医学講座
長期間続く猛暑_40℃に迫る危険な暑さも
今日は2025年8月4日(月)です。
暑いです。
今日のYahoo!ニュースです。
長期間続く猛暑がピーク 40℃に迫る危険な暑さも 熱中症警戒アラート36都府県に発表
今年は早い時期から猛烈な暑さに見舞われているが、その猛暑がピークを迎えている。週明け4日(月)も35℃以上の猛暑日が続出し、40℃に迫る暑さの所もありそうだ。猛暑のピークは今週中頃まで続く所が多い予想で、引き続き、熱中症予防は油断せずに行いたい。
朝晩も高温
けさにかけても熱が全く冷めず、一日のベースになる朝の気温が高すぎる。きょう(月)も最低気温が25℃を下回らず熱帯夜になる所が続出しそうだが、午前5時の気温は福岡や大阪などですでに30℃近くあり、東京都心でも28.1℃もある。福井県では30℃に到達している所もある。きょう(月)もここからさらに暑さが増しそうだ。
週明けも猛暑収まらず
きょう(月)は、雨が降りやすい九州を中心に猛暑日を解消する所もあるが、山陰から北陸にかけてはきのう(日)以上に暑くなり猛暑日が増えそうだ。午前中から猛暑日が続出し、全国250か所位で猛暑日になる予想。鳥取や豊岡(兵庫)、前橋で39℃ときょう(月)も40℃近い暑さになる所がありそうだ。京都や福井、山形などは38℃で、体温を超えるような暑さが長期間継続する所もある見込み。
東京都心は36℃と、今年初めて3日連続猛暑日になる予想。都心は先月から午前7時台には30℃に到達する日が多く、通勤の時間にはすでに体にこたえる暑さになっている。きょう(月)も通勤の時間帯から暑さが体にこたえそうだ。
熱中症警戒アラートが36の都府県に発表されている。今年の暑さは長期化していて、毎日四六時中、熱中症対策が必要な状態が続いている。猛暑のピークは立秋を境に落ち着く所が多く、関東など長引く地域でも今週末には一旦、猛暑日から解放される所が多くなりそうだ。引き続き、熱中症対策は万全にしたい。
【4日(月)の予想最高気温】
39℃ 鳥取、豊岡(兵庫)、前橋
38℃ 米子(鳥取)、福山(広島)、京都、舞鶴(京都)、福井、上野(三重)、熊谷(埼玉)、若松(福島)、山形
37℃ 高松、岡山、奈良、大阪、大津、金沢、富山、甲府、長野、さいたまなど
(気象予報士・丸田絵里子)

4日(月)の予想最高気温と熱中症警戒アラート
(以上、Yahoo!ニュース、ウェザーマップより引用)
■ ■
さくらんぼさんの果樹園は葡萄収穫でフル回転中です。
今日の最高気温37℃、
札幌も最高気温30℃です。
うちの奥さんが、
昔は午前中の涼しいうちに宿題を済ませて…と言っていたのに、
朝から30℃以上!
北海道は夜は涼しかったのに、、、
…と言ってます。
異常気象です。
さくらんぼさんお身体に気をつけてください。
昔の記憶
開院21周年
今日は2025年8月3日(日)です。
札幌美容形成外科は開院21周年を迎えました。
49歳で開業し70歳になりました。
正直な感想『よく21年続いたなぁ~』です。
70歳を過ぎても、
元気で働けることに感謝して、
毎日働いています。
ありがたいなぁ~
…と思っています。
■ ■
古希を迎えたのに、
元気で手術ができるのは、
大竹尚之先生のおかげです。
眼瞼下垂症手術をしていただく前は、
車の運転でも困っていました。
高速道路は新千歳空港が限界でした。
今は疲れなくなりました。
体力のおとろえはありますが、
毎日マンションの階段を14階まで上がれます。
健康に気をつけてできる間は手術を続けます。
ご声援に感謝しております。

56歳_手術前夜

70歳_手術後14年
医学講座
台風9号_2025
今日は2025年8月2日(土)です。
台風9号がいます。
さくらんぼさんの山形に雨マークが見えました。
台風の風は嫌ですが、
少しでも雨が降ってほしいです。
お天気の神様は気まぐれです。
なかなか思い通りになりません。
■ ■
今日のMSNニュースです。
台風9号、未明に千葉県最接近…2日夜遅くに関東や福島で警報級の大雨の恐れ
台風9号は1日、房総半島の沖合を北上した。勢力を維持したまま2日未明に千葉県に最接近し、その後は日本の東の海上を東進する見通し。関東地方や福島県では2日夜遅くにかけて警報級の大雨となる可能性があり、気象庁は大雨による土砂災害や浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼びかけている。
同庁によると、2日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで、福島県で120ミリ、関東で100ミリ。
台風は1日午後11時現在、千葉県勝浦市の東南東約90キロの海上を時速約20キロの速さで北に進み、中心気圧は975ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は25メートル。

