医学講座
韓国の美容外科
TVでもよく紹介されているように、
韓国では美容外科が盛んです。
美容外科の手術手技は、
日本から‘輸出’されたものが多く、
日本人が発表した論文が引用されています。
ところが…
最近は韓国から日本に‘輸入’される、
手術手技がたくさんあります。
私が行っている目頭切開法もそうです。
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日本人と韓国人は、
とてもよく似ています。
言葉をはなさなければ、
お互いにわからないくらいです。
ですから、
韓国の美容外科は、
日本人にすぐに応用しても、
問題がありません。
■ ■
韓国の先生の中には、
日本に留学して、
日本で医学博士の学位を
取得した先生もいらっしゃいます。
韓国の先生は、
礼儀正しく、
勤勉で、
正直な先生が多く、
私が韓国へ行くのも、
学会で親しくなった先生が、
招待してくださったからです。
■ ■
最近の韓国の先生の
ご発表をお聴きすると…
韓国の美容外科の流れが
変わってきていることに気付きます。
日本では、
どちらかというと…
派手な二重や
くっきりとした平行型二重を
ご希望になる、
若い方がいらっしゃいます。
■ ■
私は、自然な二重や
バレない程度の変化が好きです。
あまりバレバレの整形顔は、
お断りすることもありました。
今回の国際学会で、
大韓美容外科学会会長の
Lim Jong-Hak先生が発表された
Medial and Lateral Canthoplasty
切れ長な眼のつくりかた
をお聴きすると…
韓国では、いままで以上に、
より自然な美しさを求める傾向にあるようです。
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韓国で発表する学会の資料を作っています。
私が行っている、
手術用顕微鏡を使った、
美容整形手術は、
韓国では、まだ普及していないようです。
この手術は、
北大形成外科の先輩である、
蘇春堂(そしゅんどう)形成外科の
新冨芳尚(しんとみよしひさ)先生が
はじめられました。
日本の技術を‘輸出’できて、
韓国でも普及してくれたらよいと思っています。