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デザインとイメージ

 札幌美容形成外科を開業する時は、たくさんの人に助けていただきました。特に高校や中学の同級生は、さまざまな分野で活躍している人がいて助けられました。そのうちの一人がデザイナーでした。
 『本間、病院のマークとかイメージとか決まってんの?』
 私『???』
 『名刺でも、広告でも、病院をイメージするデザインって大事だょ』
 私『フ~ん、でも病院のマークなんてあったかな?』
      ■         ■
 私が勤務したのは、市立札幌病院、帯広厚生病院、函館中央病院などの総合病院が長く、その地域でその病院を知らない人はいない位有名でした。
 タクシーに乗って「市立病院までお願いします」と言えば住所を言わなくても乗せてもらえます。
 病院のマークについては、市立札幌病院には独自のマークがあった筈ですが、私の名刺には札幌市のマークを入れていました。帯広厚生病院ではJAのマークでした。
      ■         ■
 開業前に勤務していた中央クリニックにマークやロゴがあったか?定かではありませんが、確かに看板は黄色で目立つ色でした。
 有名なリッツ美容外科や聖心美容外科には素敵なデザインのロゴやイメージカラーがあります。
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 友人のデザイナーの事務所へ行き、彼がデザインしたさまざまな作品を見せてもらいました。
 『この中で、本間が気に入ったデザインがあれば、それを応用することもできるょ』と言われました。私が気に入ったデザインは札幌交響楽団コンサートのパンフレットでした。
      ■         ■
 ちょうどこのHPの両サイドにある、緑の葉っぱの帯がついたデザインの札幌交響楽団(札響)の定期演奏会のポスターがありました。
 友人『本間は植物が好きだったんだ』
 私『そう、オレ趣味は園芸だし』
 その友人が何種類かデザインしてくれた名刺の中から、私が選んだのが、葉っぱのマークが入った名刺でした。
      ■         ■
 下の名刺が私が開業以来使用している名刺です(正確には開業前の方が名刺を多く使います)。
 外国の先生には、裏に英語表記をした名刺を差し上げています。
 葉っぱのマークがついた名刺は珍しいので、一度名刺を差し上げた方からは、『あぁ、あの葉っぱの名刺いただきました』とよく覚えていただけます。
      ■         ■
 開業前には、医業とは別のさまざまなことを経験し、少しずつクリニックができました。
 医学部や研修医時代に先輩から教わることはありません。これから開業なさる先生は、自分が知らないことは謙虚に教えていただき、信頼できる専門家に助けていただくのがよいと思います。

私の名刺です

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ラベンダー開花

 札幌では7月の声を聞いてラベンダーが開花しました。私が育てているのは、オカムラサキと濃紫早咲の2品種です。中富良野のファーム富田で購入した苗と知人から分けていただいた苗を育てました。
 最初に咲くのは、名前の通り濃紫早咲なのですが、日当たりや場所によって微妙に開花時期が違います。
 札幌美容形成外科に飾ってあるラベンダーのドライフラワーは、私が育てて、家内と家内の母、私の両親が乾燥させて作ったものです。
 ドライフラワーにするには、まだ開花しきらない時期に刈り取って乾燥させます。完全に開花してからでは、乾燥すると花がポロポロと落ちてしまいます。
      ■         ■
 昨日、仕事を終わってから、ラベンダーを刈り取りました。今日クリニックに飾ってある花は、今年咲いた生花です。
 ラベンダーは花だけではなく、茎も葉もよい香りがします。ですから刈り取る時も香りに包まれて、とてもよい気分です。ラベンダーを手入れしていると、春でも秋でも手にラベンダーの香りがつきます。
      ■         ■
 ラベンダーは草のように見えますが、かなり太くなる木です。太い幹は私の親指より太くなります。たまに枯れる枝もあるので、枯れた枝は切ってやります。
 花を楽しんだ後は、必ず枝を切ってやります。よく公園などに植えられらラベンダーが、花の後もそのままになっているのを見るととてもかわいそうに思います。
      ■         ■
 病害虫もあまりつかず、開花時期だけハチがたくさんやって来るのが難点といえば難点です。
 日が昇ってからはハチがたくさん来るので、家内は朝や夕方によく刈り取っています。
      ■         ■
 私がラベンダーを知ったのは高校生の時に偶然聴いたNHKラジオの放送でした。昭和47年頃だったと思います。
 内容は忘れてしまいましたが、合成香料の普及と輸入自由化でラベンダー栽培が苦境に立たされている。北海道が主産地だというような内容だった気がします。その頃から、いつかラベンダーを育ててみたいと思っていました。
 結婚した頃(昭和56年)から、毎年家内と中富良野の富田ファームへラベンダーを見に行ってました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科を開業した時に、クリニックのイメージとしてラベンダーを選びました。
 紫のキレイな色と香りが好きだったので選びました。ちょうど、自宅のラベンダーがたくさん咲いて、家内と両親がドライフラワーを作ってくれたので院内に飾りました。HPのデザインもラベンダーにしました。
 院内に入るとラベンダーの香りが年中いたします。今の季節だけ本物の花がご覧いただけます。