台風9号、未明に千葉県最接近…2日夜遅くに関東や福島で警報級の大雨の恐れ
(以上、MSNニュース、読売新聞より引用)
■ ■
台風はこわいです。
上の図を見ると日本に上陸はしません。
関東や福島で警報級の大雨
…というのが気になります。
さくらんぼさんの果樹園に、
適度な雨を降らせてほしいです。
医学講座
札幌市高校生_こども医療
今日は2025年8月1日(金)です。
カムチャツカ半島の津波では大きな被害はなかったものの、
各地で混乱が起きました。
南海トラフ地震や
首都直下型地震が起きた時に、
あわてないないように国や都道府県・市町村にお願いします。
さくらんぼさんの山形は今日も31℃です。
少しでも雨が降ってほしいです。
■ ■
2025年4月1日から札幌市の高校生もこども医療の助成が受けられます。
札幌美容形成外科でも使えます。
ご存知ない方もいらっしゃるようです。
助成を受けるには申請が必要となります。
高校3年生の3月31日まで使えます。
私は高校生の時に風邪ばかりひいていました。
よく診療所で診ていただきました。
その度にお財布の中身が心配でした。
■ ■
親の所得制限があります。
お父様かお母様、
どちらかの所得が高いと受けられないことがあります。
札幌市HPによると、
2023年1月~2023年12月中の所得額が、
給与収入の目安で、
子供1人 875.6万円
子供2人 917.8万円
子供3人 960.0万円
…以下なら受けられる可能性があります。
■ ■
区役所から書類が届いている家庭はまず大丈夫です。
ダメもとで区役所に問い合わせてみてください。


医学講座
ロシア_カムチャツカ半島_最大4mの津波
今日は2025年7月31日(木)です。
今日の山形の最高気温33℃、
札幌は30℃です。
さくらんぼさんの果樹園に少しでも雨が降ってほしいです。
自然が相手なので思うようになりません。
昨日、ロシアで地震があり津波が日本にも来ました。
飛行機やJR、新幹線が止まったようです。
■ ■
昨日のYahoo!ニュースです。
カムチャツカ半島の一部地域で最大4mの津波到達 ロシア
ロシアメディアによりますと、カムチャツカ半島の一部地域では最大で4mの津波が到達したということです。
SNSに投稿された現地とみられる映像では、押し寄せた津波が沿岸に建つ倉庫などの建物やコンテナなどを押し流しながら陸地へと流れ込んでいく様子が写っています。
ロシアの通信社RIAノーボスチによりますと、地震の規模はマグニチュード8.7で、1952年以来、カムチャツカ周辺で最も強い地震だということです。
今後1カ月以内に最大でマグニチュード7.5程度の余震が発生する可能性があるとしています。(ANNニュース)


