昔の記憶
                        
                            2016道新・UHB花火大会                                                    
    
                         今日は延期になった花火大会です。
 北海道新聞朝刊の記事と広告です。
 2016道新・UHB花火大会
 札幌市中心部の豊平川河川敷で開催される唯一の花火大会。道都・札幌の夜空を華やかに彩り、短い夏を告げる風物詩として今年で61回目を迎えます。プログラムは3部構成で約4,000発を打ち上げます。豪快なワイドスターマインや趣向を凝らした創作花火など、充実した約1時間のプログラムです。
 期日
 2016年8月2日(火) 19:40打ち上げ開始(約50分)
 ※荒天の場合は8月3日(水)に延期
 バスの迂回
・ジェイ・アール北海道バス
・北海道中央バス
 問い合わせ
北海道新聞社事業センター
TEL:011-210-5733(土・日、祝日を除く9:30~17:30)
当日の開催可否は、テレドーム0180-991-881へ
 主催
北海道新聞社、北海道文化放送
※時間は予定、天候等の理由により内容が変更になることがあります。
※当日の開催可否は北海道新聞社ホームページ「どうしんウェブ/電子版」でも告知します。
※安全管理のため、歩きスマホ、ドローンの飛行を禁止します。
※テレドームをご利用の場合、札幌までの通話料がかかります。また、一部のケーブル電話、NTTのひかり電話などでは、テレドームにつながらない場合もあります。(以上、北海道新聞より引用)
      ■         ■
 今日の札幌は晴れです。
 天気予報も降水確率20%です。
 直前に雨が降りましたが開催されます。
 今年で61回目だそうです。
 私が来月で62歳ですから、
 私と同じくらいの歴史があります。
 昔からどうしん花火大会は札幌市民の楽しみでした。
      ■         ■
 札幌美容形成外科を開業した12年前は、
 道新花火大会、
 朝日新聞花火大会、
 読売新聞花火大会、
 合計3回の花火大会がありました。
 不況の影響なのでしょうか?
 今では2016道新・UHB花火大会だけになりました。
      ■         ■
 ネットで検索してみたところ、
 朝日新聞花火大会は2009年が最後、
 読売花火大会は2006年が最後でした。
 札幌三大花火大会が結局1つに……2010/02/19
 かつて3つの花火大会が盛大に行われていた札幌市豊平川河川敷。2010年夏の開催は1つだけになりそうです。
 今回、開催見送りを決めたのは「朝日新聞北海道支社+HTB」共同開催の花火大会。かつて、札幌市豊平川の花火大会は3つあることで知られており、道新+UHB、読売、朝日が7月の金曜日に週替わりで担当し、基本的には3週連続で実施していました。
 たとえば2006年の場合……
 2006年7月14日(金)北海道新聞・UHB花火大会(約4000発)
 2006年7月21日(金)2006読売花火大会(約3000発)
 2006年7月28日(金)第27回2006朝日新聞・HTB花火大会(約3000発)
 2007年夏からは読売新聞北海道支社がまず先に豊平川開催から離脱し、夕張開催に移行。さらに今回、朝日・HTB共催が2009年の第30回開催をもって開催見送りになることから、ここ数年でさびしい豊平川花火大会になりつつあります。
 なお、朝日新聞開催の花火大会は来年以降行うかどうかはまだ未定ということで、復活してほしいものです。ちなみに2010年夏の唯一の花火大会である道新・UHB花火大会は2010年7月23日(金)開催です。
 (北海道ファンマガジンHPより引用)
      ■         ■
 花火大会開催には費用がかかります。
 北海道新聞社とUHBが広告主を集めて、
 花火大会の資金を集めます。
 昔は新聞広告がとても有効だった時代がありました。
 残念なことですが、
 今は広告といえばネット広告です。
 新聞購読者も減りました。
 私は新聞派です。
 もっと若い人にも新聞を読んでほしいです。

(北海道新聞より引用)
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            大矢英次郎先生とゆかたのやけど                                                    
    
