昔の記憶
医学部合格への道
医師や弁護士だけが良い職業だとは思いません。
納棺師も葬祭業も立派な職業です。
果樹園や酪農業も立派な職業です。
どんな職業でも、その道の苦労があります。
苦労しなくては、よい製品はできません。
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楽で儲かりそうだから…とお考えの人には、
医師も弁護士もつとまらないと思います。
私が尊敬する、
弁護士の高橋智(さとる)先生も、
毎日、早朝から深夜まで、
お仕事をなさっていらっしゃいます。
司法試験に合格するまで、
北大法学部の給湯室で
朝から夜まで勉強されました。
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国公立大学の医学部は難関です。
合格するには、
他人が遊んでいる間も…
勉強するという努力が必要です。
私はたくさんの先生に助けていただき、
医学部に合格することができました。
何十年たっても
感謝の気持ちを忘れたことはありません。
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私は小学校→中学校と、
一番になったことはありませんが、
美唄、夕張という炭鉱街の学校で、
成績はそこそこよい方に入っていました。
ところが…
札幌西高校へ入学して、
一気に順位は低下しました。
世の中には
頭が良い人がいるものだなぁ…
とつくづく思いました。
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夕張から札幌へ来て、
勉強をサボったのではありません。
毎日、高校で習ったことを復習して、
次の日の予習をするだけで、
夜遅くまでかかりました。
部活をする余裕もありませんでした。
高校へ入学した頃は、
自分一人で勉強をしていました。
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私の成績が少しずつ上昇しだしたのは、
高校2年生の頃でした。
仲の良い友人(男子)から、
勉強法を教えてもらいました。
国語が苦手だったので、
国語が優秀な友人に聞きました。
本間、本を読め。
本間、新聞を読め。
本と新聞を読む習慣は、
この友人に教えてもらいました。
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私が何とか…
医学部の合格圏内に近づけたのは、
予備校の講習で、
生物の矢野雋輔先生の講義を
お聞きしてからでした。
自分が講義をする立場になってからは、
少しでも矢野先生のように…
学生さんに夢と希望を語るような、
印象に残る講義を心がけています。
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私が知っている人で、
医師を目指していた人がいました。
彼はとても性格のよい青年でした。
ただ、何年受験しても合格できませんでした。
しまいには、日本の医学部は難しいので、
外国へ行って医師免許を取ると言っていました。
彼が医師になったかどうかはわかりません。
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一部の頭のデキが違う人は、
塾にも予備校にも行かずに、
難関の大学に現役合格ができます。
でも…
私のように凡人の頭では、
勉強の仕方
入試の傾向と対策
面接の極意
などを予備校の優秀な先生に教えてもらうのが、
医学部合格への道です。