医学講座
医師法違反とは?
医師法違反のエステ脱毛の続きです。
医師法第十七条に、
医師でなければ、医業をなしてはならない。
…という条文があります。
刺青やアートメイク、
脱毛などについて、
細かい規定は医師法にはありません。
刺青やアートメイクは医業ではないと思います。
■ ■
医師法第二条に、
医師になろうとする者は、
医師国家試験に合格し、
厚生労働大臣の免許を受けなければならない。
…と書かれています。
そのためにたくさん勉強して医学部に入学し、
医師国家試験に合格します。
■ ■
私は、
明確な医師法違反は、
にせ医者30年の65歳容疑者
ニセ医者「見よう見まね」で10年間美容整形手術!
こんな事件だと思います。
30年もにせ医者をしていた先生は、
どんな先生だったんだろうと思います。
10年間も美容整形手術をしていて、
被害が無かったのが不思議です。
■ ■
美容関連で被害が多いのが脱毛です。
ローンを組んで脱毛の契約をしたのに予約がぜんぜん取れない
…というのはよく聞きました。
お金を払ったのに倒産もありました。
私から見ると計画倒産です。
こんなことで困っている人はたくさんいると思います。
医師法違反で刺青やアートメイクを逮捕する前に、
もっと取り締まるべきことがあると思います。
“医師法違反とは?”へのコメント
コメントをどうぞ
たくさんの勉強と訓練を
なさって努力して医師免許を取得
したからこその信用もあると
思います。10年間も偽者の医師
として手術ができて被害もない?
そのような事は可能なのでしょうか。
本当に不思議ですね。先生の
おっしゃるように世の中には
もっと規制したり取り締まりを
強化するべきことがたくさん
あると思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。にせ医者が逮捕されなかったのは、菅すが総理が言われる、行政縦割りの弊害の一つだと思います。医師免許を交付するのは厚生労働省、診療所や病院の監査は保健所、医師法違反で逮捕するのは警察です。にせ医者を見つけるられないのはどのこ責任なのかもはっきりしません。アートメイク関連の法律を整備すべきです。
10年、偽美容外科医をしていたのは
記憶に新しいです、
被害があったのにも関わらず
まだ閉ざされた整形という世界で
泣き寝入りした方がいたのでしょうか?
エステでの脱毛が違反とは
私も先生に出会うまでは
知りませんでした。
若い子は特に安い広告に騙され
被害に遭いそうで心配です。
野放しになってるのは、おかしいです。
アートメイクだけが摘発され
納得出来ません。
しっかりと定めて欲しいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。エステの脱毛は違法と通達を出しているのに、首都圏の地下鉄に堂々と永久脱毛の広告を出すのは取り締まるべきです。100円の脱毛もおかしいです。アートメイクをなさっていらした施術者の方たちは私の院長日記にコメントをくださった方のように素敵な方が多いと思います。合法的にアートメイクができるようにしていただきたいです。
医業かの境がよくわかりませんが、全身刺青は傷が沢山つくと思うのですが、、、、
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
お忙しい時期なのにコメントをいただきありがとうございます。医師法には具体的な内容は記載されていません。私も刺青には反対の立場です。消したくなった時のために消える色素で描くならまだいいと思います。人間は後悔する生き物です。
入れ墨、タトゥーは安全面、感染予防とか倫理的な面も大事になるので一定の資格というのは要ると感じますね。眉毛が薄くて、流行とか関係なくオーソドックスに薄く入れるとかなら普通に街中にいるのでわかります。
ただ、街で入れ墨を顔や腕〜手まで入れてる人を街で遭遇した事がありますが、後悔しないのかなって感じる時はありますね。
脱毛サロンについても現行の医師法違反ですが、黙認してる事になりますよね。取締りをするとか、改革して何か国家資格がないと施術が出来ないという制度に変えるとかしないとかしないと駄目かなって気はします。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。入れ墨、刺青、タトゥー、アートメイクなどは身体に針を刺して色素を入れる行為なので医師法違反が問題になったのだと思います。針を刺すだけだったら鍼灸師しんきゅうしという資格があります。ご指摘のように安全面・感染予防・倫理的面で資格が必要だと考えます。