院長の休日
洋数字と漢数字、どう使い分け?
平成27年4月17日、朝日新聞朝刊の記事です。
(Re:お答えします)洋数字と漢数字、どう使い分け?
紙面を見ると、算用数字と漢数字が混在しています。どういう基準で使い分けているのでしょうか。
(大阪府 無職女性 74歳)
■原則は「洋」変化しない数字は「漢」
現在、朝日新聞の数字の表記は洋数字(算用数字)を原則としています。漢数字との使い分けは、非常に大ざっぱに言うと「数量など変化するものは洋数字、変わらないものは漢数字」で、縦書きも横書きも同様です。
日付は「1日、2日、……」と変わり得るので洋数字です。一方「一日中忙しかった」は「二日中~」などとは言わないので漢数字で、他にも「一匹おおかみ」「一を聞いて十を知る」など、慣用句やことわざに出てくる数字は漢数字を使います。
ただし、変わり得る場合も漢数字のものがあります。囲碁、将棋の段位や歌舞伎、落語など古典芸能の「四代目中村鴈治郎」などです。「一つ、二つ」など「つ」を付ける場合も漢数字です。2001年に洋数字化した当初は「1つ、2つ」も認めたのですが「違和感がある」との声があり、漢数字に統一しました。
使い分けの例を幾つか挙げてみます。「一人前の職人」は慣用句で変わらないので漢数字、「1人前の料理」は「2人前、3人前、……」もあるので洋数字です。「群衆の一人が話した」は人数が問題なのではなく「群衆の中の、とある人」という意味なので漢数字、「家族4人のうちの1人が話した」は「4人のうち何人話したか」が問題なので洋数字です。
他の新聞の多くも洋数字中心の表記になっていますが、漢数字から移行した時期は毎日が1996年、読売が2005年などと違いがありました。
(用語幹事補佐・八尋正史)
(以上、朝日新聞より引用)
■ ■
なるほど理解できました。
やはり日本語は難しいです。
「一日中忙しかった」は
「二日中~」などとは言わないので漢数字
…はよくわかります。
「一匹おおかみ」
「一を聞いて十を知る」
…もなるほどです。
■ ■
「群衆の一人が話した」は
人数が問題なのではなく
「群衆の中の、とある人」という意味なので漢数字、
「家族4人のうちの1人が話した」は
「4人のうち何人話したか」が問題なので洋数字です。
この辺になるとあやしくなります。
院長日記を書く時にも迷うことがあります。
■ ■
小田島先生に国語を習ったので、
恥ずかしくないように、
できるだけ正しい日本語を使おうと思います。
若い人にも、
もっと新聞を読んで欲しいです。
日本語を好きになって、
正しい日本語を話したいです。