医学講座
第47回日本熱傷学会2021④
今日は2021年10月22日(金)です。
昨日第47回日本熱傷学会2021
…で勉強したことの続きです。
熱傷治療は進歩しました。
40年前には考えられなかったことです。
京都アニメーション放火殺人事件
全身の9割超やけど
死亡率95%超だった青葉真司容疑者(42)が救命されました。
■ ■
救命率が上がったのは、
培養皮膚移植と人工真皮のおかげです。
培養皮膚だけでは限界だったのを、
人工真皮と組み合わせて救命率を上げました。
昔は亡くなった人の皮膚を使うスキンバンクでしたが、
今はスキンバンクが使えなくなっています。
■ ■
私がすごいと思うのが、
大浦武彦先生です。
今から30年以上前に、
スキンバンクではなく、
培養皮膚に着目していました。
大浦先生が開催された
1986年の第29回日本形成外科学会(札幌)で、
Culture and Creative Surgeryをテーマにされました。
培養と創造外科
今日の学会は診療があるので参加できません。
休診日にオンデマンド配信で聴講します。
(写真:読売新聞)
“第47回日本熱傷学会2021④”へのコメント
コメントをどうぞ
大浦先生は先見の明がありますね。
30年以上前なのですものね。
流石です。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。正確には35年前です。ほんとうに大浦武彦先生はすごいと思います。今の熱傷治療を35年前に予言されていました。素晴らしいことです。
生きて欲しい人が亡くなり、、、生きていて欲しくない犯人が助かるなんて悔しいです。
大浦先生は凄いです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。京都アニメの事件でご逝去された方のご遺族には言葉もありません。どんな患者さんでも救命するのが医師としての仕事です。
大浦武彦先生の未来を見ていく
お力は、すばらしいですね。
事件とは別として
9割以上のやけど死亡率95%の
人の救命はすごいと思いました。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。40年間の熱傷治療の進歩は黒電話からスマホに進化したのと同程度です。昔は救命できませんでした。大浦武彦先生はすごいとあらためて思いました。