                         私がゆかたのやけどを知ったのは日本熱傷学会です。
 京都第一赤十字病院形成外科の
 大矢英次郎おおやひでじろう先生が、
 浴衣に着火して大やけどになった子供さんのことを、
 よく発表していらっしゃいました。
 燃えやすい繊維で作ったゆかたは危険だと、
 よく学会で発表していらっしゃいました。
      ■         ■
 かわいい女の子が、
 ゆかたで花火をして、
 着衣着火になると悲惨だと、
 大矢先生が発表していらした記憶があります。
 日本熱傷学会で熱心に発表していらっしゃいました。
 昨日の院長日記を書いた後で、
 Googleで検索してみました。
      ■         ■
 Amazonで見つけました。
 被服火災と熱傷―燃えやすい繊維燃え難い繊維(1983年)。
 1983/8.
 大矢英次郎
 まだ入手できるようです。
 残念なことに、
 大矢英次郎おおやひでじろう先生(昭和3年生)は、
 平成13年にご逝去されたと、
 日本形成外科学会HPに載っていました。
      ■         ■
 昨日調べた
 国民生活センターの、
 服が燃えて大やけど! 知られざる危険「着衣着火」には、
 着衣着火の危険から身を守るための法規制は、
 今のところない。
 …と書かれていました。
 子供さんのやけどを防ぐために、
 燃えにくい素材を選んでください。
      ■         ■
 高齢者には、
 •より安全な商品を選ぶ・くふうする
1.高齢者や子どもには防炎製品の衣服(特にパジャマなど)の着用を考える。
2.そで口に火が付くケースが多いので、特に調理する場合は、防炎製品の腕カバーを付けるのも一つの方法である。
古くなったウールセーターのそで部分のみ切り落として腕カバーとして使ってもよい。ウールは燃えにくく、くすぶると独特のにおいがするので、気づきやすく対応が早くできる。
3.新しく調理器具を購入するときは、例えば、電気調理器などを選ぶのもよい。
 高齢者にはIHがいいようです。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            花火とやけど2016                                                    
    
