医学講座
病院は社会にとって、なくてはならないもの
今日は2025年8月28日(木)です。
札幌は昨日よりは涼しいです。
さくらんぼさんの山形は最高気温30℃です。
連日の猛暑で屋外作業は大変です。
お身体に気をつけてください。
昨日の院長日記小児科医・産婦人科医不足が危険水準に、
えりーさんからコメントをいただきました。
■ ■
国立病院も消防や警察などと同じく社会にとって、なくてはならないものだと思うので、
物価高、人手不足、職員の給料等、国にしっかり考えてもらって、
病院がなくならないようにしてほしいと思いました。
おっしゃる通りです。
コロナ禍で病院経営が大変になった時、
コロナ患者さんを引き受けてくれる病院には、
莫大な補助金が出ました。
患者数が激減しても黒字になりました。
■ ■
それがコロナが5類になって一変しました。
潤沢だった補助金が一気にゼロになりました。
そこに物価高、人手不足、最低賃金上昇です。
石狩市が皮膚科を開業してくれる先生に、
2500万円の補助金を提示しています。
2500万円では開業できないと(私は)思います。
■ ■
建築費高騰でテナントで入居するにしても、
内装費だけでも2500万円以上かかると思います。
それにオンライン資格確認の回線や機器など、
よほど資金力がなければ開業できません。
2025年は国が経営する国立の医療センターで看護師さんがストしています。
しかも賃上ではなく、
いい医療を提供するための増員を求めています。
■ ■
こんな状態を冷めた眼で見ている、
若い先生が直美ちょくびになってしまいます。
国によく考えてもらわないと、
日本の医療が崩壊します。
あちこちの病院で給料が払えなくなって、
倒産してからでは遅すぎます。
何とかしてほしいです。
“病院は社会にとって、なくてはならないもの”へのコメント
コメントをどうぞ
2500万円では
開業できないのですか。
補助金では足りませんね。
倒産する前に
何とかして頂きたいです。
直美になる先生の気持ちも
少しはわかってきました。
でも悪魔に魂は
売らないで欲しいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。どんなところで開業するか? …にもよりますが、建築費高騰で内装費だけでかなりかかりそうな気がします。賃貸物件を借りにも、敷金、前家賃、仲介手数料などがかかります。皮膚科で必要な機器や医療器具なども高くなっています。高いのが電子カルテやオンラインシステムの導入です。一番頭が痛いのは人材の確保と人件費や運転資金です。最初はお客さん(患者さん)が来ないですし、健康保険の診療報酬が降り込まれるのが2ヵ月先です。家賃やお給料は収入がなくても払わなくてはいけません。2500万円で開業は不安です。
暑い中でのお仕事は本当に
大変過酷です。
さくらんぼさんお身体に
お気をつけて過ごされてください。
近所のビルに入っている
皮膚科も気がついたら
閉院していました。
人口が減る=病院をなくす
それは違うと思います。
病院がしっかり機能するから
こそ、人が増えて、結果、
国が豊かな方へ向かっていく
ように思いました。
やっぱり国に対策をしっかり
考えてもらいたいと思います。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。厚生労働省は医療費削減ばかりです。まともな医療機関がまじめに診療をしても物価高に追いつけません。コロナで補助金をたくさん出していたのがいきなりゼロになり、大きな病院は軒並み赤字です。何とかしていただきたいです。
¥2500万円では出来ないと思いますがないよりいいと思います。
大学病院に私の脊髄腫瘍を見つけてくださったのは、皮膚科の先生でとても優しい先生でした。
でも何年か前、宮城の利府町に皮膚科を開業されました。
私の市に皮膚科は一軒ありますが毎日いないような先生です。
今もコロナが流行っているのに病院への補助金が無くなるのは、おかしいです。
【札幌美容形成外科@本間賢一です】
コメントをいただきありがとうございます。猛暑お見舞い申し上げます。確かに2500万円もの大金、あると助かります。令和7年度からはじまった石狩市の事業です。大昔になりますが皮膚科の先生から、開業して成功するには場所選びが大切と聞いたことがありました。今は市販薬でも皮膚病に効く薬がありますし、一定の需要が見込まれるところでなければ開業する先生がいないのだと想像します。診療報酬が上がらず医療機関は斜陽産業になりました。