医学講座
美容整形と写真②
これから運転免許証の更新、
パスポートの取得を、
考えていらっしゃる方への、
美容外科医としてのアドバイスです。
整形したことは、
誰にも知られたくないですね。
本人確認で…
運転免許証を提示する度に…
『写真』と『実物』が違うのは…
イヤなものです。
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『先生!明日免許の更新なので…』
『二重にしてくださ~ぃ…』
という方はさすがにいらっしゃいません。
『先生!来年、パスポートの更新なので…』
『また、10年使うから…』
『その前に、目を治してください…』
という方はいらっしゃいました。
とても素敵な女性です。
私より、ずっと年上ですが、
いつもお元気で、
私が元気をいただいています。
正直に申し上げて、
実際の年齢より、15歳は若く見えます。
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古い免許証やパスポートを見ると、
明らかに今とは違います。
そこには、
5年前とか
10年前の
『自分』がいます。
タイムマシンで戻ることはできませんが、
年齢とともに下がった‘まぶた’を、
手術で引き上げることはできます。
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皮膚を大きく切除する手術でしたら、
回復するまでに…
数ヵ月を要することもあります。
ですから、
免許やパスポートの更新の
半年前には決意して…
スケジュールを調整する必要があります。
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最近、札幌美容形成外科では、
かなり年輩の方でも、
約1㎝程度の小さな切開で、
眼瞼下垂症を手術しています。
これですと、
最短一ヵ月程度で…
写真で目立たない程度にできます。
皮膚が余っていない方は、
こちらの方法をおすすめしてます。
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学生証にも写真を貼ります。
この写真を可愛い写真にするには、
少なくとも3月の卒業式の日とか、
浪人中の方は…
入学試験が終わった直後に、
‘お直し’をすることをおすすめします。
AO入試や推薦入学で、
早めに合格が決まった方は、
ヒマなうちにお直しをするのも‘手’です。
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二重埋没法でしたら、
最低一週間が必要です。
手術をする前から、
アイプチやお化粧で、
出来上がりの‘顔’を作っておき、
周囲の人に、
素顔を忘れてもらうようにします。
上手にお化粧ができるように、
メイクの練習をすることもポイントです。
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顔を変える手術ですから、
一番大切なのは、
本人の気構えです。
‘私はキレイになってやる!’
という意気込みが必要です。
若い方も年輩の方も…
前向きで明るい性格の方が
‘美容整形’に向いています。
一度キレイになると、
キレイになった喜びや
キレイであることの数々の特権がわかります。
そういう方が、いつまでもお若く美しいのです。