開花したラベンダー

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光る看板

 札幌美容形成外科を開業する前に、悩んだのが看板でした。看板を掲示できるスペースが限られていたため、おしゃれでキレイな看板がないか探しました。
      ■         ■
 3年前に一番にぎやかだったのが、札幌駅前のステラプレイスと大丸周辺でした。札幌駅周辺のビルを何度も見た帰りに、ステラやアピアあたりの看板を見て歩きました。上ばかり見る変なおじさんにみられたと思います。
 私の目にとまったのが光る看板でした。ネオンサインのようにキラキラした看板ではないのに、上品できれいな看板が印象的でした。
      ■         ■
 残念なことに看板を何度見ても製作会社の名前は書いていませんでした。また看板は高い位置に取り付けられているので、たとえ書いてあっても読めません。
 建築業者や看板屋さんに聞いていましたがわかりませんでした。アピアの防災センターでも聞いてみましたが、わかりませんでした。そこで、ネットで検索してみました。
      ■         ■
 ネットで検索してもなかなか見つかりませんでした。苦労してくろうして見つけたのがノグチ工芸さんでした。
 JR札幌駅の時計。大丸。ビックカメラ。私が探していた光る看板はノグチ工芸さんの‘作品’でした。
      ■         ■
 早速、札幌市東区にあるノグチ工芸さんの本社・工場に伺いました。建物は工場で、その横に階段がありました。階段を上がって‘本社’のある3階へ行きました。
 階段には、ノグチ工芸の‘作品’である光るサインがたくさん展示されていました。
 社長さんにお会いしました。実に実直そうな、看板一筋という感じの社長さんでした。
      ■         ■
 ノグチ工芸の看板はLEDという最先端の技術を使った光る看板でした。LEDは日本が生んだ世界の技術、中村修二先生(米国カリフォルニア大学(UCSB)教授)の発光青色ダイオードを使った技術です。5月20日の日記に書いた、中村先生が発明した技術でできた明かりです。
 野口社長は苦労して、LED技術を使った看板を開発し、日本全国に販売していると教えてくださいました。
 私が札幌駅で見つけた、光る看板はノグチ工芸さんの技術でした。
      ■         ■
 札幌美容形成外科HPのビデオで、最初に写るマルチカラーの光る看板はこうしてできました。
 看板の設置では、スノー会舘ビルのオーナー様に多大なご協力をいただきました。
 こうして、たくさんの方のご協力で札幌美容形成外科が開院できたのが3年前でした。