(以上、Yahoo!ニュース、ANNニュースより引用)
■ ■
津波の影響で仙台空港で欠航、
JRや新幹線の運休、
フェリーが接岸できません。
遠くカムチャツカ半島で起きた地震なのに、
大変なことです。
南海トラフ地震
首都直下型地震
…が起きた時の対策を国にお願いします。
医学講座
巨大ヒグマ_美唄のハンター_生死を分けた判断
今日は2025年7月30日(水)です。
札幌は晴れのいいお天気です。
最高気温33℃、
さくらんぼさんの山形は最高気温35℃です。
少しでもいいので雨が降ってほしいです。
各地で渇水が問題になっています。
ダムの水が少なくなっています。
台風は嫌ですが雨が降ってほしいです。
■ ■
今日の北海道新聞の記事です。
巨大ヒグマ前に「ただ立ちつくしていたら死んでいた」 顔面を「たたかれた」美唄市のハンターが振り返る 生死を分けた判断 <ヒグマ危機クライシス>
【美唄】襲いかかる巨大なヒグマを前に、とっさの判断が生死を分けた-。4月に美唄市内の山中でクマに襲われ、顔の右半分に大けがを負った同市内のベテランハンター織田幸雄さん(77)が、北海道新聞の取材に答え、「ただ怖がって、立ちつくしていたら死んでいた」と当時の状況を詳細に証言した。
織田さんはエゾシカの駆除のため、山中に入っていた4月3日の昼前、ライフルで仕留められないほど遠くにいるクマを見つけた。シカを1頭駆除し、雪が残る斜面を登っていた時だった。「かしこいクマは発砲音を聞き、手負いのシカを食べられると思って寄ってくる」。これまでの経験から、今回も遠くから様子をうかがっているんだろうと考えていた。
警戒しながら斜面を進むうち、雪解けが進んで少し開けた場所に出た。その10メートルほど先のささやぶで、クマは身構えていた。
クマの体長は、ハンター歴が50年近い織田さんが見ても「すごい大きさ」で、3メートル近くあった。気付くと同時に突進され、ライフルを構える余裕はなかった。攻撃を避けるため、近くの木に隠れた。しかし、木の幹は細く、はみ出した顔面の右半分を「たたかれた」。出血し、右目が見えなくなった。「とっさの判断で木に隠れなければ、大けがでは済まなかった」と振り返る。
クマは威嚇にとどめたのか、それ以上は攻撃してこなかった。織田さんは一帯の地形を把握しており、急いで下山した。携帯電話は通信圏外で、1キロほど先にあった事務所に助けを求め、病院に搬送された。襲撃現場は美唄市役所から北東に約7キロの山中だった。
けがは右の頰骨(きょうこつ)を複雑骨折する重傷で、皮膚を縫った後、約2週間入院した。負傷した右目の視力は失わずに済んだが、神経が切れて右側のまぶたや口は自由が利かない。それでも織田さんは「痛みがないのが不幸中の幸い」と冷静に語る。
織田さんは美唄市で生まれ育ち、北海道猟友会美唄支部に所属。有害鳥獣捕獲許可を受け、年間2、3頭のクマを駆除してきた。
「『地元のために』と大層なことを言うつもりはないが、体が動くうちはできることがしたい」と、襲われた後も有害駆除に出向く。6、7月には、それぞれクマを1頭捕獲した。「山では一段と気をつけて周りを見るようになった。クマへの対応を知っているから、活動を続けられる」と表情を引き締める。
北海道内では、渡島管内福島町で12日に男性がクマに襲われ、死亡するなど住宅地への出没が増えている。織田さんは「クマを撃った経験があるハンターが減って駆除が追いつかず、襲われる例が増えている」とみる。
ハンターの育成が急務だが、若いハンターには、山中でクマを見ると足が震える人もいるという。織田さんは「恐れたらその隙を突かれる。後継者を育てるためにも、まだハンターをやめるつもりはない」と話している。(宇田川創良)


顔に大けがを負った後も、駆除活動で「山に入り続ける」と話す織田幸雄さん

(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
ヒグマ危機クライシスです。
顔に大けがをなさったのに、
ハンターを続けてくださる美唄市の織田幸雄さん(77)に感謝いたします。
織田さんが襲われた山は、
私が小学校時代を過ごした茶志内ちゃしないの近くです。
私が子供の頃には上村炭鉱という炭鉱がありました。
織田さんの顔の外傷は重症です。専門は形成外科です。
ハンターが負傷した時に公費で治療できる制度がほしいです。
少しでもよくなることをお祈りしています。
医学講座
行ってはいけない美容外科2025
今日は2025年7月29日(火)です。
札幌は昨日雨が降りました。
さくらんぼさんの果樹園は雨が降らず困っています。
山形は最高気温が38℃です。
お身体が心配です。
果樹園の高温被害も心配です。
台風が適度の雨を降らせてほしいです。
■ ■
行ってはいけない美容外科2022、
2022年3月15日に書いた院長日記です。
残念なことに2025年になってもあります。
東京中央美容外科TCB
高須クリニックの高須幹弥先生がおっしゃる通りです。
50万円以上の費用を提示されたら帰ってきてください。
行ってほしくない美容外科です。
手術を受けたのに治っていない患者さんがいらっしゃいます。
■ ■
形成外科専門医でも難しいのが、
陥没乳頭の手術です。
ある大学の形成外科教授は、
トラブルが多いので、
医局員に陥没乳頭手術をすることを、
禁止したそうです。
札幌美容形成外科では保険適応で手術をしています。
札幌市の高校生は医療費助成を受けられることがあります。
医学講座
ヒグマがエゾシカを襲う_知床の国道
今日は2025年7月28日(月)です。
昨日の院長日記でご紹介した、
知床のヒグマとエゾシカのことがYahoo!ニュースに載っていました。
知床の国道でエゾシカの雄をヒグマが襲う 「動けないシカは通報を」
世界自然遺産に登録されて20年の北海道・知床で27日、立派な角を持ったエゾシカの雄をヒグマが捕食のため襲っている映像が撮影された。このヒグマは、駆けつけた町の職員によって駆除され、襲撃されたエゾシカも回収された。
北海道警中標津署によると、襲撃が目撃されたのは、同日午前10時20分ごろ。北海道羅臼町礼文町の国道335号上で、人家からは約50メートルほどの距離。目撃した町民は「暴れるエゾシカの首筋にかみついて、道路外の草むらに引き込もうとするが、小柄なせいか道路外に持ち上げられず、鳴きわめくシカを道路上で少し食っては襲撃を繰り返していた。車は上下線とも渋滞し、車を降りてスマートフォンなどで撮影する人もいて、危険だった」と話す。関係者によると、駆除されたのは体重95キロの雌だった。
知床財団の山中正実・特別研究員は「ぼんやりしていて襲撃されたのか、交通事故で弱っていたシカかどうかは不明」とした上で、「動けなくなったシカがいたら、ヒグマがすぐに餌付いて危険なので関係機関に通報してほしい」と注意を呼びかける。【本間浩昭】

