医学講座
第5回国際美容外科学会④
学会は昨日で終了しましたが、
今日は、西新宿の神奈川クリニックで、
ライブサージェーリーがありました。
中国や韓国の学会では、
ライブサージェリーが盛んです。
手術を実際に見学して、
その場で討論をするやり方です。
とても勉強になりますが、
実施するのはとても大変なことです。
■ ■
まず、患者さんに、
協力していただかなくてはできません。
大勢の前に出てもよい。
‘実験台?’になってもよい。
という方を見つけるのが大変です。
術者と患者さんの、
強い信頼関係がなければ実現できません。
手術室には、
大勢は入れないので、
隣室でビデオで見学しました。
■ ■
今日の最初のライブサージェリーは、
名古屋の鶴舞公園クリニックの
深谷先生でした。
深谷先生は、
糸を使った若返り手術がお得意です。
元は国立病院で
アトピー性皮膚炎などを治療していた
皮膚科の先生でした。
■ ■
深谷先生の患者さんは、
先生のクリニックの職員の方でした。
年齢を聞いた会場の先生から、
『若い!』
と感嘆の声が上がりました。
実際の年齢よりも、
10歳以上、若く見える方でした。
この方は、
先生の患者さんでもあり、
すでに糸の手術を受けていらっしゃったので、
若く見えたのだと思います。
■ ■
深谷先生は、
昨日も発表されました。
驚いたことに、
日本語、
英語、
ロシア語、
の3ヵ国語で発表されました。
もちろん、
発表資料(パワーポイントというPC)の画像も、
言葉も3ヵ国語でした。
録音とか通訳以外で、
3ヵ国語を聴いたのははじめてでした。
■ ■
ロシア語で発表なさったのは、
座長をなさっていた、
APTOSの発明者である、
スラマニーチェ先生が、
ロシア人だからです。
ロシア語が出て、
感激していらっしゃいました。
今日のライブサージェリーでも、
スラマニーチェ先生から
適切なコメントがありました。
■ ■
午後のライブサージェリーでは、
高須克弥先生の、
ランチタイムにできる若返り手術
がありました。
高須先生が、
昨年11月に自ら受けられた手術です。
耳の前を少し切って、
たるんだ皮膚を引き上げる手術でした。
会場のペルー人の先生が、
ランチタイムより短い時間でできるので、
コーヒーブレイクでできる手術?
と名前を変えたら?
と言われるほど、手早い手術でした。
■ ■
高須先生の患者さんも、
長年のお付き合いがある方とお見受けしました。
実年齢は不詳ですが、
20歳近く若く見えるとのことでした。
中国や韓国の先生が、
熱心に聴いて質問していました。
患者さんが、
会場にいらしてくださり、
実際にキズを見せてくださいました。
高須先生との強い信頼関係を感じました。
■ ■
他に、神奈川クリニックの、
伊澤先生と峰岸先生の手術がありました。
神奈川クリニックのご協力で、
ライブサージェリーが実現できました。
院長の山子先生、
会場や食事、
コーヒーや飲みものまで
準備してくださった、
神奈川クリニックのスタッフの皆様に、
心から感謝いたします。
とても有意義な3日間でした。