医学講座

埋没法が取れた!

 埋没法が取れた!
 と来院される方がいらっしゃいます。
 糸が取れた!
 糸が外れた!
 糸が切れた!
 『どうしよう、助けてぇ~』
 といらっしゃいます。
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 どんな美容外科で手術を受けても、
 現在、埋没法に使われている糸は、
 厚生労働省が認可した、
 ナイロン糸という糸です。
 かなり細い糸ですが、
 簡単に切れたりはしません。
 以前は、
 初心者の先生が手術をして、
 結び目がほどけたような例もありましたが、
 最近はめったにありません。
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 埋没法は糸で二重のクセをつける手術です。
 糸で皮膚を内側へ引っぱって、
 二重のラインを作ります。
 最初は糸が真皮(しんぴ)という、
 皮膚の下にいて強く引っぱっています。
 ラインがくっきり見える時期です。
 そのうちに、
 皮膚の下の眼輪筋(がんりんきん)という、
 筋肉の中に結び目が入ります。
 ちょうど落ち着いてラインが安定する頃です。
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 糸の周囲には瘢痕(はんこん)という、
 線維性の被膜(ひまく)ができます。
 この瘢痕(はんこん)でできた被膜(ひまく)が
 糸の代わりに皮膚を引っぱるようになります。
 瘢痕(はんこん)は自分自身の組織ですから、
 糸のように切れたり溶けたりしません。
 ですから、埋没法で手術をしても、
 生まれつきの二重と同じ構造が、
 半永久的にできるのです。
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 糸が外れるというのは、
 もともと埋没法には向いていない目の方です。
 糸も瘢痕(はんこん)も
 とても細いので、
 まぶたが重い方だと、
 皮膚を引っぱりきれなくなります。
 それが糸が取れた状態です。
 糸で引っぱっていた
 糸と皮膚との接合部が取れることです。
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 アイプチやメザイクは、
 糊で皮膚と皮膚をくっつけて、
 二重のラインを作ります。
 洗顔して糊が取れると、
 ラインも消失します。
 これと、
 糸が取れたのはちょっと違います。
 大部分の方は、
 糸はしっかり残っています。
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 埋没法に向かない目は、
 眼瞼下垂症の目。
 筋肉や脂肪が厚い目。
 アレルギーで痒くなる目。
 などさまざまです。
 札幌美容形成外科では、
 埋没法で取れた方を、
 たくさん手術しています。
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 埋没法をする前の目を見せていただくと、
 眼瞼下垂症だった方がたくさんいらっしゃいます。
 全切開で大きなキズがあるのに、
 二重のラインができなかった方もいらっしゃいました。
 他院で埋没法を受けていると、
 その糸を捜して取るのも大変です。
 眼瞼下垂症手術は保険診療の手術なので、
 糸を外しても、
 脂肪を取っても、
 追加料金はいただけません。
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 手術が終わって、
 黒目がしっかり出るようになって、
 ものが見やすくなって、
 肩こりもなおって、
 よかったね!
 と喜んでいただけるのが、
 私の唯一の楽しみであり、
 生きがいでもあります。
 埋没法が取れてしまった方は、
 手術前の目をもう一度確かめてください。

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