                         今日は2016年7月31日です。
 明日から8月です。
 札幌もようやく夏らしい暑い天気になりました。
 大雨による増水で延期になった、
 道新・UHB花火大会(札幌)2016も、
 8月2日火曜日に実施される予定です。
      ■         ■
 私は仕事をはじめてから、
 花火大会を見にいった記憶がありません。
 札幌でも、
 帯広でも、
 大きな花火大会の日は、
 病院で仕事をしていました。
 市立札幌病院や札幌医大病院では、
 花火大会の音が聞こえた記憶だけがあります。
      ■         ■
 私が花火で連想するのは、
 やけどです。
 花火事故
 2008年8月1日の院長日記、
 花火とバケツの水
 2012年7月8日の院長日記、
 こちらに詳しく書いてあります。
      ■         ■
 家庭でも花火で遊びます。
 花火をする時は必ずバケツに水を準備してください。
 こわいのが、
 衣服に火がついて燃えることです。
 すぐにバケツの水で消してください。
 あわてるとダメです。
 花火で火がつくと大きなやけどになります。
      ■         ■
 着衣着火ちゃくいちゃっかといいます。
 国民生活センターHPに次の記載があります。
 服が燃えて大やけど! 知られざる危険「着衣着火」
消費者被害注意情報(危害情報システムから)No.8
 料理を作っていたら、衣服のそで口に火がつき、たちまちのうちに燃え上がりやけどした……、何らかの原因で人が着ている衣服に火がつく「着衣着火」の事故情報が、国民生活センター危害情報システムに多数寄せられている。これらの多くが通院や入院を要する重症事故で、なかには全身大やけどを負い死亡したという痛ましい例もある。
 「着衣着火」は、すべての消費者に起こりうる危険であるにもかかわらず、危険の大きさを知っている消費者は少ないと思われる。そこで、着衣着火の事故を分析し、消費者に事故防止のための注意を呼びかけることにした。
事故件数等
 着衣着火による事故情報は、1993年4月~96年12月までに130 件(協力病院から危害情報82件、消費生活センターから危害情報8件、危険情報40件)報告されている(注1)。
注1:危害情報…商品やサービス・施設等により人身に危害が及んだ事故情報、
  危険情報…危害には至っていないが、人身事故のおそれのある情報
 年度別にみると、93年度:22件、94年度:32件、95年度:43件、今年度も12月までの9か月間で33件ある。
1.30歳代が多い 年齢別に見ると、30歳代が22件と最も多く、次いで、40歳代が19件、50歳代が17件、10歳未満(0~5歳:7件、6~9歳:10件)と20歳他 男女別にみると、20歳代と80歳代が男性のほうが女性より約2倍多いほかは、男女による差はあまりない。
2.高齢者の重症事例が多い(病院情報82件の内訳)  死亡2件を除く80件のうち、40件(50%)が、入院を必要とする重症事故であった。なかでも、60歳以上の高齢者の場合は、19件中死亡が2件、重症と重篤症が合わせて7件もある。  やけどした部位は、腕(21件、25.6%)、足(17件、20.7%)、全身(13件、15.9%)の順である。「全身」の61.5%は60歳以上の高齢者である。
3.炊事中の事故と喫煙による事故が各々3割を占める  事故が起きたのは(やけどに至らないケースも含めて)、「炊事をしているとき」が最も多く、次いで「たばこを吸っているとき」あるいは「喫煙直後」が多く、それぞれ全体の約3割を占める。  また、明らかに「表面フラッシュ現象(注2)」と考えられるケースが19件あった。 注2:「表面フラッシュ現象」とは、一般的には生地の表面の毛羽に火が着き、瞬間的に火が走る現象をいう。表面に綿・レーヨンなどの毛羽のあるものに発生しやすい。
また、洗濯することによっていっそう毛羽立ちが発生し、表面フラッシュを起こしやすくなることがある。
 やけどに至らなくても驚いて持っていたなべややかんを落としてやけどするなどの2次被害の危険性がある。 着衣着火の元となった商品は、「ガスコンロ」など調理器具が多く、「ライター」「花火」「ローソク」と続く。 4.着衣の種類はいろいろ、素材は綿が多い  着火した着衣の種類がわかっているものは、130 件中66件あり、「ワイシャツ」8件、「シャツ」7件、また同数で「カーディガン」「トレーナー」(6件)の順である。衣服の素材までわかるものは少ないが、わかっているものの中では「綿」が比較的多い。  「ワイシャツ」は喫煙直後にライターをポケットなどに入れて燃えたというものが多く、「カーディガン」「トレーナー」は炊事中に着火した例が多い。
テスト結果から(防炎の衣類は、そうでない衣類に比べてはるかに安全)
跡形もなくなった防炎でない普通のパジャマ(国民生活センターの比較テスト)
 商品テスト部で91年に防炎製品(パジャマ、和式ねまき、寝具類など)の比較テストを行ったが、その際、参考品として防炎ではない普通の衣類や寝具類のテストも行った。その主な結果は次のとおりである。
•衣服類をマネキンに着せて、ひざのあたりにバーナーで約10cmの炎を6秒くらい接したところ、
◦普通のパジャマや和式ねまき(どちらも綿100 %)は、炎を上げて約5分間燃え続け、ほとんどの部分が跡形もなくなった。なお、火がついてから5秒~3分間くらいでマネキンの表面温度は500℃にもなった。
◦防炎製品のパジャマ(難燃アクリル95.5%、ポリエステル4.5 %)と和式ねまき(綿100 %、難燃加工)は、炎の接した部分が溶けたり炭化したが、炎を遠ざけるとすぐに火が消えて燃え広がらなかった。
•ガステーブルのコンロの火の上に衣服類のそで口を3秒間かざしてみたところ、
◦普通の衣服類は、炎を上げて燃えてしまった。
◦防炎製品のほうは、炎に接した部分が溶けて縮んだり、焦げただけでコンロの炎から離すとすぐに火が消え、燃え広がらなかった。
腕カバーに火がつくと、最短では20秒でやけど(東京消防庁生活安全課の実験)
 96年に防炎の腕カバーと非防炎の腕カバーの燃焼性状をガスコンロを使って実験した。
