院長の休日
奥様粗末に扱ってませんか
平成21年9月27日、朝日新聞朝刊、
ひとときへの投稿です。
奥様粗末に扱ってませんか
世の中高年のご主人様方に申し上げます。あなた方は、奥様をあまりに粗末に扱ってはおられませんか。
まだお互いが独身のころ、意中の彼女のハートを射止めんとなさっていた折は、羽を広げたクジャクよろしく、愛や理想を語っていらっしゃいましたよね。
ところが結婚を境にどうでしょうか、その変わりようは。あなた方が家族を養うため、外で懸命に働いていらっしゃるのはよく理解しております。納期に追われ、上司に叱責(しっせき)され、取引先のクレームに平身低頭。本当に大きなストレスを抱えつつも、毎日、ご出勤になっている。誠に頭が下がります。
しかしながら、だからといって奥様に対し、無関心で無遠慮な振る舞いをなさるのはいかがかと存じます。いまだに封建時代のような思想を捨てきれない男性の何と多いこと。
一生、あなた様に連れ添う覚悟で結婚し、支えて下さっている女性に感謝なさっていますか。下着を別に洗われる、とお嘆きのご主人様。当然の報いでございます。いま一度、ご自省なさいませ。
奥様を大切になさっているご主人のご家族は円満で、お子様たちもたいそうお幸せです。あなた様のご家族が、かくありますよう、心からお祈り申しております。
(兵庫県姫路市_高馬(こうま)元美_英会話講師46歳)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
昨日は出張帰りで忙しく、
朝刊をゆっくりと読む時間がありませんでした。
ひとときは、
毎日、楽しみに読むのですが、
昨日は読みませんでした。
夜、私がPCでメールのご返事を書いていると…
家内が、優しく、
時間があったら
今日のひとときを読んで。
と先に寝てしまいました。
■ ■
なるほど…
確かに粗末に扱ってますねぇ…
反論させていただくと、
お互いに独身の頃は…
こちらが羽を広げたクジャクでしたら…
そちらは可憐(かれん)な小花のように…
おとなしく、つつましくなさっていましたね。
昔は…
お若く、美しく、おとなしそうに見えましたねぇ。
■ ■
お医者様のお仕事は大変ですね…
なんて…
宮内庁御用達のようなお言葉で、
言ってくださったのは…
はるか昔ですねぇ。
どんなご家庭でも…
結婚して何十年も経てば…
同じようなもの…?
ではありませんか?
■ ■
この不景気な時代に、
極小企業クリニックの経営は大変ですょ。
患者さんからの細かいご要望にお応えして、
たまには厳しいクレームをいただいて落ち込み…
日々手術をして、
従業員の雇用を守るのは大変なことです。
この院長日記も
一日も休まずに苦労して続けています。
たまに院長婦人の日記
を書いてほしいと思います。
■ ■
今日は奥様から、
日記のネタをいただいたので、
粗末に扱っていないか?
よく反省してみます…。
私は…
決していい夫ではありません。
自覚していますょ。
■ ■
私は…
自分の仕事には責任を持って、
決していい加減な手術や治療はしません。
仕事でクタクタになります。
その分…
家では、
いい加減な夫なので、
奥様から、
言われるのだと思います。
家でも無理していい夫ぶっていると、
疲れて死んでしまうと思います。
これが私の本音です。