医学講座
HIV感染者34人_梅毒は最多469人_札幌市2023年
今日は2024年3月6日(水)です。
昨日、公立高校の入試が終わりました。
今朝の北海道新聞に問題が掲載されていました。
なかなか難しいです。
69歳のおじいさんは、
15歳よりできません。
昔は得意だった理科も難しいです。
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毎日、勉強している子が一番できます。
今日の北海道新聞にHIVと梅毒のことが出ていました。
高校入試や大学入試には出ませんが、
これから高校生になる子供たちや、
4月から大学生になる子供たちに知ってほしいです。
性感染症は無防備だと意外とかかりやすいです。
男の子も女の子も正しい知識を持ってほしいです。
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2024年3月6日、北海道新聞の記事です。
HIV感染者、15人増34人 札幌市2023年 梅毒は最多469人
札幌市の2023年のエイズ患者と発症していないエイズウイルス(HIV)感染者の届け出数は前年比15人増の34人で、今の調査方法となった1999年以降、2番目の多さだった。梅毒の届け出は同30人増の469人で過去最多。市は新年度からHIVと梅毒の検査の上限人数を増やす。
■2024年度_検査人数を増
市保健所によると、エイズ関連で届け出た34人のうち患者は14人、HIV感染者は20人。うち男性は32人、女性は2人で、感染経路は21人が同性間の性的接触だった。市のエイズ患者・HIV感染者は人口10万人当たり1.73人。全国に20ある政令指定都市のうち、名古屋市3.27人、大阪市2.24人に次いで多い。
梅毒に関しては、感染後約3週間の「1期」が240人で最も多く、次いで発症後約4~10週間の「2期」が132人、無症状病原体保有者が89人など。感染経路は異性間の性的接触が男女とも最多で、男性は感染した234人中193人、女性は235人中200人を占めた。
HIVと梅毒に関して匿名と無料で行う検査の規模について、市は2020~2022年にコロナ禍を理由に縮小した。2023年はコロナ前並みに戻したため、前年を上回り感染事例が増えたとみられる。梅毒は全国的に増加傾向で札幌でも増えている。
市は2024年度、匿名と無料で受けられるエイズと梅毒の検査について、訪れやすい休日の検査上限人数を年間80人から96人に増やす。検査に訪れる人数が現在、上限いっぱいになっているためだ。23年度からは、エイズ患者を支援するNPO団体とも連携し、新たにマッチングアプリで検査に関する広告を出すなどしている。市は「患者への差別や偏見をなくし、早期治療につなげようと力を入れている」とする。
市内では発症して初めて感染に気づく「いきなりエイズ」の割合が2023年は41.2%で、前年比14.9ポイント増。北大病院HIV診療支援センター副センター長の遠藤知之医師は正しい知識が乏しい状況に触れ、「根強い差別の存在なども、自発的な検査につながらない要因なのでは」と指摘する。
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残念なことですが、
今の日本では正しい性感染症の授業がありません。
難関大学の学生さんですら、
望まない妊娠も、
性感染症性病もあります。
入学試験に性教育のことは出ません。
当然、子供たちは知りません。
私はもっと積極的に教育すべきだと思います。
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私は札幌医大病院中央検査部の永井龍夫先生の講義で正しい知識を得ました。
私を風俗から遠ざけた医学教育に書いてあります。
永井先生の講義で、
梅毒のことを習いました。
先生が講義で、
梅毒の末期だという…
女性の写真を見せてくれました。
私は自分の経験から文部科学省と厚生労働省に、
中高生の性教育改革を強く望みます。
こんな症状になると知っていれば、
性風俗店には行かないと思います。
連載:日経メディクイズ●皮膚(デジタル版)
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