LED看板 ノグチ工芸HPより。

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建築デザイン

 札幌美容形成外科の内装工事はちょうど3年前の今日、竣工・引渡しがありました。建物の賃貸契約をして、家賃を払い始めてから6ヵ月かかりました。まず、目指す建物を探して、空室があるか確認。不動産賃貸契約を結びます。ビルの空室はそう何件もありませんので、気に入った建物であれば開業前から押さえる必要があります。
      ■         ■
 これから美容外科・形成外科の診療所を開業なさる先生は、今までに経験したことがない、さまざまな契約をしなければ開業できません。昨日の日記にも書いたように、診療所向きのビルは多くはありません。
 ‘これダ!’と決めたビルがあれば、他の先生に契約される前に契約なさることをお薦めします。
      ■         ■
 私の場合は、たまたまビルの下見に来た時に、㈱スノー会舘の担当の方が、とても親切に案内してくださったので決めました。
 札幌美容形成外科が入居した3Fは、雪印パーラーの宴会場だったため、奥に厨房設備がありました。そのため、昨日記載した、水・排水の問題はクリアーできました。
 ある先生が見学にいらして、厨房用のシンクをご覧になりました。とても使いやすそうなので、ご自分のクリニックを開業する時にマネさせてもらいますと言われました。
      ■         ■
 飲食店などの店舗デザインは専門の建築家が多数いらしゃるようです。新しいビルの飲食店に入ると実に洗練されたデザインで、照明にも凝っています。
 美容外科専門の建築家が札幌にいらっしゃるかどうか?私は存じませんが、私は自分の家を建てる時にお世話になった建築家に依頼しました。
      ■         ■
 私が依頼した建築家は萩原淳一さんです。北海学園大学工学部をご卒業後、札幌市内の有名な建築デザイン事務所で腕を磨かれました。
 私が自宅を建てた時は、まだその建築デザイン事務所にいらしたのですが、その後独立し開業されていました。
 私はうるさい施主なのに、細かい注文を文句も言わずに何度も図面を引き直してくれたのが気に入っていました。
      ■         ■
 独立された後、どこに行かれたかわからなかったので、電話帳を頼りに片っ端から探しました。20~30軒目でようやく見つかりました。先輩の事務所の横の小さなスペースでこじんまりと事務所を開いていました。彼はとても喜んでくれ、設計を引き受けてくれました。
 私には、私なりのこだわりがありました。待合スペースは隣の人が見えないように。カウンセリング室は完全個室に。
 手術室は手洗い装置をつけて、麻酔の余剰ガス排出装置もつけて。などなど、萩原建築士は実に良く私の意見を反映してくれました。
 私の仕事が終わった後で、デパートで弁当を買って彼の事務所へ行き、弁当を食べながら何回も打ち合わせをしました。
      ■         ■
 そうしてできたのが札幌美容形成外科です。私がはじめて持ったMyクリニックです。
 時代の流れとはいえ、この札幌美容形成外科を壊してしまうのはとても残念です。
 萩原淳一一級建築士は、まじめで信頼できる方です。‘絶対に’偽装なんかしない人です。
 ここがHPです。札幌美容形成外科も掲載されています。一度クリックしてみてください。

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ビルの条件

 札幌美容形成外科のような美容外科クリニックが入居できるビルには条件があります。一般的なオフィスビルでは、水と排水の問題があります。現在、札幌市内に新しくできているビルの多くはオフィス仕様です。床がOA用にファイバーやケーブルを配線できるように作ってあります。
      ■         ■
 美容外科診療所では、もちろんOAも大切ですが、それ以上に大切なのが水です。手を洗うのにも、手術器械を洗うのにも、タオルを洗うのにも水が必要です。水を使うと、水を流すための排水が必要になります。水道は給水圧があるので大丈夫ですが、排水は勾配をつけないと水が流れません。
      ■         ■
 ビルを設計する時から、水と排水の問題を考えていればOKなのですが、オフィスビルで水があるのはトイレと給湯室位です。そこまで配管をしなくては水を使えません。
 水の次は、室内の温度です。今はエアコンがついていないビルはありませんが、設定温度はせいぜい25~26℃です。服を着て過ごすことが前提になっています。
 手術室では服を脱いで手術を受けます。スタッフは冬でも半袖が当たり前。オフィス仕様のエアコンでは出力不足が懸念されます。
      ■         ■
 レーザー機器を使う部屋は、200Vの電源が必要な場合が多く、電気容量が足りないため、電機室から新たに配線を引くこともあります。
 換気設備もレーザーで毛が焼ける臭いが出るため、通常のオフィスよりも強力な換気扇が要ります。
      ■         ■
 手術室には無影灯という大きなライトがあります。このライトを吊るすには通常の天井高では不足することが多く、現在の札幌美容形成外科は2800といって、天井までの高さが2m80cmあります。天井の強度も必要で、無影灯を吊るしたために天井が抜けてしまっては大変です。
 全身麻酔では酸素と笑気という麻酔ガスを使い、さらに吸入麻酔薬も使います。このガスを外へ出すための、余剰ガス排出装置が必要になります。通常のビルでは、外へガスを排出する経路がありません。そのため、ビルの壁に穴を開ける必要が出てきます。
      ■         ■
 普通のオフィスビルは日曜日はお休みのところが多く、日曜日には玄関がしまってしまいます。
 日曜日でも入り口が開いているビルで、深夜に急患があっても対応できるビルが必要です。
 駅から近くて便利で、これらの諸条件を満たすビルを探して、工事が完成するまでは、現在地で診療を続けます。
 平成19年末までに取り壊しは、おそらく‘絶対に’ないと思います。

