院長の休日
お金と夫婦げんか
今日は勤労感謝の日です。
今朝、平成20年11月23日の北海道新聞に
次の記事が掲載されていました。
不況風 夫婦仲冷やす?
けんか20年前より増加
「お金」が原因35.5%
博報堂生活総合研究所の
サラリーマン夫婦を対象とした
調査によると、
夫婦げんかを
「よくする」「ときどきする」との回答が、
二十年前と比べて13.7㌽増えて
51.3%に上ったことが分かった。
■ ■
原因は
「お金のこと」の伸びが最も大きく、
8.1㌽増の35.5%だった。
調査は十年おきで、
11月22日の「いい夫婦の日」に
ちなんでまとめた。
バブル期の1988年、
金融機関の破たんが
相次いだ1998年でも
「お金のこと」は27%台だった。
■ ■
同研究所は
「原材料高による相次ぐ値上げや、
年金問題の噴出が夫婦仲にも影響したようだ」
と分析している。
夫婦の話題も「日々の家計のこと」が
32.3%と10.0㌽増加。
一方で「将来の夢」は11.7㌽減った。
「不況を反映してか、
日々の生活で精いっぱいで
未来のことを話し合う余裕が
なくなった夫婦像がうかがえる」(同研究所)という。
■ ■
また充実させたい時間について
「夫婦一緒の時間」と答えた夫が
8.7㌽増えて39.3%だったが、
妻は9.0㌽減の26.2%。
妻と一緒にいたい夫、
夫と距離を置きたい妻―
と夫婦のすれちがいも強まった。
調査は今年6-7月に、
東京、埼玉、千葉、神奈川の
一都三県の妻の年齢が20-59歳で、
夫婦が同居、
夫がサラリーマンの世帯を対象に実施、
600組が回答した。
(以上、北海道新聞より引用)
■ ■
昨日に引き続き、夫婦仲のお話しです。
本間家でも、
お金がなくなると…
些細(ささい)なことでよく喧嘩になりました。
え~っ?
お医者さんの家でお金がない??
なんてことがあるの???
と思われる方も多いと思います。
私も、医師になればお金には困らない…
と安易に考えていました。
■ ■
新婚で夫婦二人の時は、
研修医の給与でも、
それなりに満足できる生活でした。
子どもが生まれて…
家を建てて、
住宅ローンを抱えて…
生活が変わりました。
ちょっと素敵な家を建てたのはいいが…
お父さん(私)は家では寝ることができず、
当直のアルバイトに行き、
病院の当直室に泊まっていました。
■ ■
私は、贅沢はしない人間ですし、
すすきのに飲みに行くこともしませんでした。
本間家で大きかったのは、
住宅ローンと
子どもの教育費でした。
ギリギリの生活をしていたので、
ちょっと予定外の出費があると、
すぐにお金がなくなりました。
■ ■
外食をすることもできないので、
私の実家へ行って、
よく晩ご飯を食べさせてもらいました。
実にありがたかったです。
びっくりどんきーへ行って
390円のレギュラーバーグディッシュを食べるのが
楽しみであり、贅沢でした。
今から思うと、
楽しい想い出の一つですが、
当時はお金がなくて切実でした。
景気が良くなって、
夫婦仲も円満になり、
社会も明るくなるといいですね。