(以上、Yahoo!ニュース、毎日新聞より引用)
■ ■
北海道放送HBCの動画もありました。
7月27日、北海道知床半島の羅臼町ではクマが国道の上で生きているシカを襲う様子が目撃されました。
車が行き交う国道の上でクマが襲うのは、生きているシカです。
鳴き声をあげるシカを歩道まで引きずり、首の辺りに激しく噛みつきます。
この映像は、27日午前10時半ごろ、羅臼町礼文町の国道335号線で撮影されました。
車の中から多くの人がこの様子を目撃していました。
目撃者
「危ないなって。どうなったかなと思って後で見たら子グマもいたので」
関係者によりますと、クマはハンターによって駆除されました。
体長は1メートルで子グマがいたという情報もあり、警察が注意を呼びかけています。

(以上、HBCニュースより引用)
■ ■
Yahoo!ニュースを読んで少しわかりました。
ぼんやりしていて襲撃されたのか、
交通事故で弱っていたシカかどうかは不明
それにしても大きなエゾシカを、
クマが首を襲っている映像は衝撃的です。
人間だったらひとたまりもないです。
増えすぎたヒグマを駆除してほしいです。
医学講座
7月25日未明_札幌市西区の三角山の登山道でクマ
今日は2025年7月27日(日)です。
札幌は昨夜雨が降りました。
さくらんぼさんの果樹園にも降ってほしいです。
昨日のYahoo!ニュースです。
25日未明、札幌市西区の三角山の登山道でクマ1頭が目撃され、近くの小学校では見守り登校が行われました。
クマが目撃されたのは、札幌市西区にある三角山の山の手登山口から300メートルほど入った登山道です。25日午前2時前、ナイトハイキングをしていた男性が茂みをかき分ける音に気づき、ライトを向けたところ登山道にクマ1頭が出てきたということです。
警察によりますと、その後クマは茂みの中に戻り大倉山方向に向かっていき、男性にけがはありませんでした。近くにはクマのフンも落ちていたということです。クマの目撃を受け、近くの三角山小学校では25日朝、見守り登校が行われたほか、警察は朝から三角山の登山口に訪れる登山客に注意を呼びかけています。


(以上、Yahoo!ニュース、HTB北海道ニュースより引用)
■ ■
パトカーが停車しているのは、
札幌市西区の住宅地です。
すぐ裏が三角山です。
お金がない私がよく三角山登山をしたところです。
近くに病院もあります。
札幌市東区で男性が襲われた2021年6月18日の事故はまた起きます。
札幌市の住宅地周辺のクマは駆除すべきです。
兵庫県のように箱わなの数を増やしてほしいです。
■ ■
もっと驚きの映像が今日のYahoo!ニュースに出ていました。
羅臼町の道路でヒグマがエゾシカを襲っています。
北海道で70年生きていますが、
シカの叫び声をはじめて聞きました。
下の画像をクリックすると動画が出ます。
気が弱い人は見ないでください。