 人間の皮膚は70℃くらいの熱を1秒でも受けると皮膚組織が破壊を起こす。すなわちやけどすることになるので腕にみたてた垂木に腕カバーを付けて火をつけてから垂木の表面が70℃になった時点でガスを消したところ、
•普通の腕カバーは火をつけてから約30秒後で燃えはじめ、ガスコンロの火を消してもそのまま燃え続け、2分間でほとんど燃えつきてしまった。最短では約20秒で腕がやけどする。
•防炎の腕カバーは、ガスを消せば炎が接した部分が炭化するだけで燃え広がることはなかった。
(日本防炎協会発行「防炎ニュース」No.128から)
法規制などについて
 着衣着火の危険から身を守るための法規制は、今のところない。しかし、消防庁の指導で、「防炎製品」を認定する制度がある。また、PL法施行を受けて、業界にも「表面フラッシュ現象」などへの対策(注意表示など)がされるようになってきた。
•「防炎性能」の基準を定め、それに合格し、さらに毒性の審査を経たものに「防炎製品ラベル」を交付しているのが財日本防炎協会である。防炎製品は、一般家庭用として、パジャマ、ゆかたをはじめ寝具、エプロン、かっぽう着、腕カバーなどが販売されている。しかし、数的にはまだまだ少ないのが現状である。
•紡績メーカーの業界団体である日本紡績協会では、PL法対応のガイドラインの中で「繊維製品におけるPL関係の紛争として最も懸念されるのが燃焼事故である。このため、易燃性製品については消費者に注意を喚起する目的で適切な注意表示が必要」としている。
•アパレルメーカーなどの業界団体である社日本アパレル産業協会では、フラッシュ現象への事故防止策として警告表示のあり方をまとめ、会員企業に提案している(特に成人・子ども・幼児等の軽衣料や部屋着、寝衣などの綿、レーヨンなどのセルローズ系繊維使用のパイル、起毛品を対象として、シンボルマークとともに、「ガスレンジやストーブの炎に近づくと、表面の毛羽に着火することがあります。ご注意下さい。」などの文言を表示するよう呼びかけている)。
事業者への要望
•防炎製品が出回ってきたとはいえ、まだデザインなどの種類が限られていて一般的とはいえない。より多くの衣料メーカーが、いろいろな種類の防炎製品を製造・販売し、消費者が自分のあるいは家族の事情や考えにあわせて選べるようにしてほしい。
•素材やデザインなどフラッシュ現象を起こしやすい衣服には、その旨の表示の徹底をしてほしい。
消費者へのアドバイス
•一般的な注意点
1.衣服に火が燃え移ると、重度のやけどや死亡事故にもつながるということを知っておくこと。
2.身体機能が衰えている高齢者や注意力に欠ける子どもに対しては周りの人が十分気をつける。
3.外で何かを燃やすときは、特に注意すること。風のある日や燃えやすくするために灯油などをかけた場合、いったん着衣に着火するとひどいやけどになりやすい。
•具体的な注意点
1.例えば、電気ストーブなどは直火でないだけに安心しがちであるが、近寄りすぎて重症なやけどを負った例もある。直接炎が見えないからといって油断しないこと。
2.そでやすそが広がっている衣服に火がついても気づきにくいので、火気の近くに寄りすぎないようにする。また、パジャマやネグリジェなどの寝衣は体にルーズであるなどのため燃えやすいものが多いので、調理のときは着用しないこと。
3.最近は、火口が3~4か所ついているガスレンジも珍しくないが、手前の火口に火がついていて、さらに遠いほうの火口にもなべなどをかけようとするときは、不精しないで手前の火口の火をいったん止めてから、次の動作に移る。
4.喫煙直後にライターを衣服のポケットに入れて火がつくケースも多いので、火が消えたことを確認ししばらくしてからしまうようにする。マッチをポケットに入れるとこすれて発火する危険性があるので気をつける。また、マッチやライターは子どもの目や手の届かない所に置くこと。
•より安全な商品を選ぶ・くふうする
1.高齢者や子どもには防炎製品の衣服(特にパジャマなど)の着用を考える。
2.そで口に火が付くケースが多いので、特に調理する場合は、防炎製品の腕カバーを付けるのも一つの方法である。古くなったウールセーターのそで部分のみ切り落として腕カバーとして使ってもよい。ウールは燃えにくく、くすぶると独特のにおいがするので、気づきやすく対応が早くできる。
3.新しく調理器具を購入するときは、例えば、電気調理器などを選ぶのもよい。
•もし衣服に火がついてしまったら、走りまわらないで、火のついたところにすぐに水をかけて消す。水道水でも花瓶の水でもジュースでも、とにかく手近の水をかけて消すこと。しっかり水をかけて消したら、やけどしたところを冷やし続け、落ち着いて燃えた着衣を取り去り、タオルなどで覆って冷やし続けながら人を呼ぶ。
 水が手近にない屋外などでは、火をたたき消し、地面を転げ回って火を消す。
参考資料
繊維の燃焼性
易燃性
炎をあげて速やかに燃え上がり、わずかに灰を残す キュプラ、レーヨン、綿
溶融しながら炎を出して速やかに燃え、黒い塊状の灰を残す アセテート、トリアセテート、ベンゾエート、アクリル、プロミックス、ビニロン
可燃性
炎の広がりはゆるやかで徐々に燃焼する 溶融しながら燃焼 ポリエステル、ナイロン
縮れながら燃焼 絹、毛
難燃性
炎に触れている間は燃えるか焦げるが、炎を遠ざけるとすぐ消える 改質ポリエステル、アクリル系・フェノール系繊維、ポリ塩化ビニル、ポリク
(財)日本衣料管理協会「繊維製品の苦情処理ガイド」から
衣服のデザイン等について
 同じ素材でも厚みと重さがあるほど燃えにくくなる。
 また、デザインでは体にルーズな衣服は燃えやすく、フイットしたものは燃えにくいといわれる。そのため、ゆかたやワンピース型よりツーピース型のほうが防災面からは効果的である。
国民生活センターHPより引用
      ■         ■
 少し長いですが大切なことです。
 子供さんのゆかたを選ぶ時に、
 ぜひ、
 防炎性能を考えてください。
 花火の火がゆかたにつくと大やけどです。
 花火はやけどにつながります。
 子供さんがやけどしたら、
 フィブラストスプレーです。
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            お母さんは将来…                                                    
    
