記録です。
■ ■
昨日の札幌はいい天気でした。
私たちは、
午前中の診療を終え、
職員全員で札幌地裁に向いました。
札幌地裁は、
札幌市中央区大通西11丁目にあります。
私が子供の頃は、
札幌市立大通小学校だった場所です。
私の母親は大通小学校の卒業生です。
■ ■
午後1:30からはじまるというので、
私たちは30分前に裁判所に着きました。
裁判所に入る時は、
ちょうど飛行場の搭乗前のように、
金属探知機と、
ベルトコンベアー式の、
手荷物検査機がありました。
まさに空港でした。
■ ■
さくらんぼさんのコメントのように、
昔は空港のような金属探知機も、
ベルトコンベアーの手荷物検査機もありませんでした。
テロ対策なのでしょうか?
空港のように、
飲み物の検査機はありませんでした。
携帯電話は、
かごに入れて通しました。
■ ■
札幌地裁HPによると、
裁判所は係りによって裁判官が変わります。
ちょうど学校のクラスと担任が決まっているように、
法廷と裁判官が決まっています。
担当の曜日まで決まっています。
札幌美容形成外科の担当は、
民事第5部4係
根本宜之裁判官です。
開廷日は毎週月曜と水曜
703号法廷です。
■ ■
2016年5月30日(月)13:30からの703号法廷では、
2件の事件が予定されていました。
早く着いたほうから順番にはじまると、
裁判所の書記官からお聞きしていました。
私たちは、
10分前の開廷と同時に法廷に入りました。
もう1件の事件は、
社会医療法人が被告の損害賠償請求事件でした。
■ ■
私たちは早く着いたのですが、
書記官から、
大同生命側の弁護士さんが、
新千歳空港からのJRが人身事故で遅れ、
途中駅からタクシーで札幌に向かっています。
15分程度遅れるそうです。
…と告げられました。
別件の損害賠償請求事件が始まりました。
■ ■
期せずして、
社会医療法人が被告の損害賠償請求事件を傍聴することになりました。
私は白衣で、
職員も制服で傍聴しました。
原告側の弁護士さんが入廷して、
私たちを見て驚いていたと家内が言ってました。
私はとても興味深く弁護士さんのやりとりを聞いていました。
この裁判の途中で、
虎門中央法律事務所の、
板垣幾久雄弁護士
柴田征範弁護士が来られました。
■ ■
口頭弁論というと、
中学校の弁論大会のような弁論を想像します。
実際は、
大同生命からの訴状に対して、
高橋智弁護士が作成してくださった
準備書面という、
答弁書について、
弁護士双方と裁判官がやり取りをするものでした。
高橋智弁護士から、
コピーが薄くて判読しづらいところがあるので、
差し替えをお願いしたい。と求めた書類の原本を、
裁判長と双方の弁護士が確認したりという内容でした。
■ ■
このやり取りの後で、
次回の口頭弁論の期日を決めることになります。
703号法廷の開廷日は
月曜と水曜です。
相手方は東京から来るので、
午後を希望されました。
予定がつまっているらしく、
分厚い手帳をくくりながら日程を調整していました。
次回は平成28年7月25日(月)13:30からに決まりました。
こんなふうに裁判が進んでいくと高橋智先生に教えていただきました。
名医についた患者のように安心しました。
高橋智先生に後光がさして見えました。
先生のありがたさを痛感した一日でした。