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思い出の場所

 私が家内とはじめて出合ったのは、雪印パーラーでした。今から30年も前の話しです。家内は兵庫県西宮市に住んでいました。女の子5人の仲よしグループで北海道にスキーに来ていました。私は兵庫県西宮市がどこにあるか?も知らず。甲子園球場がある都市とも知りませんでした。
      ■         ■
 家内はスキーをするのが初めてで、5人のうち満足にスキーができたのは2人くらいだったでしょうか?グループの一人が共通の友人でした。『北海道に友だちとスキーに行くので、スキーができる人に教えてもらえない?』と頼まれました。私が友人を集め、総勢10人でアイスクリームを食べに来て自己紹介をしたのが、雪印パーラー1Fの奥でした。
      ■         ■
 今はありませんが、30年前にはパーラー1階の奥にレストラン風のコーナーがありました。ちょうど今のパーラー2階のような雰囲気でした。
 30年前にはハーゲンダッツもサーティーワンもなく、北海道のアイスクリームは最高でした。特に雪印パーラーのアイスは他では食べられない味でした。
 10人は全員おじさん・おばさんになっていますが、当時は若くてはつらつとしていました。男性は私ともう一人が医師。北海道放送1人。サラリーマン1人。牧師1人です。女性は全員結婚して子供がいます。北海道に嫁に来たのは家内だけです。
      ■         ■
 すぐに付き合い始めたわけではありません。30年前は携帯もメールもありませんでした。
 電話も家電が1回線あるだけです。それも、市外通話料金が驚くほど高く、私の記憶では一度も電話をした覚えがありません。
 留寿都へスキーに行って、スキー場で別れてさようなら。私がスキーを教えたのは、別の女の子だったような気がします。お互い、まさかこの人と結婚することになるとは、夢にも思っていませんでした。
      ■         ■
 住所だけは知らせていたので、年賀状のやり取り程度はしていました。私は知らなかったのですが、10人のうち一組だけが、その後ひそかに付き合っていたようでした。そいつが二股をかけて付き合っていたことがバレ、そりゃ~ナイしょ!ってことになって、意気投合したのが始まりです。人生、いつ何が起こるかわかりません。
      ■         ■
 今と違って通信手段は手紙だけです。こうやって日記を書くように毎日書いた?わけではありません。一週間に一通くらい書いたでしょうか?病院から帰ってきてから、ペンで書いていました。ワープロなんてありませんでしたから…。
 今の人は遠距離でも、携帯があり、メールがあり、画像付きでTV電話もありますが、30年前は手紙。速達で出すのが唯一の贅沢でした。
 手紙が通信手段で、あまり会わなかったから、お互いに良い所だけを見て結婚できたのかもしれません。ただ、家内の父からは反対されました。可愛い娘を蝦夷(エゾ)の地へやりたくなかったのでしょう。
 こうして雪印パーラーで知り合ってから5年後くらいに私たちは結婚しました。