                         平成28年7月30日、朝日新聞朝刊、ひとときへの投稿です。
 (ひととき)お母さんは将来…
 「お母さんは大きくなったら何になりたい?」
 慌ただしい朝、5歳と3歳の息子を保育園へ送りに行く車中で長男に質問された。運転しながら、「お母さんはもう大きいんだけど……」と言うと、「違う! もう少し大きくなったらよ」と言われ、考えることにした。
 「お母さんは看護師になったから、この先も頑張って看護師の仕事を続けたいな。それで、あなたたちが大きくなって、自分で働いて、新しい家族をつくったら、時々でいいから家族と一緒に帰ってきてくれたらうれしいな」と答えた。
 すると長男が、「じゃあ、お母さん、大きくなったら7月7日に会おうね」と満面の笑みで言った。先日の七夕の話を思い出したのだろうが、思わず笑ってしまった。「7月7日もいいけど、もうちょっと帰ってきてね」と話した。長男は笑顔で「わがままだなぁ」と言い、次男もにこにこしながら「わがままだなぁ」と兄をまねた。
 共働きのわが家。午前7時半から午後6時まで、1日の大半を保育園で過ごす息子たち。私たち親子にとって、送り迎えの片道、ほんの10分間も大切なコミュニケーションの場だ。
 (岡山県総社市 坂本直美 看護師 32歳)
 (以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 病院勤務の看護師さんは大変です。
 私がいっしょに働いた看護師さんは、
 朝5:00に起きて、
 掃除洗濯をして、
 ごはんの準備をして、
 保育園に子供さんをお願いして、
 詰所(ナース・ステーション)に出勤していました。
      ■         ■
 病院は、
 お母さん看護師さんが働いてくれなければ、
 機能しません。
 産休と育休を取って、
 その後で復帰して働いていらっしゃいました。
 日勤業務が遅くなった時は、
 詰所でお菓子を食べながら、
 お母さんの仕事が終わるのを待っていた子もいました。
      ■         ■
 お菓子を食べながら詰所で待っていた子が、
 お母さんと同じ看護師になったとお聞きしました。
 岡山県総社市の坂本直美さん、
 きっと素敵な看護師さんです。
 5歳と3歳の息子さんは、
 お母さんが大好きです。
 きっと将来
 家族と一緒に帰ってきてくれます。
 朝から楽しいお話しをありがとうございました。
                        
