院長の休日

日本語は難しい

 ×とんでもありません
 2006年11月29日の院長日記です。
 とんでもありません
 とんでもございません
は、
 正しい日本語ではないという北海道新聞の記事を紹介しています。
 とんでもないことですが正しい使い方だというのが、
 2006年11月の結論でした。
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 今日、あらためて検索してみたところ、
 NHK放送分化研究所のHPに次のように書いてありました。
 とんでもない」→「とんでもございません」という言い方は?
 回答「とんでもございません」という言い方は今や広く使われていますが、「伝統的語法ではない」と強い抵抗感を示す人もいます。放送では本来の使い方をよく認識したうえで安易な使用は避けたほうがよいでしょう。
 解説「とんでもない」の「ない」は、「だらしない」「みっともない」などの「ない」と同じで、現代語では形容詞の一部として一語化されている語です。つまり、「~ない」までを全部含めてひとつのことばです。例えば、否定の助動詞の「ない」を使った「自信がない」を「自信がございません」などと言いかえる語法とは基本的に違います。したがって、「とんでもない」の「~ない」の部分だけを言いかえた形の「とんでもございません」「とんでもありません」という言い方は「伝統的な語法ではない」とされています。
 ただ、このような言い方は慣用的な表現として広がり一般化が進んでいます。国語辞書の中には一語化した形容詞だが「みっともない」などとは違って、「とんでもありません」「とんでもございません」の形でも使う(『明鏡国語辞典』大修館書店)<相手のことばを強く否定して(中略)「とんでもありません」「とんでもございません」の形で使う>(*『広辞苑 第6版』岩波書店)と記しているものもあります。(*『広辞苑 第5版』には、この記述はない。)
 文化庁の文化審議会も平成19(2007)年2月に文部科学大臣に答申した「敬語の指針」(「第3章 敬語の具体的な使い方」)の中で「とんでもございません」について次のような解説を記し容認する方向を打ち出しています。「『とんでもございません』(『とんでもありません』)は、相手からの褒めや賞賛などを軽く打ち消すときの表現であり、現在では、こうした状況で使うことは問題がないと考えられる」
 (『NHKことばのハンドブック 第2版』p.148、p.57参照)

 (以上、NHKホームページより引用)
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 つくづく日本語は難しいと思います。
 私など、
 若者言葉も好きですし、
 北海道弁まる出しです。
 この院長日記の中では、
 まじるんるんご機嫌丸
 …という
 100万ドルの笑顔
 …に書いた言葉が一番気に入っています。

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