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ビル改築について

 インターネットの掲示板2チャンネルに‘雪印パーラーのビル、今年の9月で取り壊しって聞きました’と書き込みがありますが…とお問い合わせをいただきました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科が入居している、スノー会舘ビルは昭和36年(1961年)に伊藤組土建㈱によって建設されました。札幌駅前通りの歴史的建造物です。築46年ですから、建物としてはかなり古いビルです。伊藤組土建㈱の社史に掲載されています。伊藤組の伊藤ビルディングは昭和38年に竣功しました。平成19年にスノー会舘ビル改築が計画され、ビルオーナーから提案されました。
      ■         ■
 札幌美容形成外科はビル改築に協力し、改築期間(約1年程度)は仮店舗での診療を行う予定です。ビル取り壊しは早くても平成20年以降になる見通しで、具体的な日程は決まっておりません。
 仮店舗はまだ決まっておりませんが、札幌駅周辺で交通の便が良い場所を考えております。
 仮店舗への移転に伴い、数日間の休診はあると思いますが、診療の中断はございません。
      ■         ■
 私は北大形成外科に勤務していた時から、開業するなら札幌駅前でと決めていました。形成外科や美容外科の診療圏は広いので、交通の便が良いところが患者様に便利だからです。
 どこで開業するかは、とても大切な問題です。クリニックもお店も飲食店も同じです。場所によって流行る流行らないが分かれます。
 美容外科は堂々と入るクリニックではありません。どんなに腫れないといっても、手術直後の顔を見られるのはイヤなものです。できれば、人に知られずに手術を受けたいと思います。
      ■         ■
 全国的に見ると消費者金融が入っているビルに、美容外科が同居している場所がたくさんあります。変な言い方ですが、消費者金融もあまり人に知られずに行きたい場所だと思います。でも、あまり辺鄙な(ヘンピ)な場所にあっても、目立たないので、いらしていただけなくなります。消費者金融はどこへ行っても大きな看板があり、同じビルに複数社が入っています。駅前の立地が良い場所にあります。
      ■         ■
 私はビルを選ぶ時に、札幌駅周辺のほとんどすべてのビルに自分で入ってみました。ビルの雰囲気、臭い、人の量など、日時や時間も変えて見てみました。夜間に入れるかどうか?お正月も入れるかどうか?も実際に深夜やお正月にチェックしました。
      ■         ■
 雪印パーラーが入っているスノー会舘ビルを選んだ理由はいくつかありました。
 まず、雪印パーラーという抜群の知名度で、場所を間違う方は皆無です。札幌駅から近いという、交通の便のよさも気に入りました。ビルは古く入り口には階段がありますが、人はあまり通りません。
 観光客がよくパーラーのパフェを見ていますが、意外と地元の人の出入りは多くありません。駅前通りは人が多いので人ごみに紛れてパッと入ってしまえばあとはわかりません。みな急いで歩いているので、意外と気づかれません。
      ■         ■
 札幌美容形成外科が入っている3階は、雪印パーラーの宴会場だった場所です。私としても、この場所が気に入っていますが、札幌市の都市計画で駅前通りも変わっています。ビルのオーナー様にはとてもお世話になったので、改築計画に協力したいと考えています。
 ビル改築に伴う新しい情報が入りましたら、その都度HPでお知らせいたします。
 皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
平成19年6月27日 札幌美容形成外科 院長 本間賢一