                        
                     
                                    
                                                昔の記憶
                        
                            道新・UHB花火大会(札幌)延期                                                    
    
                         平成28年7月29日金曜日、北海道新聞朝刊の記事です。
 2016道新・UHB花火大会(札幌)は8月2日に延期
 7月29日(金)に予定していた北海道新聞社主催の「2016道新・UHB花火大会」は、豊平川の水位上昇にともなう危険回避のため8月2日(火)午後7時40分からに延期します。
 (以上、北海道新聞より引用)
      ■         ■
 今朝の札幌は雨です。
 数日間、雨が続いています。
 私の記憶では、
 雨で延期はありましたが、
 増水で延期は?
 あまり記憶がありません。
 大雨の被害も出ているようです。
      ■         ■
 同じく平成28年7月29日金曜日、北海道新聞朝刊の記事です。
 北海道内大雨 浦河291ミリ 引き続き警戒
 前線を伴った低気圧が停滞している影響で、道内は28日午後も断続的に雨が降った。日高管内浦河町中杵臼(なかきねうす)では、26日の降り始めから29日午前0時までの 降水量 が291ミリに達した。29日午前にかけて道内の広い範囲で再び雨が強まる見通しで札幌管区気象台は 土砂災害 や低い土地への浸水、河川の増水への警戒を呼び掛けている。JR北海道は29日の特急列車8本を含む計32本の運休を決めた。
 気象台によると、26日の降り始めからの降水量は登別市カルルス265ミリ、胆振管内白老町森野234.5ミリ。日高管内新ひだか町三石では、28日午前6時40分までの1時間降水量 が観測史上最多の35.5ミリを観測した。
 雨は28日夕にいったん弱まり、河川の水位が下がったため、浦河町は午後5時半、町内全域に出していた 避難勧告 を解除した。町によると、避難者は一時29人に達した。
 26人は帰宅したが、男女3人が避難所となっている荻伏の基幹集落センターで一夜を過ごした。60代男性は「トイレが使えないので、泊まることにした」と話した。床上浸水が8軒、床下浸水は4軒だった。
 新ひだか町の軽種馬牧場では牧草地が冠水し、競走馬が一時、身動きが取れなくなった。
  新千歳空港 では28日、仙台や釧路などと結ぶ計17便が欠航した。JR北海道は札幌―函館間のスーパー北斗など特急列車8本を含む計35本を運休。29日も午前中のスーパー北斗、札幌―東室蘭間のすずらんなど特急列車8本を含む計32本の運休を決めた。
 道警交通管制センターによると、29日午前0時現在、道道の10路線11区間で通行止めとなっている。
 28日午後6時からの24時間降水量は、日本海側と太平洋側で150ミリ、オホーツク海側で120ミリと予想されている。
 (以上、北海道新聞より引用)
      ■         ■
 大雨で被害に遭われた方へお見舞い申し上げます。
 花火どころではありません。
 今年の天気はちょっと異常です。
 お天道様が怒っていらっしゃるのか?
 十勝地方の日照時間も短いようです。
 山形のお天気はいかがでしょうか?
 さくらんぼさんの
 果樹園が豊作になることをお祈りしています。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            Windows10の期限(2016)                                                    
    
                         今日は2016年7月28日木曜日です。
 休診日ですがクリニックに来てPCを設定しています。
 明日2016年7月29日が、
 Windows10無料ダウンロードの期限だからです。
 クリニックで使っている電子カルテは、
 一部の機能がwindows10でうまく作働しません。
 服部医療システムサポートの
 服部昌毅はっとりまさきさんに相談しました。
      ■         ■
 一台だけwindows10にして試してみたところ、
 問題なく電子カルテは動いていましたが、
 やはりwindows7に戻しました。
 一度windows10にしても、
 一ヵ月以内だと、
 windows7に戻せます。
 windows7に戻しても、
 問題なく作働したので、
 全部のPCを一度win10にしてまたwin7に復元しました。
      ■         ■
 こうしておくと、
 近い将来にwin10にする時に、
 無料でアップグレードできるのだそうです。
 自宅で使っているPCは、
 win10のままにしています。
 意外と早く、
 画面もほぼ元のままです。
 明日が期限だそうです。
 みなさんはwindows10になさいましたか?
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            B型肝炎ワクチン2016                                                    
    
                         平成28年7月27日、朝日新聞朝刊、北海道版の記事です。
 (けんこう処方箋)予防接種、赤ちゃんは忙しい 高橋豊 /北海道
 2016年10月1日からB型肝炎ワクチンの定期接種が開始される。対象は今年4月以降に生まれた新生児で、生後2カ月、3カ月、7〜8カ月の3回接種される。
 B型肝炎ウイルスは、免疫機能が未熟な乳幼児は持続感染になることが多く(慢性化、キャリア化)、肝硬変や肝臓がんの原因になる。我が国の肝臓がん死亡患者は年約3万人。25〜30%がB型肝炎ウイルスが関係するとされており、このワクチンはがん予防ワクチンともいえる。
 感染経路はウイルスを持った母親から分娩(ぶんべん)の時にうつる「垂直感染」、父親や家族から唾液(だえき)、汗、涙などを介してうつる「水平感染」、ウイルスに汚染された血液の輸血や性行為などがあり、新規感染者は年1万人とされる。
 またこのウイルスは、治ったと思われている人でも肝臓内に永久に残り、がんなどで免疫を抑える治療をすると再度活性化して、重篤な肝炎を引き起こすこともわかってきた。さらに近年、欧米から新しい遺伝子型が性感染症として持ち込まれ、新規感染者の約半数はこの型となった。この遺伝子型の感染は成人でも持続感染になる割合が高く、大きな問題となっている。
 我が国では、1980年代に世界に先駆けて垂直感染予防に取り組んだ。しかし、この方法ではB型肝炎の撲滅はできないことが早い段階から明らかになり、国際保健機構(WHO)は1992年に、すべての小児にワクチン接種をする「ユニバーサルワクチネーション」を勧告していた。
 2013年の時点で既に加盟国の約93%がこの勧告に従っていたことから、今回の定期接種化は遅きに失した感はあるが、実現したことは素直に喜ぶべきであろう。
 我が国はかつて、海外先進国で一般的に使用されているワクチンが受けられず、「ワクチンギャップ」として問題にされていた。しかし、ここ10年でほぼ遜色ない状態となっている。
 現在、日本小児科学会などが生後2カ月から1歳0カ月までに推奨する予防接種は、定期・任意合わせて6種類、単独で接種するとその回数は計15〜16回となる。このため、接種可能な月齢になったらすぐに受けることと、同時に複数のワクチンを接種する「同時接種」が勧められる。予防接種についてしっかりした知識を持つ小児科医をかかりつけ医にし、アドバイスを受けるとよい。
 赤ちゃんはとても忙しいのだ。
 (KKR札幌医療センター・小児科特任部長 高橋豊)

