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病院の名称

 横浜市の医療法人が病院名を「よこはま乳腺と胃腸の病院」という名称に変更しようとしたところ、市が「『乳腺』は、医療法の規定では広告できる診療科名と認められていない」として認可しなかったため裁判になりました。最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は2006年12月7日、「医療法の規定は合憲」として棄却する判決を言い渡し病院側の敗訴が確定したという記事が掲載されました。
 医療法にはさまざまな規制があります。以前にも書きましたが、“わきが手術”は×、“腋臭症手術”は○です。女性週刊誌に掲載されている美容外科の広告は大部分が医療法違反です。抜け道として“ビデオのパッケージより”などとビデオの宣伝のように見せかけています。
 病院の名称にはきわめて厳しい規制がありますがエステにはありません。「○○ビューティークリニック、ワキ永久脱毛\19,800」などは、医療機関のように見えますがエステの広告です。やけどでもしない限りエステの摘発はありません。お隣の国、韓国では医師以外がレーザー脱毛をすることは禁止されています。
 また、現在の医療法では医師免許さえあれば麻酔科以外のすべての科目を標榜(看板を出すこと)することができます。私がある日突然、産婦人科になることも合法です。最近は、産婦人科や眼科の先生が美容外科になることも多いそうです。よいクリニックを見わけるのは至難のワザです。

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