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芸能プロダクション提携

 芸能プロダクション提携という派手な広告を、新聞の折込で出しているクリックがあります。全国展開しているクリニックで札幌にも分院があります。本当に芸能人が利用しているクリニックは‘絶対に’芸能人御用達とは書きません。そんなことをしたら、二度と芸能人は利用してくれなくなります。以下が折込広告に書かれている内容です。
      ■         ■
芸能プロダクション提携
無痛麻酔・無痛手術
傷痕のない高度な技術
丁寧なカウンセリング
丁寧な手術
このすべてが‘うさん臭い’のです。
      ■         ■
 そのクリニックのHPの内容です。
◎芸能プロダクション提携◎
 興味はあるけどちょっと不安、どんなところなんだろう?といった不安な方に・・・・
 アクアクリニックは芸能プロダクションと提携しており、プロが求める高いニーズに答えるため、ハイレベルな技術、質、安全性を提供しております。
      ■         ■
 カウンセリングは施術の過程で最も大事な要素の一つです。
 アクアクリニックのポリシーは「できあがりの美しさ」と「手術を受けられた方の満足」、この両方を追求することにあります。
 そのために、カウンセリングではあなたの希望やお悩みを充分に伺って、スペシャリストの立場から、あなたにとって最適の施術方法をアドバイスさせていただきます。
 またできあがりの状態に不安が無い様に、特殊な器具を使用してご納得がいくまでシュミレーションをさせていただきます。
 カウンセリングは全て無料です。
専門家のカウンセリングをぜひご体験ください。
      ■         ■
 美容施術は技術とセンスが命
充分な経験と、培われた美的センスが術後の出来栄えを左右します。
 美容外科手術では、ほんの数mmの違いでも仕上がりの印象が大きく変わってしまうことがあります。
 そのため美容外科手術に精通した細密な“技術”が必要となります。
 アクアクリニックは、今まで数万人以上の方々の「美しさ」を実現してきた確かな技術で、あなたに理想の体型を形成いたします。
 また、体のスタイルを決めるバストの施術には、豊富な経験により培われた美的“センス”が大変重要になってきます。
 あなただけでは決められない大事な仕上がり像を、スペシャリストの立場から詳しく親切にアドバイスいたします。
 施術跡を他人に気づかせないのは当たり前。
あなた自身にも気づけないような施術・・・それがアクア品質です。
      ■         ■
 このクリニックが過去に起こした医療事故です。
 豊胸手術で植物状態、美容外科医に1億7000万円賠償命令(日経新聞)2003年11月28日(金) 22時00分
 全身麻酔で豊胸手術を受けた後に植物状態になった埼玉県の女性(29)と元夫が、障害が残ったのは麻酔管理のミスが原因だとして東京都渋谷区の美容外科医院「アクアクリニック」の医師を相手に損害賠償を求めた訴訟の判決が28日、東京地裁であった。前田順司裁判長は医師の責任を認め、計約1億7000万円の支払いを命じた。
 判決によると、女性は2001年4月に手術を受けたが、手術終了後も意識が回復しなかった。医師は約2時間40分後に119番通報し、女性は大学病院に運ばれて治療を受けたが、植物状態となった。
 医師の記録では手術後約30分で119番通報したことになっていたが、前田裁判長は「記録は後日、自分に有利なように虚偽の内容を記載したもの」と断定。「手術後に適切な処置をし、早急に救急病院に運んでいれば、女性に重い障害は残らなかった」と結論付けた。
      ■         ■
 テレビ朝日 ザ・スクープ 告発!恐怖の美容外科医 ~リピーター医師放置の実態~
 去年5月スクープスペシャルでリピーター医師問題取り上げてから1年、厚生労働省は医道審議会の機能強化やリピーター医師の再教育などを検討する「医療事故対策緊急アピール」を発表した。しかし、リピーター医師野放しの実態はなんら変わっていない。例えば、今でも全国にチェーン展開し、女性誌などに大々的な広告を掲載しているある有名美容クリニックの場合・・・
 去年11月、豊胸手術を行う際、ずさんな全身麻酔により患者を植物状態にしたとして、東京地裁は美容外科医A氏に1億7000万円の損害賠償を命じる判決を下した。インフォームド・コンセントを行わず、手術ミス後も患者を3時間近く放置、その事実を隠蔽するためカルテを捏造するなど「医師にあるまじき悪質な行為」であった。
 さらに番組に寄せられた内部告発に基づいて取材を進めていくと、驚くべき事実が次々と浮かび上がってきた。
何とA氏は大学で内科を勉強してきたが、内科医としての研修をわずか2年で中断し、1998年に突然美容外科を開業。麻酔医や看護士は一切立ち会わせず、1人で麻酔と手術を行い、少なくとも2001年4月から6月の間に同様の麻酔事故を3件起こしていたという。さらに、クリニックは「無痛手術」「無傷手術」を謳い文句に派手な宣伝を行ってきたが、これらは医学上あり得ない虚偽広告であり、実際には余りに初歩的なミスによる被害者が続出。A氏は形成外科学会や保健所でも有名な問題医師であった。
 ひとたび医師免許を取得すれば、何科でも自由に開業でき、誰でもメスを握れる危険な現実! 何度医療ミスを繰り返しても、誰もその暴走を止められない恐怖の実態!多くの被害者や医療関係者の証言により、リピーター天国と言われるこの国の医療制度の致命的欠陥を浮き彫りにする。
      ■         ■
 現在、このクリニックを経営しているのが、裁判で有罪になった医師か別の人物かは知りません。ただ、札幌でもワキガ手術で100万円請求され、手術を受けてもよくならないと来院される患者様がいらっしゃいます。
      ■         ■
 有名新聞に入っている折込チラシは、新聞に入っているというだけで信用されてしまうことがあります。
 新聞社のチェック体制もあると思いますが、私に言わせると‘いい加減’です。
 ‘悪と闘う’新聞社が悪の味方をしてはいけません。上記のクリニックは、美容外科医の間では‘悪魔クリニック’と呼ばれています。
      ■         ■
 そのクリニックで実際にカウンセリングと称して、ボッタクリが行われている様子がネットで出ています。誇大広告と悪徳美容外科にはくれぐれも気をつけてください。

