医学講座
めざせ、こころ美人
平成28年8月18日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
めざせ、こころ美人
「声美人だなぁ」と病床の夫がふと、私に言った。「そお? 美人なら何でもいいわ」とニコニコして答える私。病気で気弱になって、唯一身近な私が頼りなのかと、切なくなる。
昔、夫の母に笑顔が良いとほめられたことを思い出した。おせじにも美人とはいえないが、笑い顔がいいというのだった。自分の顔の評価は百も承知だったが、ちょっぴり複雑な気分だった。しかし気を取り直して、何とか笑顔で過ごせるようにと頑張ってきた。
あれから45年。泣きたい時はちょろっと泣いて、後は切り替えて笑顔でいようと努めてきた。今うれしいことに、友人たちは「あなたの顔を見るとホッとする」と言ってくれる。そんな時は私もうれしくなって主人の母に感謝する。
夫は老化で目もかすんできて、私の笑い顔はボヤッとしか見えないだろうが、そのぶん聞くことに敏(さと)くなっているのだろう。決して鈴を振るような声ではないが、高からず低からずの声で、なんとか分かってもらえるように心をこめて話すことを心がけている。
よーし。笑顔美人、声美人、さらにはこころ美人を目指して、がんばろうと思っている。
(札幌市 斎藤紅香〈こうか〉 主婦 70歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
投稿者の斎藤紅香〈こうか〉様は、
札幌の方です。
私より少しお姉さんです。
きっと美しい方です。
笑顔美人、
声美人、
こころ美人
素敵な言葉です。
■ ■
若い頃にミス○○になった方も、
60の声を聞くと、
70の声を聞くと、、
20歳の頃とかなり違います。
ちょっと医学の力を借りて、
若々しくなっている方は、
意外と多いものです。
■ ■
美容整形をすすめるわけではありません。
70歳になっても、
自分の顔が気になるのが、
♡女ごころ♡です。
機会がありましたら、
ぜひ私の術前術後の写真を見ていただきたいです。
70歳を過ぎても、
美しくなることができます。