 
(以上、朝日新聞より引用)
      ■         ■
 朝日新聞、北海道版の記事です。
 タイトルは赤ちゃんは忙しいでしたが、
 あえてB型肝炎ワクチンにしました。
 私たち医療従事者は、
 B型肝炎ワクチンを接種しています。
 法律で定められてはいませんが、
 札幌美容形成外科では職員全員の抗体を検査して、
 病院負担でB型肝炎ワクチン接種をしています。
 自分たちの健康を守るためです。
      ■         ■
 KKR札幌医療センター・小児科特任部長高橋豊先生の文章にあるように、
 B型肝炎はうつります。
 私たちがこわいのが、
 針刺し事故による感染です。
 美容外科では当日手術で、
 血液検査もしないで手術をするクリニックがたくさんあります。
 B型肝炎ウイルスで私たち医療従事者が感染します。
      ■         ■
 感染経路はウイルスを持った母親から分娩(ぶんべん)の時にうつる「垂直感染」、
 父親や家族から
 唾液(だえき)、汗、涙などを介してうつる「水平感染」、
 ウイルスに汚染された血液の輸血や
 性行為などがあり、
 新規感染者は年1万人とされる。
 札幌美容形成外科では、
 B型肝炎ウイルスの検査を手術前にしています。
      ■         ■
 他の病院でも手術前にB型肝炎ウイルスの検査をします。
 分娩時予定のお母さんにもしています。
 私が札幌医大の学生だった30年以上前のことです。
 学生はB型肝炎の検査を受けて、
 肝炎のワクチンを大学負担で打ってくれました。
 今から考えるといい大学だったと思います。
 私は抗体ができにくく、
 今までに何回かワクチン接種をしています。
      ■         ■
 大人も、
 B型肝炎ワクチンを接種することをおすすめします。
 抗体がある人は大丈夫ですが、
 抗体がない人はB型肝炎ワクチンを接種したほうがいいです。
 ネットで検索すると、
 B型肝炎ワクチンを接種してくれる病院が見つかります。
 申し訳ありませんが自費です。
 大きな副作用もありません。
 もっと普及するといいと思っています。
                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            第2回口頭弁論記録(札幌地裁)                                                    
    