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新聞折込広告

 私は朝日新聞と北海道新聞の2紙を購読しています。朝日新聞は高校に入学した年からですから、かれこれもう38年になります。
      ■         ■
  毎日たくさんの折込広告が入ってきます。金曜日・土曜日はマンションの広告が目に付きます。今日は月曜日なので、美容液や化粧品の広告が多いようです。
 この美容液や化粧品の広告が実に‘うさん臭い’のです。
      ■         ■
 「信じられませんでした。がこんなに輝くなんて…」
 目元のくすみ、小じわもこんなにキレイ!
 これがウワサの美容液ファンデーション
 ここまでシワ・毛穴をカバー!! 5歳若く見える!?
 しっとり すべすべで、ほうれい線も消えました!(千晶様 40歳)
 これなら美容外科や美容皮膚科なんて要らない!私たちは廃業です。レーザーもアプトスもフェイスリフトも要らなくなってしまいます。
      ■         ■
 もう一枚の別の広告には
 《人工皮膚シート》待望の一般販売
 貼るだけで毛穴シワも完全修復
 毛穴の開き・クレーター・小じわ・ほうれい線が30日で消えた!
 最新医療レポート―メディカルコラム―
本来はヤケドの治療のために開発された人工皮膚成分「キチンキトサン」
 『オーロラスキン』シリーズ主要成分「キチンキトサン」には、優れた生体親和性(体になじむ性質)があります。そのためこの物質で作られた人工皮膚を肌に貼ると、やがて自分の皮膚と同化してゆくという驚くべき特徴があるのです。この特殊な効果から、人工皮膚は火傷(ケロイド)治療や手術用の縫合糸に使用されるなど医学会で広く応用されています。
      ■         ■
 この手の‘広告’に共通しているのは、キレイになった症例写真と‘喜びの声’が載っていることです。
 あたかも最新医学を取り入れて、研究者がついているようなイメージの広告ですが、掲載されている‘先生’は、日本熱傷学会の役員でもなんでもありません。
      ■         ■
 ヤケドの治療のために開発されたキチン膜は、ユニチカで開発された、ベスキチンという製品があります。ベスキチンはベニズワイガニなどの甲殻類の殻から抽出精製したアミノ多糖類キチンを不織布にした白い紙のような製品です。創傷被覆保護材と言われ、キズにつけるとキレイに治ります。でも、ベスキチンを肌に貼っても、皮膚には角層があるため効果は浸透しません。多少水分が吸収されることはありますが、厚手のティシュペーパーを貼ったの大差はありません。
      ■         ■
 もし本当に効能効果があるのでしたら、薬事法に基づいた医薬品か医薬部外品、または化粧品に分類され、厚生労働省から認可をもらう必要があります。
 正式に認可された製品でしたら、このような比較広告や過大広告は必ず問題になります。
 美容外科でも‘広告’としてbefore→after を掲載することは禁止されています。
      ■         ■
 このような新聞の折込広告は、新聞社としてもチェックしている筈なのですが、私に言わせると‘超いい加減’です。
 厚生労働省のお役人も、保健所の職員も折込広告を読んでいる筈ですが、摘発したという話しは聞いたことがありません。警察も同じです。
      ■         ■
 キレイになりたいと思って、フリーダイヤルに電話して申し込んで、ワクワクしながら商品の到着を待って、書いてある通りに30日間使用しても、何の変化もありません。
 そこで初めて‘騙された’ことに気づきます。騙されたと思っても、せいぜい\5,250とか\23,520なら文句も言わないのでしょうか?
 同じような‘嘘つき商品’に、痩せるダイエット食があります。高いお金を出して買っても痩せません。
      ■         ■
 牛肉偽装問題は大きく取り上げている新聞各社は、自分たちが、折込広告で詐欺の片棒を担いでいることは承知しているのでしょうか?
 美容外科でよく折込広告を使っているクリニックにはとんでもないところがあります。次回、書きたいと思います。誇大広告にはくれぐれも気をつけてください。