(以上、Yahoo!ニュース、北海道ニュースUHBより引用)
医学講座
福島町クマ駆除から1週間_対策10年遅れている
今日は2025年7月26日(土)です。
札幌は小雨が降って少し気温が下がりました。
さくらんぼさんの山形は37℃です。
お身体に気をつけてください。
水不足で果樹園が困っています。
山形にも雨を降らせてください。
暑さでニワトリが弱って卵が急騰しているようです。
困ったことです。
■ ■
今日の北海道新聞の記事です。
死亡事故起きてもクマ駆除進まぬ理由 本州より「対策10年遅れている」 福島町駆除から1週間
渡島管内福島町の住宅地で新聞配達員の男性(52)を襲い、死亡させたヒグマが駆除され、25日で1週間がたった。同町や周辺の自治体では、駆除後もクマの出没が相次ぎ、住宅地周辺の生息密度を下げる対策が求められるが、専門家は北海道内の頭数管理について「他府県より10年遅れている」と指摘する。対策が進まない背景に、クマを「保護対象」としてきた歴史があり、頭数の抑制に向けた課題は山積している。
「近くの国道で車と衝突するほどクマは多い。今までのやり方を乗り越えないと対応できない」。クマによる死亡事故が起きた福島町の現場から約2キロの山際で暮らす男性(76)は、不安を拭えずにいる。町内で問題個体のクマが駆除された後も、山林付近で目撃が続く。
同町では2021年にも、町内の畑で高齢女性が襲われて死亡した。同町は箱わなを増設し、年10頭前後を駆除してきたが、昨年は1頭、今年は18日の駆除個体を含めて2頭にとどまる。駆除が増えない理由について、同町の担当者は「クマが人里に入ってこないと駆除できない制度になっている」と説明する。
市町村が箱わなや猟銃でクマを捕獲する「有害鳥獣駆除」は、設定されたエリア内で自由に駆除できるシカと異なり、住宅地への侵入や農作物被害が確認された際にしか、認められていない。
住宅地への出没が各地で相次ぐ中、道は昨年末に「削減目標」を初めて掲げた。10年間で生息数を35%減らすとし、切り札とするのが、生息数を減らす目的で駆除できる「個体数調整」だ。
個体数調整は、モデル地域3市町を含む計11市町で実施されている。だが、モデル地域の名寄市は「現時点で個体数調整で駆除できた個体は1頭もない」と明かす。
同市では近年、市街地や周辺での出没が増え、昨年の出没件数は過去最多の123件に達し、今年も25日時点で昨年のペースに迫る58件に上る。道のモデル事業に手を挙げたものの、担当者は「わなを仕掛けるため、クマの通り道などを特定するノウハウがなく、対応が難しい」と話す。
道外では人身事故の防止を目的に駆除を徹底し、成果を上げる地域もある。兵庫県は2010年に住宅地でツキノワグマの出没が増え、12年に推定生息数を800頭台に保つ目標を掲げた。市町村の箱わなの設置の目安となる「ゾーニング管理計画」は県がすべて策定。箱わなの設置数を100基から2400基に大幅に増やした。その結果、推定生息数は18年以降、700~800頭台で安定し、重大な事故は起きていない。
道ヒグマ保護管理検討会の委員で、兵庫県立大の横山真弓教授(野生動物管理学)は、道内は兵庫県と地理的な条件が異なるとした上で、「生息数を減らす取り組みは、本州に比べて10年遅れている」と指摘する。
道が頭数の抑制に慎重な背景には、1990年まで続けた冬眠明けの「春グマ駆除」で、クマが絶滅寸前まで減少した経験がある。そのため、春グマ駆除を廃止し、問題個体を駆除する保護政策を続けてきた。酪農学園大の佐藤喜和教授(野生動物管理学)は「ヒグマはシカなどより繁殖力が弱いため、生息調査に基づく対応が必要」と語る。
道ヒグマ対策室の担当者は「今も問題個体の特定と駆除が対策の原則で、個体数調整はあくまで、人とクマのあつれきを減らす対策の一つ」と強調。春グマ駆除に代わり、人里周辺で冬眠明けのクマを撃つ「春期管理捕獲」を23年から実施しているが、ハンターの減少もあり、駆除数は14~22頭にとどまる。
横山教授は「道内はすでに生息密度が過剰で、早急に手を打たなければ、生息数を抑えきれなくなる恐れがある」と指摘。東京農工大の梶光一名誉教授(野生動物管理学)も「道は駆除の専門知識がある職員を育成して各振興局に配置し、市町村と協力して駆除を進める体制の整備が急務だ」と訴える。(尹順平、高木乃梨子、安藤徹)


ヒグマの侵入を防ぐため、山際で進む電気柵の設置作業。住民は積極的な駆除を求める=19日(金田淳撮影)

商業施設のごみ捨て場付近に設置する箱わな=15日、福島町(野沢俊介撮影)
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
札幌市の三角山でもクマが出ています。
明らかに異常です。
北海道新聞社が書かれているように、
道は駆除の専門知識がある職員を育成して各振興局に配置し、
市町村と協力して駆除を進める体制の整備が急務です。
人が襲われて亡くなってからでは遅いです。
兵庫県のように箱わなの設置数を100基から2400基に大幅に増やすなどの対策を、
大至急取っていただきたいです。