                         事件番号 平成28年(ワ)第816号
 建物明渡請求事件
 原告 大同生命保険株式会社
 被告 医療法人札幌美容形成外科
 期日 平成28年7月25日(月)午後1時30分
 場所 703号法廷(7階)
 第2回口頭弁論の記録です。
      ■         ■
 昨日はいい天気でした。
 タクシーで札幌地裁に着いて写真を撮りました。
 私が写真を撮っていると、
 警備員が出てきて、
 写真を撮ってはダメだと叫んでいます。
 ここは敷地外の道路です。
 道路から撮るのも禁止ですか?
 道路から撮るのはいいですが、
 敷地内はダメです。
      ■         ■
 道路から裁判所を撮るのは、
 TVや新聞でもよく出ています。
 裁判所の警備員は委託業者のようです。
 警備員は私が敷地内で撮ると思ったのだそうです。
 手荷物検査を受けてから、
 私は7階の法廷まで階段で上がります。
 7階までなら楽々上がれます。
 白衣で法廷に入るのはOKです。
 裁判所に確認してから行きました。
      ■         ■
 第1回口頭弁論では、
 大同生命側の弁護士さんが、
 新千歳空港からのJRが人身事故で遅れ、
 途中駅からタクシーで札幌に向われました。
 10分程度遅れていらっしゃいました。
 昨日は私たちより早く、
 法廷に入っていらっしゃいました。
 虎門中央法律事務所の、
 板垣幾久雄弁護士
 柴田征範弁護士のお二人です。
      ■         ■
 板垣幾久雄弁護士が主に話され、
 お隣の柴田征範弁護士に時々確認されています。
 書類のやり取りの後で、
 高橋智先生から、
 訴訟の最も重要な争点について確認がありました。
 最も重要な争点はホームページ上の記載であると、
 虎門中央法律事務所の、
 板垣幾久雄弁護士
 柴田征範弁護士のお二人で確認され、
 民事第5部4係
 根本宜之裁判官も確認されました。
      ■         ■
 私が院長日記で記載したことが、
 この訴訟の最も重要な争点となりました。
 まさに日本初のブログ裁判です。
 私が2016年6月20日HTB北海道テレビの番組、
 イチオシ!で発言したように、
 ブログで書いたことが店子として不適格なのか?
 どの表現がどの程度不適格なのか、
 裁判所に判断していただきます。
      ■         ■
 これからの社会で指標になる裁判になります。
 私は信念を持ってこの院長日記を書いています。
 マスコミにも注目してもらっています。
 裁判所がブログをしっかり審査してくださいます。
 私にとってもありがたいことです。
 裁判官にも医療事故のことや、
 美容外科業界のこともついでに読んでいただきたいです。
 私が望む裁判となりました。
      ■         ■
 次回は平成28年9月13日(火)16:40から、
 ラウンド法廷が行われることになりました。
 相手方は2人の弁護士がいるので、
 それぞれにたくさんの予定があるようです。
 分厚い手帳を見ながら、
 その日は仙台です、
 海外出張ですとなかなか決まりませんでした。
 次回は法廷の関係で私だけが3階の法廷に入ることになると、
 高橋智先生に教えていただきました。


                        
                        
                     
                                    
                                                医学講座
                        
                            第2回口頭弁論2016年7月25日(札幌地裁)                                                    
    
                         今日、平成28年7月25日は第2回口頭弁論です。
 前回の平成28年5月30日は第1回口頭弁論の最後に、
 弁護士さん同士のご都合で、
 この日程が決まりました。
 たくさんの案件をかかえている弁護士さんは、
 スケジュール調整が大変そうでした。
      ■         ■
 札幌美容形成外科は通常診療の日です。
 診療を一時中断して裁判所に行きます。
 当然、大きな手術は入れられません。
 脇汗ボトックス注射とか、
 手術後の経過を診るとか、
 短時間の予約が裁判の前後にあります。
 患者さんにもご迷惑をおかけしています。
 申し訳ございません。
      ■         ■
 私が昨日の院長日記で書いたように、
 この裁判は日本初のブログ裁判です。
 私は後世の人に役立つように、
 詳細に記録を残しています。
 私と同じような目に遭った人が、
 将来役立つように記録を残しています。
 裁判なので判例として正式な記録が残ります。
 マスコミも興味を持って取材をしてくれました。
      ■         ■
 今は便利な世の中です。
 ネットで調べると何でも検索できます。
 病気のこともよくわかります。
 美容整形の世界には、
 悪徳美容整形への勧誘と思われるサイトがあります。
 でも大部分のブログは役立ちます。
 PCのトラブルとか、
 時計修理の記録もあります。
 私の院長日記が役立ったという嬉しいコメントをいただきました。
      ■         ■
 これだけ情報が発達した世の中ですが、
 残念なことに立退きに関するブログはありません。
 ある日突然オーナーが代わって、
 建物が老朽化しているという一点張りです。
 うちの奥さんは、
 老朽化しているのがわかっていて、
 買ったのは大同生命じゃないの!と怒っています。
 日本全国には老朽化した建物がたくさんあります。
 そこで生計を立てて、
 毎日汗水たらして働いている人はたくさんいます。
 将来、立退きを迫られた人の役に立つように、
 詳細な院長日記を残します。
      ■         ■
 今日は13:20頃から法廷に入り傍聴をしました。
 世の中にはこれだけ裁判があるのか?と思うほど、
 いろいろな事件が掲示されていました。
 私たちの前は、
 建物明渡し訴訟や、
 遺産相続の訴訟でした。
 相手方虎門中央法律事務所の、
 板垣幾久雄弁護士
 柴田征範弁護士のお二人は、
 今日は私たちより早く法廷に入っていらっしゃいました。
 第2回口頭弁論は約10分間で終わりました。
 次回は9月13日(火)16:40から、
 ラウンド法廷が行われることになりました。