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従業員と信頼

 苫小牧市の食肉加工製造卸会社「ミートホープ」の従業員が「いつか表ざたになることは覚悟していた」と心情を吐露。「本当は不正をしたくなくて、みんな悩んでいたんだ」と消え入るような声で話した。という北海道新聞の記事が印象的でした。
      ■         ■
  私のような小さなクリニックの経営者でも従業員との信頼関係を大切にしています。従業員から信頼されない院長はお客様からも信頼されないと考えています。自分の家族や職員にできない手術はお客様にはできません。当たり前のことですが、これが守られていない美容外科が実在します。
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 どんなにお給料をいただいても、自分なら‘絶対に’受けない手術は他人に薦めることはできません。恒常的にウソをついて人を騙してお金儲けをしていると、まともな人は次第にイヤになってきます。
 他の業種でも同じようなことがあると聞きました。消費者金融に勤務していた女性が、前に勤務していたクリニックに受付さんとしていらっしゃいました。どうして前職を辞めたの?ときいたところ、『お金を借りなくてもよいお客様に、電話で執拗に勧誘をしなくてはいけないのがイヤで辞めました』と聞きました。
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 美容外科は自由診療です。ある程度の価格の幅は仕方がないことです。安売り店もあれば高級店もあります。
 ‘キレイになりたい’という夢を抱いていらした‘お客様’に、最高の技術とサービスを提供するのが、われわれの使命だと考えています。私はボッタクリも嘘つきもイヤです。
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 ニトリの似鳥社長は『日本人の暮らしを米国並みに豊かにする』という夢とロマンを実現するために、ニトリをチェーン展開しています。
 私の夢とロマンは、
①安心して信頼できる美容医療を、納得できる価格で提供すること。
②保険診療が可能な手術は保険を使って、誰でも手術を受けられるようにすることです。
これは札幌美容形成外科を開業した時から変わっていません。
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 私は昔から自分にも他人にも厳しい人間でした。この日記も書くと決めたら、毎日まいにち更新しています。かなり根性がいります。
 従業員にも当然厳しい院長です。 美容外科は最高の技術とサービスを提供するサービス業だと話しています。
 看護師にも『航空会社のCA(キャビンアテンダント)以上のサービスを提供するように』求めています。当然、髪の毛は黒。茶髪は禁止です。茶髪のCAさんはいませんね。言葉遣いにも注意しています。
 これは看護師としも大切なことだと信じています。普通の病院でしたら『○○さん、手術ですから手術室へ行きますよぉ』が
 札幌美容形成外科では、『お待たせいたしました。手術の準備が整いましたので、ご案内いたします』と言うように指導しています。
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 私にとって従業員は大切な宝物です。私が一人でどんなに頑張ったところで、診察も手術もできません。
 美容外科という、ちょっと怖いけれど、とても興味がある魔法の国ような‘医療’を実現するために、優秀な従業員は大切なパートナーです。
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 どんなに儲かっている美容外科でも、不正をしていると、いつかはバレます。過去に、何人もの美容外科医が内部告発されています。脱税で刑務所に入った人もいます。医師免許を取り上げられた人もいます。
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 苫小牧の会社の従業員はお気の毒です。今朝、家内から『お父さんのお弁当に入れていたコロッケにも偽装牛肉が入っていたって』と聞きました。私は、そのコロッケが好きでしたし、美味しくいただいたので何も文句はありません。これで、おなかでもこわしていたら、文句の一つも言ったかもしれませんが、大丈夫でした。
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 美容外科・形成外科という特殊な医療を生業(ナリワイ)として生きています。他人から見ると嘘つきの助っ人医師と見られているかも知れません。
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 他人がどう思おうと、私は人をキレイにする仕事が好きです。札幌美容形成外科の従業員もこの仕事が好きで誇りを持って働いてくれていると信じています。

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