医学講座
第103回日本美容外科学会(JSAS)東京②
昨夜の懇親会では高須克弥先生と握手ができました。
高須先生の手は、
力強く優しい手でした。
私も見習いたいと思います。
ご子息の高須幹弥先生とは会場でお会いしました。
朝早くから、
しっかり講演を聴いていらっしゃいました。
親子ともまじめな先生です。
■ ■
学会長の相川先生のご挨拶がありました。
相川先生は2年前から経営に専従され、
ご自身は手術をなさらないそうです。
懇親会には、
衆議院議員、
参議院議員の先生もいらしてました。
経営者になるには、
政治家とも親しくないとだめなようです。
■ ■
学会を聞いて感じたことです。
日本でも、
韓国でも、
ヒアルロン酸など、
フィラーと呼ばれる注入剤で、
鼻や顔が壊死になる患者さんがいます。
■ ■
顔面の血管解剖を知らない先生が、
不用意に注射すると事故になります。
顔面動脈に間違って注入した場合に、
どこの範囲が詰まって壊死になるか?
ここは注意しなくてはいけない
…という内容の発表がありました。
形成外科医で、
顔面の局所皮弁や血管吻合、
顔面神経麻痺の手術をした医師だったら、
よくわかっていることなのにと思って聞いていました。
■ ■
最近のヒアルロン酸の注射方法が、
昔と違って深い層に注射するのも、
血管閉塞による壊死が起こる原因だと感じました。
美しくなるためのヒアルロン酸で、
鼻や顔が壊死になったら大変です。
訴訟にならないためにも、
しっかり解剖学を勉強する必要があります。