医学講座
第40回日本美容外科学会(札幌)②
学会会場での会長あいさつではなく、
蘇春堂形成外科の手術室からの手術ではじまった、
第40回日本美容外科学会(札幌)は充実した内容です。
学会会場と手術室が中継されています。
嘘やごまかしはできません。
100%生で手術がわかります。
■ ■
昨日(2017年9月28日木曜日)は、
午前と午後の2回、
手術の中継(ライブサージャリー)がありました。
両方とも目の手術です。
同じようにCO2レーザー炭酸ガスレーザーを使う手術です。
お二人の先生が手術を披露してくださいました。
興味深いのは、
同じようにまぶたを切る手術ですが、
麻酔方法も
切る方法も
微妙に違います。
■ ■
もっと興味深いのは、
使う糸の種類も、
お二人の先生でまったく違います。
夜には会員懇親会がありました。
学会長の野平久仁彦先生があいさつで言われました。
手術後の大きなトラブルは、
学会直後によく起きることがある。
なるほどと思いました。
■ ■
学会で手術を見て、
さあ手術をやるぞ
…と新しい方法で手術をはじめても、
×ありゃりゃ
×どうしたことだ
×うまくできない
…ということがあります。
■ ■
学会で偉い先生がやっていた手術を、
自分もやろう
…と思ってやっても、
失敗するこがある
…という先人の教えです。
偉い先生も、
手術方法は毎年変わっています。
懇親会で実際の苦労を話すと、
よりよく手術が理解できます。
学会に参加する意義がそこにあります。
野平久仁彦先生ありがとうございました。
とても勉強になった2日間でした。
“第40回日本美容外科学会(札幌)②”へのコメント
コメントをどうぞ
学会お疲れ様です。
学会に出席されてる先生は
勉強されてるので安心ですが
学会の後に事故が起こることがある。
そうでしたか。
自分のものにするのには
時間がかかりますね。
先生それぞれ、麻酔や糸も違うものだとは
思ってもみませんでした。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。学会に出て勉強している先生は真面目な先生が多いです。新しい手術法を自分のものにするには時間がかかります。患者さんが100人いたら目の状態は200通りあるくらい目の左右差もあります。それを左右対称に治すのは難しいです。みんな苦労しながら改良して手術をしています。
実際のちょっと違うやり方の手術を見られ お酒も召し上がらないのに懇親会にもでて 情報やいろんな話が聞けるのですね。医師だけでなく医療人にも教えたいです。 どうも 勉強会は熱心に行くのですが、お酒をまったく呑まないので懇親会は得意でないようです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。懇親会に参加すると日中の学会では聞けなかったことも気軽に話すことができます。ノンアルコール飲料もありますので慣れたら懇親会にも出席なさることをおすすめします。
学会の出席、お疲れさまでした。参加されただけのことがありましたね。目の手術中継からはじまるなんてさすがお医者様の集まりだと思いました。今日、見たことを参考にこれからの手術に役立てて下さい。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。札幌で学会があるとありがたいです。移動日がないだけでも楽です。来年の日本美容外科学会は東京です。日本形成外科学会は福岡であります。元気なうちは学会に参加して勉強を続けます。学校の勉強は苦手でしたが自分が専門とする形成外科の勉強は楽しいです。台湾から先生がいらして英語で発表していらっしゃいました。
ライブ手術なら、ごまかしが効かないですからね。
学会が札幌だと、精神的にもゆっくり出来ていいですね。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。会場から見られながら手術をするのは大変です。ビデオは編集できますが同時中継はごまかしも修正もできません。札幌で学会があるとありがたいです。