医療問題
診療報酬と看護師の待遇
看護師の職位という、
2008年1月12日の院長日記があります。
5年前です。
この四半世紀の間に、
看護師さんの待遇が格段に良くなりました。
給与も増えて…
副院長職の看護師さんもいらっしゃいます。
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私は良いことだと思っています。
大病院になると、数百人単位の看護師さんがいます。
看護部長は数百人の部下を持つトップです。
副院長でも…
理事でも…
当然だと私は思います。
それだけ責任も重いです。
■ ■
看護師の待遇が良くなったのは、
診療報酬改定のためです。
病院に一定以上の看護師が配置されていると、
入院基本料という、
料金がUPします。
つまり、
看護師さんが一定以上いると…
病院の入院費がUPするのです。
■ ■
細かな規定はありますが、
A100一般病棟入院基本料
1. 7対1入院基本料 1566点
4. 15対1入院基本料 945点
病院は一泊2日で入院すると、
2日分の入院基本料がかかります。
7対1だと31,320円
15対1だと18,900円
その差12,420円。
高級ホテルと一般ホテルくらいの差になります。
■ ■
建物や設備は同じでも、
看護師さんの数を増やすと、
収入が飛躍的に増えます。
この診療報酬改定があったため、
どこの大病院も看護師を大量採用しました。
その影響で、
中小の診療所は看護師不足になりました。
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来年は消費税UPがあります。
このままだと倒産する病院が増えます。
診療報酬改定で、
真面目に働いている病院が、
倒産しないようにしていただきたいです。
効果が出るまで何十年もかかる医学部新設より、
頭の良い診療報酬改定を望みます。
“診療報酬と看護師の待遇”へのコメント
コメントをどうぞ
大きな病院で治療を受けると高い訳がわかりました。
調剤薬局を儲けると1000円もアップした事がありました。
これって最悪。
とにかく患者さんに優しい診療報酬改定を切望します。
まったくしりませんでした。看護師の数が診療報酬と関係があるとは、、どこの病院、医院に行っても 看護師募集 の貼り紙があります。