医学講座

働きながら博士(医学)になる

 今日は2019年11月10日(日)です。
 札幌の天気は晴れです。
 11月としてはいい天気で、
 それほど寒くもありません。
 楽らく自転車通勤でした。
 昔のことを思い出しています。
      ■         ■
 博士看護学への思い
 …の続きです。
 私が博士(医学)の学位をいただいたのは…
 大学院へ進学しないで
 働きながら研究をして
 論文を書いて審査していただき…
 合格すると学位記がいただけるという制度でした。
 働きながら学ぶ定時制高校のようです。

 この論文博士で学位記をいただいた先生が、
 市立札幌病院には何人もいました。
      ■         ■
 大学に通って、
 論文を書いて博士薬学
 …を取得された薬剤師さんもいらっしゃいました。
 優秀な薬剤師さんでした。
 私が知っている先生は、
 市立札幌病院に在籍中に北大で研究をされ、
 その後、北大医学部の教授に就任されました。
 とても立派な先生です。
 私は論文博士というのは、
 いい制度だと思います。
      ■         ■
 外科系の臨床医の場合、
 大学院で基礎的な研究をしていると、
 どうしても手術などの臨床面で同期よりも遅れます。
 私たち外科医は、
 どれだけ優秀な先輩について、
 どれかたくさんの手術をしたか?
 …で外科医としての腕が決まります
 博士医学と医師としての腕はまったく関係ありません。
      ■         ■
 ある程度臨床をしていると、
 いろいろな疑問が出てきます。
 その疑問を確かめるために、
 私は解剖学教室で研究をしました
 臨床に通じる研究で、
 英文論文を書きました。
 働きながら研究をするのは難しいですが、
 臨床医にはいいことだと思います。

“働きながら博士(医学)になる”へのコメントを見る

TEL 011-231-6666ご相談ご予約このページのトップへ