医学講座

丁寧な説明2016

 昨日の院長日記、
 今井和男さんの著書
 不動産ファイナンスの再生・回収実務に、
 改めて丁寧に説明するという表現がありました。
 私は札幌医大病院や、
 JA帯広厚生病院で、
 リスクマネージャーを経験しました。
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 大きな病院だから、
 安心と思うのは間違いです。
 大きな病院には、
 大きな医療事故があります。
 私自身は無事故ですが、
 下の先生の医療ミスで、
 患者さんの家まで謝りに行ったことがあります。
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 不動産取引訴訟では、
 準備書面で相手を刺激するのが一つの手法らしいです。
 私は相手方から届く準備書目を読むたびに、
 この裁判は絶対に負けないぞ!と、
 強い闘う闘志をもらいます
 訴訟が起きてから、
 家賃請求書が
 損害金請求書になりました。
 これだけでもかなり強い刺激です。
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 私たち医療の現場でも訴訟になることがあります。
 最善の治療をしても、
 残念な結果になることがあります。
 ベテランのリスクマネージャーは、
 とにかく患者さんを怒らせないように努めます。
 私が一番勉強になったのは、
 JA帯広厚生病院の事務次長さんでした。
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 医師は自分の診療科以外の事故を知ることはありません。
 たとえ死亡事故が起きたとしても、
 病院全体で、
 その死亡事故の情報を共有することはしません。
 一部の人たちだけが事故対応をします。
 事務方の偉い人は、
 病院で起きた小さなトラブルから、
 大きな事故までのすべてに対応します。
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 私が経験したのは、
 小さな医療ミスでした。
 後遺障害も残りませんでした。
 事故が起きた時に、
 私は担当副院長と事務次長に報告しました。
 事務次長と相談して、
 患者さんの家に謝りに行くことにしました
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 この時点では、
 患者さんは医療ミスや医療事故に気付いていませんでした。
 私と担当医が謝りに行くと、
 言われなければわからなかったのに、、、
 …とも言ってくださいました。
 私と担当医は、
 患者さんと患者さんのご家族に丁寧に説明し、
 こちらのミスを謝罪しました。
 幸いなことに問題なく治癒しました。
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 医療の現場と不動産取引は違います。
 自社ビルだけを建て替えるのではなく、
 隣のビルも取得して建て替えるのだったら、
 もう少し隣のビルで生活している人のことも考えるべきです
 私は交渉を拒否したのではなく、
 忙しいから弁護士の先生に話してくださいと伝えただけです
 最初の電話で、
 私は担当の山田健さんに、
 こちらの事情を丁寧に説明したのです。
 日本初のブログ建物明渡訴訟で明らかにします

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