医学講座
自分のにおい
においを変換しようとすると、
匂い→良いにおい。→香り。
花の匂い。香水の匂い。
ふるさとの匂い。
生活の匂い。
臭い→悪いにおい。→臭気。
汚水の臭い。
不正の臭い。
嫌な臭い。
といった用例が出てきます。
■ ■
よいにおいは気分がよいものです。
朝、エレベーターに乗った時に…
前の方の、
良い香りが残っていると、
‘ラッキー!’と朝から気分がよいものです。
逆に、
悪臭が残っていると…
‘やられたぁ~’
‘最悪!’
‘ついてねぇ~’
となります。
■ ■
自分が発する‘におい’には…
責任があります。
ところが…
残念なことに、
自分の‘におい’ほどわからないのです。
札幌美容形成外科には、
たくさんのワキガの患者さんがみえます。
診察の日には、
制汗剤や香水はつけないでいらしてください。
と必ずお願いしています。
■ ■
中にはとんでもない臭いの方が…
いらっしゃいます。
男性でも女性でもです。
そんな方に限って!
『私は臭いよりも、汗が気になります』
『家族には指摘されますが…』
『自分では気になりません』
この、自分で気にならない臭いが、
悪臭の原因になります。
■ ■
混んでいる地下鉄などで、
においが強い香水をつけている方が…
お隣にいらっしゃると…
思わず、避けてしまいます。
海外へ行くと…
西洋人は、
東洋人よりも…
においが強い香水をつけます。
■ ■
自分でつけた香水のにおいは、
しばらくすると鼻が慣れてしまい、
自分ではわからなくなります。
ワキガの臭いも同じで、
自分の臭いに慣れてしまうと、
自分ではわかりにくくなるのです。
白いシャツがすぐに黄色くなる方。
耳垢がベトベトしている方は、
ワキの臭いに気をつけてください。
私も、
オッサン臭くないように気をつけています。